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2018・スリランカの旅 第6章 3/1(木) カンダラマからダンブッラ、マータレー、キャンディ

第6章 3/1(木) カンダラマからダンブッラ、マータレー、キャンディへ

朝早くに目が覚める。
最近は常に朝が早い。
早速散歩を始める。
人はほとんどいない。
7階のどこかの庭で山の向こう側から朝陽が昇るのを眺める。
西側の山々が朱色に染まって鳥の声がやかましくなる。
湖の後方にシギリヤロックがはっきりと見える。素晴らしい景色だ。

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ジェフリー・バワという天才建築家は、単に建物を建てるというよりは、建物の細部から全体まで全て何らかの意味を持たせているようだ。
スタッフが入り、ゲストが入ることによって建物が呼吸し始め意味を成してくる。
なかなかうまく表現できないが、建物の景観、建物からの景観、自然との一体化、各所に配置されたオブジェ、ゲスト、スタッフ等がすべて意味を持つ存在として予定されているとでも言おうか。
それらが一体となってジェフリー・バワの思想を表していると感じた。
素晴らしい滞在だと感じること自体が彼の思想を体現するということではないかな。
このことはもう少しよく考えてみたい。

朝食のブッフェも素晴らしい。
料理の種類も多種多様、とても全部に手が及ぶものでは無い。
前夜は暗くて分からなかったが、レストランからはカンダラマレイクと遠くにシギリヤロックが見渡せる。障害物は何もない。

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じっくりと堪能して部屋に戻るが、出発の時間まではまだたっぷり時間がある。
2階の廊下を10m程進んだところに椅子とテーブルが置かれた空間がある。オブジェが可愛い。

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涼しげな気持ち良い風が吹くので、ここでネットと読書をしばらく楽しんでみる。

岩が迫っている廊下
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岩が食い込んでいるデザイン
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その後、建物の外側も探索してみる。
樹木に覆われた建物は廃墟と見えなくもない。
廃墟となった後は緑に覆われて森になってしまう。
そんなことを考えたのだろうか。

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部屋のテラスでネットをやっても気持ちよさそうだということで、テラスのデスクにIpadと眼鏡入りのケースを置いてちょっと部屋に入ったらサルが三匹やって来ているではないか。
そのうちの一匹が眼鏡ケースを盗んで行ってしまった。
中味入りだ。これはマズい。
これはもう戻ってこないのかなと一旦はあきらめかけたが、件のサルが5m程先でケースをかじり始めた。
テラスの外だから出れないし、もし出られたとしてもサルの方が素早いのは目に見えている。
しょうがないからサルをにらんでいると、咥えて解体しようとしているのか、いじったりかじったりしている。
そのうち、ケースが開いて中味が下に落ちた。
しめた。回収できそうだ。
更に、ケースが丈夫であきたのだろう、ケースも下に落としてしまった。
下が土であることは、散歩で分かっているから、早速回収に行くとあった。
この眼鏡は以前7階から下に落として無事だったことがあり、2階から土の地面に落ちたくらいでどうということはない。
無事回収できた。良かった。

盗賊の御一行
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もし部屋がもっと上の階だったら木に引っかかったりして回収できなかったかもしれない。
ラッキーだった。
確かにサルに注意という注意書きはあったのだが、まさか本当にこんなことがあるとは思わなかった。
人に物を盗まれないように注意して旅行しているのにサルに盗まれたとあっては何とも間抜けな話だ。
ま、これほど森と一体化しているのだと肯定的に受け止める。

さて、とても有意義だったヘリタンスカンダラマを11時にチェックアウトする。
多分全部込みで20000円弱くらいだ。
これを高いと感じるか安いと感じるかはあまり考えたくない。
長期滞在している人もいるらしいが、毎日あの食事だとどうなってしまうのだろうかと余計なことを考える。

これからダンブッラの石窟寺院に寄ってキャンディに向かう予定だ。
この辺りはバス停からもかなり離れている様子だし、ツーリストカーを使って正解だったと思う。
去年、シギリヤからキャンディまでタクシーを使ってRS7000だったから、一日付き合ってもらってRS6000という値段はかなりリーゾナブルだ。
もっとも、この国で値段を比較しては行けないというのは分かっているのだが。

ダンブッラは、昨年黄金大仏の写真を撮った。
あの時はとにかく足が痛かったし、薬もなくなりそうでなかなか厳しい状況ではあった。
今回は大丈夫。

ダンブッラの石窟寺院は、黄金大仏の側ではなくダンブッラロックにあった。
このような岩は色々なところにあり、登るための整備が去れているのはシギリヤとかダンブッラとかの名所に限られている。
整備されていないロックに誰か登る人はいるのかと聞いたら誰も登らないという。
ボルダリングというレベルではない。
とっかかりというものがまるでないのだ。

ボルダリングで思い出したが、日本を出てくるとき冬季オリンピックというものをやっていたが、ここでは全く別世界の出来事だ。
存在すら忘れていた。

ロックの麓の駐車場から石段を登って行く。
なんだか単調でシギリヤロックより疲れる。汗だくだ。

登りからの風景
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寺院はダンブッラロックの中腹あたりにある。
この辺りは時折涼しい風が吹いていてとても気持ちが良い。

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寺院の周りにはサルが多数。
寺院は文字通り洞窟の中にある。
涅槃像が有名だ。
壁から天井まで描かれた極彩色の壁画と無数の仏像は幻想的な雰囲気を醸し出している。

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天井
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涅槃像
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さっき登ってきた道を降りて、すぐ隣にある黄金大仏を見物する。

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日本の大仏と比べると、目がはっきりしていて肩がいかつい。
ここにもサルが多数。
子供が食べようとしていたアイスクリームを盗むサル、泣き出す子供。やはり油断も隙もない。

駐車場でSupun氏と合流してキャンディに向かう。
行きと同じルートだから見覚えのある場所も通る。

ランチは行きと同じ日本びいきのレストランへ。
朝の量が半端ではなかったので、控えめにする。
ここのご主人が日本語を少し話すのだ。
親しく話しかけてくれた。

途中、ハーブガーデンで寄ったマータレーの市街地で祭りに遭遇する。
結構大きい祭りだ。

日本語表示付きのトラック
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Supun氏の機転で急遽祭り見物をする。

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楽隊
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大通りを通行止めにしてすごい人出。
ヒンドゥー寺院を連想させる山車が何台も出て、楽隊もいる。
ヒンドゥーの祭りだと言うが、ヒンドゥー教は少数派。
宗教は違っても祭りは楽しいから人々は集うのだろうか。
確かに何だかワクワクしてくる。
マータレーはヒンドゥー教徒が多い町だということも聞いた。

ツーリストカーを利用すると、こんな風に偶然遭遇した祭りを見物することもできる。

しかし、思うにこの国の運転ルールは在って無きがごとく。
正面衝突すれすれの追い越しはざらだ。
まあ、他の国でもこんな状況ではあったけれど、この危険な運転の何%かは確実に事故になっている筈だ。

Supun氏はこの危険運転に関しては実に批判的だった。
彼はとても冷静な人なのだ。
ただ、ドライバーとしての気配りは忘れない。
例えば、色々なプランを彼の方から積極的に持ちかけてくるし、今日のお祭り見学のように機転をきかせてチャンスを広げてくれたりする。
このまま行けばキャンディ到着は午後5時頃だろう。丁度良い時間だ。

今日のホテル、Alex home stayは、以前行ったことがあるのか、彼は覚えていると言っていた。
場所は、キャンディの市街地に入る手前の急な坂の上。
これは周りに何もなさそうだし、坂を上って帰るのはきつそうだ。
ご主人のAlexが愛想よく迎えてくれた。気さくな人のようだ。
ホームステイというだけあって、自宅の3階をホテルにしているようだ。
3部屋しかない。

本日の部屋
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テラスからの景観
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部屋にはテラスが付いていてとても眺望が良い。
そして、テラスに出るガラスのドアに開けっ放しにしておくとサルが部屋に入ってくることがあるので注意との張り紙が。
今度は真剣に読んだ。
部屋は清潔で静か、奥様も気さくで美人、家族経営だからだろうか、とてもアットホームな雰囲気でとても気に入った。
これで値段がこんなに安いのは市街地から離れているからだろうか。

ATMと夕食の用を済ませたいのだがと言うと、Alexが車で市街地まで送ってくれるという。
歩いて行ける距離ではないのでとてもありがたい申し出だった。
ビールが欲しいのだがと聞くと、今日は月に一回ある満月の祭りの日、ポーヤデイという休日でアルコール摂取は厳禁なのだという。
ワインショップも全部閉まってしまうとのことだ。
明日だったら問題ない。

Alexが仕事のことを聞いてきた。
音楽関係で楽器を演奏したり教えたりしていると答えるとギターかと言う。
何で分かるんだろう。
そうだと言うと、息子が持っているのだと言う。
じゃあ、後で弾いてあげるよと言うと嬉しそうだ。
ということで、8時半からにしようということになった。
持ってきたCD3枚は既に配布済み。
もっと持って来れば良かった。

キャンディレイクに近いピザハット前で降ろしてもらってATMと夕食。
ビールも飲めないし、良さげなところを探しているうちに時間が経ってしまい、もう今日はパンを買って行って済ますことにする。
再びピザハット前でピックアップしてもらってパンで夕食を済ませたところに、Alexが呼びに来た。

夕食
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ギターはヤマハのフォークギターで息子さんは14歳。
奥様やAlexのご両親も来てミニコンサートになった。
鉄弦で多少は弾きにくいが約30分のソロギター演奏を楽しんでくれたようだった。
なんだかとても暖かい雰囲気になった。

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寝る前にそろそろ最終日のことを考え始めた。
ここはネット環境が良いので事務的なことをやるのに適している。

3/4に長い列車の移動があって、深夜の便で早朝クアラルンプール着。
まず寝れないだろう。
そのままマレーシアに入国してKLの観光に行けるのか。
足の調子は良いけれど、日本にいるときのように腫れが全くないというわけではない。
昨年のあの痛み、しかも最後は手まで痛くなって文字を書くこともできなかった、あれは疲労とストレスが重なったことが原因とも思える。
多分KLは暑いはずだし、着替え、その他色々と問題がある。
ここは慎重になった方が良いと思えてきた。

今回もマレーシア入国はやめてトランジットホテルを予約することにした。
このスケジュールでついでにマレーシアに入国するのは無理があるのだ。
入国するなら一泊するくらいのスケジュールを立てなければいけないだろう。
特に乗り継ぎの国に入国する必要がなければ、初めからスリランカ航空の直行便を使った方が却って安くて楽ということになりそうだ。
ネットで予約を済ませた。
昨年と同じパターンだ。
ただ、今年は元気だから空港内散歩でもしてみるかな。

アルコールはご法度なので、ここのところお気に入りになったウッドアップルジュースを飲んで寝る。

ウッドアップルジュース
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2018年06月04日 11:24に投稿されたエントリーのページです。

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