皆様、こんばんは
つい先日、あるイベントの仕事があってサンバを演奏してきたのですが、イベント自体がある人を中心とした、キューバ系のごった煮的イベント。
それはそれで歌あり踊りありで楽しいのものですが、途中を埋めるDJですか、その音の無神経さと選曲のひどさに辟易とさせられました。
一応ブラジル的にと考えているんでしょうかね。
とにかくうるさいの一言。
お役御免と共に早々に引き上げて、久しぶりに自宅近くのジャズバーに寄ってみようと思いました。
ここは、30年ほど前からお世話になっているジャズライブハウス。
過去、自分がジャズをやっていた頃はずいぶん出演もさせていただきました。
数年前までは毎週末には顔を出していたのですが、生活のサイクルが変わってからはそうも行かなくなり、今年になってからは今日が初見参か。
元々オーディオセットがものすごいお店で、レコードを鳴らすときはウエストレイクの箪笥ほどもある大きさのスピーカーから真空管アンプを通した素晴らしい音が出ていたものでした。
当然ライブハウスですから、グランドピアノがあり、ライブ用モニターはJBLの大型スピーカー。ライブ゙の音も素晴らしいものがあります。
ただ、お店はご夫婦二人だけでやっており、高齢化でなかなか大変な状況です。
LPからCD、最近は有線JAZZへと音源がシフトしていきました。
年をとって頻繁にディスクを交換するのはきついですよね。
それ以前に店に出ること自体がきつくなりますよ。
そんなことでここ数年はウエストレイク・スピーカーの本気の音を聴くことができませんでした。
以前は自分のLPを持って行ってかけてもらい、家では聴こえない音を発見したりしたものでした。
駅を降りて、遠くに店の明かりがほんのりとついていることを確認。
店に入ると、音が・・・・・、懐かしいあの音が、LPレコードの音が大音量で鳴っているではありませんか。
ウエストレイク・スピーカーの本気の音、久しぶりに聴く音。
これに比べるとさっきまで聴かされていたいわゆるDJの単にうるさいだけの音はゴミですな。
大音量なのにうるさくなく、すべての音が立っている。
特にベースの音の立ち上がり、ピアノの粒立ちのよさ、ドラムの繊細な響き、完璧な音です。
また、かかっているレコードがいい。
キース・ジャレットのスタンダーズの第一作目ですな。
1985年の作と推察いたします。
このシステムにピアノトリオは抜群に合うのです。
こういう音をお金を出して聴きに行っていたんだよね。
そういうジャズ喫茶も本当に少なくなってしまいました。
店主の高齢化と共に消え行く運命なのでしょうか。
いっぱい飲みながらこの音を聴いているうちにぐっときてしまいました。
小生ぐっとくることはほとんどない人なんですが。
小生も自宅ではいまだにLPを聴くのが好きです。
最近は音源のデジタル化で音源が簡単に採取、再生できますが、アナログ音源はまったく音が違います。
デジタル音源はお手軽ですが、生音を知っている人にとっては決定的に欠陥音源といえるでしょう。
戦前のレコードの方が最近のデジタル音源よりはるかに説得力があります。
本当にいいものは簡単には得られない。
殊に音楽が生活になっている人は、色々な意味で、お手軽が行き着く先は堕落しかないと思います。
そういえば地デジ対策まだぜんぜんしてないな。
ちなみに件のジャズバーは、京成大久保駅下車の「Black Saint」であります。
ではでは

