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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2023年 桜と菜の花とキハ

2023年 桜と菜の花とキハ

2020年の初めから続いていた欲求不満状態が、ようやく終焉の兆しを見せています。
何年か前から、この時季、桜と菜の花が同時に楽しめて、さらに首都圏近郊ではここでしか乗れなくなったディーゼルカー、しかも旧国鉄のキハ200系、キハ400系に乗れるという、いろんなお楽しみがあって、それでいてわりと近場という小旅行を楽しんでいます。

行き先は房総半島。

市原市の五井駅と大多喜町の上総中野駅を結ぶ小湊鉄道、上総中野駅といすみ市の大原駅を結ぶいすみ鉄道、これを乗り継いで房総半島を横断する列車の旅です。
いつもは、小湊鉄道からいすみ鉄道と乗り継いでいましたが、途中下車したりしたいので、今年は外房線大原駅からいすみ鉄道、小湊鉄道と乗り継いで内房線五井駅へ行くというルートにしてみました。
これだと、小湊鉄道の途中駅で一時間くらいの道草を食えるのです。

あと、重要なのが、お昼ご飯。
これはもう行くところが決まっていて、大多喜駅下車の「どんぐり」レストハウス。
普通に昭和レトロな食堂で昼酒も楽しめる非観光客向け食堂です。
ここでゆっくり過ごしたい。
ということで、大原駅からいすみ鉄道に乗り込みます。

約2時間に1本の列車は平日の午前中にもかかわらず、さすがにシーズンだけあってものすごい混みよう。天気も良いし。
列車は、観光客用に見所は徐行運転してくれたりします。

終点の大多喜駅で下車して、今回はまずお昼ご飯を先に済ませます。
行き先は、もうここしかない「レストハウスどんぐり」

大多喜駅周辺

終点の大多喜駅で下車して、今回はまずお昼ご飯を先に済ませます。
目的のお店は、この小旅行の目的の一つでもある「レストハウスどんぐり」。
2年前に観光客向けでない店を探していて偶然見つけたこのお店は、目立たないところに佇む普通に昭和のにおいを漂わせたお店です。
カレーかららーめん、とんかつ定食、日本酒から焼酎、ブルーハワイと何でもありの昭和の時代によくあった食堂というよりは、まさしくレストハウスです。
店内も時間が止まったような佇まいで、とても落ち着きます。
マスターが一見怖そうな顔ですが話好きの面白い人で、小生の印象は話好きの八重山人という感じです。
顔が濃いので。
ここで昼間からゆっくり酒を飲んで飯を食うというのもこの小旅行の大きな楽しみの一つです。
今一番気に入っているお店かもしれませんが、交通が超不便でなかなか行きにくい。
車で行けば時間を気にしなくても良いのですが、それじゃあ飲めないから。
まあ、不便なところが良いのかもしれません。

ゆったりと昼酒とご飯を楽しんでから、これからの計画。
小湊鉄道の桜と菜の花の名所駅で途中下車して散策を楽しむという計画で、マスターの助言もあって飯給(「いたぶ」と読む)駅で途中下車して1時間くらい過ごすことにしました。
いすみ鉄道→小湊鉄道というルートだとこういうことも出来るのです。
大多喜駅まで街中を散策。
古い建物が資料館という形で公開されていて、興味深かった。

ここは商家ですね。

これも楽しみの一つ。
酒造で日本酒のお土産を買います。
今日はお花見用にも1本買いました。

これは交通安全の人ですね。

大多喜駅からいすみ鉄道の終点、上総中野駅で小湊鉄道に乗り換えます。
「さと山」列車は旧国鉄のキハ40。

15分程で飯給駅に到着、二両編成のうち一両分のホームしかない、なかなかの秘境駅。
でも名所ですから下車する人は結構います。

桜と菜の花とやって来た下りキハ200系です。

水面にもこの景色が映りこんでいるというのが名所たる所以の一つらしいです。
駅側から撮影地を見るとこんな感じ。
奥に神社の入り口が見えます。
時間があるので行ってみました。

色彩のコントラストが綺麗です。

時間があるので、さっき買った日本酒小サイズを駅飲み。

帰りのキハ200系がやってきました。

とてものんびりした日帰り小旅行でした。

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