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2018・スリランカの旅 第2章 2/25 (日) ゴール 

第2章 2/25(日) ゴール

今日は、南部の海辺の街、ゴールへ移動する。
明日はまた戻ってきて高地のキャンディへ移動するという少々強硬な日程なのだが、海辺の街ニゴンボと、やはり海辺だが歴史地区のあるゴールも見てみたい、そしてゴールまで海辺を走っていく鉄道に乗ってみたいというのがあった。

コロンボフォート駅まで、バスだとバス停までトゥクトゥクを使ったりとか色々と面倒なので、明日から同行する予定のツーリストカーのドライバー氏にタクシーとして来てもらうことにした。
明日の待ち合わせとかの打ち合わせもできるし。
旅の始まりでツーリストカーの手配という肝心なところを日本語で交渉で来たというのは、結構細かな交渉になっただけにとても楽だった。
このゲストハウスは、何だか日本の民宿にいるような気分で楽な滞在だった。
今日で日本語は終わり。

列車は10時30分発予定だが、チケットを買ったりするので少し早めの8時には出発。
これから数日間付き合ってもらうドライバー氏は、スッフン氏。
物静かで紳士的な人だ。
ホンダ製の車は、中国製だというハイウェイを快適に走って9時頃にはコロンボフォート駅に到着した。
バスもハイウェイを通るが、降りてから渋滞するらしい。
確かに道路は混んでいる。
バスやトラック等の大型車を除いて走っている車の9割以上は日本車だ。

明日も列車でコロンボフォート駅に戻ってくる予定なので、明日の駅での待ち合わせ場所を決めておく。
ゴールまでの2ndクラスのチケットを買って5番線で待つ。座席指定ではないから席取り合戦になる筈だ。
トイレを見つけて、とにかく済ませておく。
一人旅は移動中のトイレをどうするかということが大きい問題だから、できるときに済ませておくことが肝心だ。

コロンボフォート駅
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昔は日本でもみんなこういう切符だった。
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他の列車を見ているとわりと時間通りに来ているようではあるが、目的の列車は発車時刻になっても入線もしてこない。
例によってアナウンスもないし客も平然としている。
席を取るためには素早く乗ることが肝心だが、どこに2ndあるいは3rdシートが停まるか分からないので待つ場所はばくちなのだ。

10時40分頃やっと入線。運良く海側であろう進行方向右側に席が取れた。
しかし、動かない。電気も止まっているから扇風機も動かず、ひたすら暑い。

11時頃ようやく発車。
窓もドアも全開だ。ドアもだよ!!!
車内は混んでおり2ndクラスにも立つ客多数。3rdクラスは更に混んでいることだろう。
程なくして右手に海が見えてきた。

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このあたりから海辺側の民家と陸側の民家の軒をかすめるようにして走っていく。
民家はバハカゥンと言うにふさわしいみすぼらしい建物、半裸の人々、窓から手が届いてしまいそうな洗濯物、駅に同化してしまった家、牛、犬、ヤギ、ブタ等々。
線路は生活道路として使われているらしく、列車は人々の生活の真っただ中を走っていく。
そして時折砂浜まで数メートルしか離れていない場所を走る。
波に侵食されないのか心配してしまう。

この路線は噂にたがわず、素晴らしい景色と生活の景色の連続で、日本ではまずあり得ない場所を走っている。
民家の間を縫って走っていたと思ったら、リゾート地に景色は変わる。
ラグーンの真ん中を突っ切ったりと景色を見ていて飽きることはない。
出発時間は遅れたが、一応急行なので走り出すと駅をとばして早い。
速度もわりと出ているようだ。その上揺れまくり。
途中、激しいスコールに遭遇。さすがに全開の窓も閉じるが、この開閉は地元の慣れた人間でなければ難しい。
約2時間20分でゴール到着。
興味深い車窓の連続であっという間に時間が過ぎた。
乗ってよかった。

機関車
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ゴール駅
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ゴール駅到着後、今日宿泊するアパートメントのオーナー、Dam氏へ電話する。
つながるかどうか少し不安はあったが、ちゃんとつながり、車で迎えに来てくれた。
アパートメントは民家でホテルの観を呈していないので、トゥクトゥクや徒歩で見つけるのはとても難しい。
リスボンでとても苦労した思い出がある。

Dam氏は落ち着いた年配の男性で、どこかネパールのポカラのフムラジさんに雰囲気が似ている。
眼光鋭くも優しそうな雰囲気の紳士だ。
アパートメントはDam氏の自宅の敷地内の別棟だ。
ウェルカムドリンクはキングココナッツ、これはとてもユニークだ。

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リビングルーム、キッチン、ベッドルーム、シャワールーム、エアコン、冷蔵庫、洗濯機まである。

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広くてとても清潔で眺望の良い屋上もある。
アパートメントなので、完全に住める仕様なのだ。
どうも定員1組みたいだ。本日は僕のみ。
エアコンも良く効くし、Wifiは目の前にルーターが置いてあり強力。
これでこの値段なのか。安すぎないか。
Dam氏にビールが欲しいのだがと我儘を言うと、わざわざ車で買いに行ってくれた。
ライオンラガー缶3本だと思っていたら大瓶3本。
これからフォート地区に行きたいだろうから送ってあげる、明日も駅まで送ってくれると言う。
何と言うか、全てを含めて完璧なホスピタリティに感動すら覚える。
これは10点満点しかありえない。
何泊かしてみたい気になった。

早速洗濯。
ところが今日は天気がイマイチで、せっかく外にたっぷりと干せるスペースはあるのに部屋干しを工夫するしかない。
作業終了後、ライオンラガーを飲んで一休みしてフォート地区、旧市街地、城塞に囲まれた地区の観光に出かけてみる。
Dam氏がちょっと外出していて、戻るまで奥様と世間話をする。
庭の花が綺麗だ。
お馴染みのブーゲンビリアの花もあるし、何だか沖縄っぽい。

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敷地内のキングココナッツ、沖縄のパパヤー感覚だ。
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息子さんは23歳でエンジニアの勉強中、娘さんは27歳でローヤー、二人ともコロンボにいるとのことだった。
大した距離じゃないから時々帰ってくる。
うん、うちの娘と同じくらいの環境だ。
立派な母屋とアパートメントを所有しているということは相当な資産家だろう。
それにしては、従業員は見当たらずDam氏が一人で切り盛りしているみたいだし、腰は低いし、サービスは良くて、金持ちが道楽でやっているようには見えない。
いや、逆か。
接客が好きで、道楽でやっているからこの余裕なのかもしれないな。
車窓から見たバハカゥンの暮らしとは差がありすぎる。

この国は税金がとても高いということはニゴンボでも話題になった。
車の税金も相当なもので、車は全て輸入品だから輸入税ということか、200%の税金を取られると聞いた。
つまり、購入するには車体の3倍の値段がかかるということか。
走っている車の90%位は日本車だが、日本での値段の倍以上はすると聞いたからそうなんだろう。
この国の平均年収からすると、車を持っている人達は相当に高収入な人達ということになる。
だから、公共輸送機関であるバスも列車も常にすし詰め。
バスはボロボロ。
大型車は少しの例外を除いて殆どがインド製。
日本製は時々見かけるが高すぎるそうだ。
車は高価な財産なので一旦買ったら長く使い続けたいわけで、故障が少なく長持ちする日本車に人気が出るのは当然のことみたいだ。
昔のランサーとか、もう日本では見ることができないような古い車種を時々見かける。

しばらくしてDam氏が帰宅、フォート地区まで送ってくれた。

城壁で囲まれた小さな半島に旧市街地はある。

城壁の外側
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城塞の入り口を通ると。
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城塞の入り口を入って城壁の上が遊歩道になっている。
外側は海、ここを一周するような感じだ。

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子供たちが泳いでいる。学校の行事っぽい。
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これはびっくり。トラックの荷台の幌の内側は部屋だ。家族で来ているのだろうか。キャンピングトラックだ。
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灯台がある。まあ何と言うかこんなものかという感じではある。
城壁に囲まれた旧市街地は古い建物が保存されている。
観光客向けの保存地区だろうからそれなりにということだ。
時折ぱらぱらと雨が降ってくるが、スコールのような激しい雨ではないので折り畳み傘で十分だ。

旧市街地
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レストランの看板が日本語だ。
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夕食は、旧市街地の「ママズ・ルーフ・カフェ」というレストラン。
屋上に席があり眺望が良い。
フィッシュカリー、スリランカのカリーは中心にライスが置いてあり、その周りを何種類かのおかずが取り囲んでいる方式で日本のカレーとは全く異なるものだ。
おかずは店によって異なるので毎食食べてもあまり飽きがこない。
この店のおかずは7種類も付いていて、4種類は魚、いも、あとはよく分からないが野菜。
よく分からなくても、とても美味しい。
インディカ米はパラパラとしていてあまり腹にもたれないので結構食べれてしまう。

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満足して帰途に着くが、真っ暗になると昼間と様相が変わってしまってゲートがどこにあるのか分からない。
日本の夜と違って灯りが少ないので本当に暗いのだ。
この状況で強盗とかかっぱらいに会うと非常にヤバそうだが、この国ではそういうことはあまりないみたいだ。
なんとかゲートにたどり着いてゴール駅まで戻って来たが、ここからアパートメントへの帰り道がまるで分らない。
分からなくなったら駅から電話してくれとのことだったので、お言葉に甘えてDam氏に電話すると快く迎えに来てくれた。
本当に助かる。
通話できるようにしておいて良かった。
シャワーを浴びて、ライオンラガーを1本いただいたら眠くなってきた。
もう1本は飲めないなあ。

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2018年03月29日 19:53に投稿されたエントリーのページです。

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