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十三夜・十五夜

皆様、こんばんは
9月とはいえまだ残暑が厳しいですね。

月祭りの夜
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月に向かって
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今日21日から約10日間、八重山・沖縄の旅に出ます。
この時期の八重山・沖縄行きはもう十数年続いています。
台風シーズンでもあるので、そこは博打ではありますが、過去に一度石垣島で足止めを食らったことがあるくらいでわりと幸運に恵まれています。
石垣島や沖縄本島でライブをやりながらの旅ですが、旧暦8月の十三夜に開催される石垣島の「とばらーま大会」を見ることが大きな楽しみの一つです。
今年は、9月23日の日曜日です。
何事もなければ、市役所近くの新栄公園の野外ステージで開催されますが、雨天等の場合は市民会館で開催されます。
シテュエーションとしては、十三夜の月の下、野外でというのが最高ですが、今年はつい先日通り過ぎていった台風12号の影響がどう出るか、ちと心配ではあります。
野外の準備ができない場合も市民会館開催になりますから。
とばらーまというのは、ご存知かもしれませんが、八重山民謡のなかで最も美しく、なおかつ最も難しいとされる曲です。
この1曲を予選会を勝ち抜いた20数名の唄者が唄い順位を競うわけです。
とばらーまはもちろん正調がありますが、地区や唄者によって微妙にメロディが異なり、また歌詞は創作もOKなので、自分の想いで唄うことができます。
いうなればブルースのようなものと、小生は勝手に理解しています。
ただ、曲を貫くテーマがあって、それは、届かない想い、あって欲しいのに無いことへのはかなさ、ブラジル音楽でよく出てくるサウダーヂに極めて近いものと思われます。
創作の歌詞もこれにそって創られるようです。
歌詞の部も順位を競います。
島分け等を経てきた八重山の歴史が底流にあるのでしょう。
1曲だけを唄者が違うとはいえ2時間近くも聴くのは大変かなあと思われるかもしれませんが、何故か引き込まれてしまうのです。
最近は、本土からの参加者も多く、去年はゲスト参加者がチュニジアの方で、民族衣装を着て唄い、これがまた感動的だったし、結構、広域化しています。
聞き手は出演者の親戚縁者、友人や、また何よりとばらーまの難しさや意味を十分理解している島の人達が多いので、その反応自体に唸らされる部分もあります。
十五夜ではなく、十三夜に開催されるというのは、「月ぬ美しゃ」の歌詞にあるように、月が美しいのはまん丸の十五夜ではなく、それに至るほんのちょっと前の十三夜という、月を暦の中心として考えてきた、―それは、海が島人にとって道であるゆえに月の満ち欠けと潮の関係を重視していたのでしょう―八重山独特の美学があるのでしょうか。
この歌詞の続きは、女性が美しいのは・・・・・・・・と続いていくのですが、女性陣に怒られそうな歌詞でもあります。
できれば、一杯飲みながら野外で鑑賞したいものです。
十五夜は鳩間島のU家で恒例の月祭りということになると思います。
これは家庭行事で、天気がよければ銀色に輝いているような月明かりの下で月を話題に質素な宴席を囲むものであります。
鳩間島の月は特に美しく、洋上に月の道が見えます。
沖縄本島でのライブも今回は「あさと御殿」というそば屋での初のライブもあって楽しみです。
沖縄では変哲のない食堂やそば屋や居酒屋で当たり前のようにライブが行なわれていて、結構うらやましかったりするのです。
帰ってきましたらまたご報告したいと思います。
ではでは


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2007年09月21日 00:48に投稿されたエントリーのページです。

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