2026年 イスタンブール(トルコ)、ソフィア(ブルガリア)の旅 第3章 イスタンブールからソフィア
第3章 2/25(水)イスタンブールからソフィア
今日は国際寝台夜行列車でブルガリアのソフィアに向かう日だ。
列車による国境越えは初めてなので楽しみだ。
マルマライ線の終点ハルカリ駅8PM発ということだ。
ここシルケジ駅はマルマライ線の駅なので一本で行けてとても便利。
50分くらいはかかるらしい。
7PMには着いておきたいから、6PM前には出発する予定だ。
当初は、チケットが取れなかった場合は翌日のLCCで行こうと思っていたし、取れたとしても、今日の昼前にチェックアウトしてしまうと夕方までゆっくりする場所が無くなってしまうというリスクもあるので、ホテルは明日まで押さえてある。
更に、当初の予定だとメフテルの演奏が今日の3PMだと思っていたから、見終わってから急いで戻ってチェックアウトのつもりでいたのが、昨日見ることができたので今日は時間に余裕ができた。
午前中の予定は何もなくなった。
敢えてすることと言えば、ハルカリ駅の周りには買い物をする場所がほとんどなく、車内販売もないとの情報なので、列車に持ち込む食料品を準備することぐらいか。
乗車する前に荷物検査があるとのことだが、一体何を検査するのだろう。
まさか飛行機のように液体ということはないだろうな。
健康的な朝食
野菜やチーズ中心の朝食をゆっくりと済ませ、今夜の列車のチケットが取れたので今日の夕方にチェックアウトする旨をホテルに伝えた。
朝食後は付近を軽く散策。
とりあえず、午前中はエジプシャンバザール(スパイスバザールとも言う。)へ行ってみよう。
ここはシルケジ駅から歩いてすぐのところにある。
規模はそれほど大きくないので迷うことは無いが、香辛料を扱う店が多い。
ここもグランバザールも品物の面白さ、色彩、香辛料の香り等々、色々な感覚で感じ取れて歩いていて実に楽しい。
ここで前回お土産に買っていったザクロ茶の評判がとても良かったので今回も買っていこうと思っている。
ただ、買い物はソフィアから戻って来てからだ。
この近くにリュステム・パシャ・ジャーミーという、内部の装飾の素晴らしいモスクがある筈なのだが、エジプシャンバザールの周りやそのほかのモスクの周りもびっしりと小さな商店が張り付いていて、入り口が分からなかった。
バザールの外側の商店
諦めて、今日も釣り人で賑わうガラタ橋を渡って、カラキョイ埠頭のベンチで海を見ながらしばしボーっとする。
ガラタ橋からイエニ・ジャーミーを臨む。
このカラキョイ埠頭からもボスポラス海峡を渡ってアジア側のカドキョイやユスキュダルへ行くフェリーが頻繁に出ている。
後日カドキョイへ行くときはこの埠頭から行ってみよう。
埠頭にも釣り人多数と猫多数。
ベンチがあってここに座ってボーっとするのは実に気持ちが良い。
時間が経つのを忘れる。
すっかり気に入ってしまった。
そうこうしているうちにお昼。
トラムバイでまだ降車したことのないアクサライ駅まで行って何か食べようかと思いついてトプハーネ駅からトラムバイに乗った。
アクサライは普通の都会という感じで、特に入ってみたいお店も見つからなかったので、結局シルケジ駅まで戻って来て、パンを夜の分も多めに買って昼をすますことにした。
昨日の残りのワインをペットボトルワインにして、エフェスも1本持って行こう。
少し昼寝をすると、そろそろ荷造りの時間だ。
ここMr Bird Hotelは小ぶりだが清潔で感じも良く、何よりシルケジ駅徒歩1分というロケーションの良さが素晴らしい。
シルケジ地区も、活気があって楽しく、どこに行くにも便利だし、とても気に入った。
前回来たときに、この辺りを歩いていて楽しそうなところだなと思っていたが、正解だった。
とても良い滞在だった。
シルケジ駅からマルマライ線の終点ハルカリ駅までのメトロは、超満員。 退勤時間帯ということもあるのだろう。
すぐに地上に出て、左手に海を見て走る。 結構速度は出ていて、東海道線の下り満員電車に乗っているような気分になった。
なかなか空かないのだが、それでも終点ハルカリ駅の数駅手前でようやく空いてきた。
ハルカリ駅にソフィア行の表示があるとか国際列車専用の待合室があるとかのネット情報があったが、そういうものは無い。
ただ、付近に買い物ができる商店とか食堂とか何もないというのは正しかった。
荷物検査の装置はあるが、まだ閉鎖されていて動く気配はないし、運行表示板にはソフィア行の表示など無い。
待合室はあるにはあるが普通の待合室だ。
ここにも猫がいた。
駅係員に聞いても良く分からない。
発射予定時刻の一時間前でこの状態。
仕方なく荷物検査の装置の前で待つことにした。
すると、それらしき旅行者が少しづつ集まってきた。
皆不安げな顔で待っているところを見ると、ここで良いみたいだ。
見ているとハルカリ駅の窓口でチケットを買っているみたいで、ここでも買えるのか。
何名かの日本人と気弱そうなロシア人と少し話をしたが、ロシア人はチケット持っていないみたいだ。
それにしても何の案内もないのはなかなかに潔い。
ようやく730PM頃になって荷物検査が始まったが、結構いい加減なもので、何のためにやっているのかよくわからなかった。
客を数えてみると、17名しかいなかった。
オフシーズンだからだろう。 最盛期はチケットが取れにくい人気路線らしい。
鉄道係員は親切で、写真を撮ってくれたりしている。
列車内はすべて個室で2人部屋と4人部屋があり、僕の場合は2人部屋を1人で使うシングルチケットなのだ。
そこそこの広さがあるとはいえ、13時間を知らない人と個室で過ごすのはちょっときつい。
このシーズンでシングルが買えて良かった。
早速ベッドを作ってみた。 これは楽そうだ。
まだ、発車予定時刻の8PM前だが、何のアナウンスもなく列車が動き始めた。
まずはエフェスを飲む。
持ち込みに何の問題もないので、もっと持ってくればよかった。
車内は空調が効いていて暖かいというよりは暑い。
Tシャツ、短パン、サンダルの世界だ。
冷蔵庫があって中には水と簡単なスナックが用意されている。
部屋専用の洗面台があって水が出て、もちろんコンセントもある。
机があり、灯りは3段階でかなり明るい。
トイレは車両の前後に洋式とインド式があり、心配はない。
1人だから個室は自由にできるし、これは快適だ。
夕食代わりのパンとワインを楽しむことにする。
夜行寝台の経験は、もちろん子どもの頃にはあるけれど、大人になってからは日本の夜行寝台列車自体が少なくなってきて、数年前に現在日本で唯一の定期寝台列車サンライズ出雲に乗った経験があるくらいだ。
外は真っ暗で、時折遠くの街の明かりが見えたり、駅や街中を通過したりする景色は見えるが、灯りを消さないと見えるのは自分のコンパートメントだけということになってしまう。
程良く酔っ払うも、トイレの心配がないので本当に気楽だ。
これは13時間も苦にならないかもしれない。
。
列車は時々のろのろと進んだり、謎の停車をしたりと、よく分からないが順調なようだ。
そして2AM頃、係のおじさんの「パスポートコントロール」の大声で、準備をしてトルコの出国審査へ。
ここは国境手前最後の駅エディルネ駅だ。
荷物はそのままにしてパスポートだけを持って全員外へ出る。
寒い。
小雨もぱらついているが、17名しか客がいないので審査もスムーズに進んでいく。
これが、繁忙期の百数十名の客だったらさぞかし大変だろうと思う。
審査はすぐに終わり暖かい車内に戻る。
この時点で動力車を除いて客車は3両編成。
列車に戻ってからも1時間くらい動かない。
発車して30分くらい経ってから今度はトルコのポリスによるパスポートの確認がある。
しばらくしてまた停車。
ブルガリア側の国境審査が国境警察によってある。
今回は車外へは出ずにパスポートを渡すだけで、審査済みのものが戻って来て終了。
再び動き始めた。
もう既に3AMをまわっていて、何時に着くのか分からない。
ネット情報によると、8AM頃に着くらしいが、遅れるのが普通とのことだ。
しかし、アパートメントに入れるのは3PM以降となっているので、これはいくら遅れても構わないのだ
一昨日くらいから始まっている、ソフィアのアパートメントのオーナー、Damm氏とのやり取りはWhatsAppを通じてかなり細かいやり取りになって来ている。
荷物を預けるコインロッカーの場所、アパートメントの場所、キーの在りか等々。
こういう細かいやり取りが、場所を関係なくやれるというのもスマホが使用可能だからだ。
今回使っているe-simのおかげでスマホが日本にいるときと全く変わらずに使えるし、ホテルには100%wifiがあるので、スマホの利用に心配がない。
情報収集や、地図検索等々ができるのもスマホが使用可能だからであって、海外旅行にとっては必需品であることを今回は再認識している。
深夜の列車はノロノロ、時々停車、快速運転を繰り返しながら走行している。
レールの音が心地よく聞こえてうつらうつらしてきた。