4月5日
ここのホテルの朝食も実に興味深い。
ココナッツを使った料理が多いようだ。
ココナッツは好きなのでどんな料理でも歓迎。
更にサルバドールもそうだったが、日本ではありえないマンゴー食べ放題にマンゴー好きな僕はとても嬉しい。
いも料理、甘味のないフレッシュジュースといいブラジルのホテルの朝食はとてもヘルシーだ。もちろんCaféはどこでも美味しい。
今日はオリンダを出発してRio de Janeiroに戻る。
オリンダは色彩豊かで、とてもアーティスティックな街だった。
静かな時期に来て、落ち着いて散策できたのも良かったけれど、カーニバルの時期にも来てみたい。
フォホーやフレーボもたっぷりと聞いてみたいし、Bonecoのパレードも見たい。
今回は初めてということもあったが、サルバドールを含めてノルデスチをじっくり旅したい気持ちに駆られた。
約束の9時前には一昨日の調子のいいモトリスタが迎えに来ている。
一昨日別れたばかりなのに何だか懐かしい気分になる。
空港まで60R$の約束は覚えているのか。こっちはメモを持っている。
大都会Recife市街地は通勤時間帯と重なったのだろう、結構渋滞している。
都会だけあって運河が臭う。
以前の東京の川のようだ。
渋滞専門の物売りなどというものもいて、サイドミラーに何かを引っ掛けていったり新聞を売ったりと忙しい。
もちろん売れない場合は回収する。
またまたモトリスタしゃべりまくり。サッカースタジアムの自慢やら贔屓のチームのことやらあれこれ。
見るとメーターが上がっている。しかも2で(2は深夜料金なのだ。)。
これはなんだと聞くと笑ってごまかす。
空港到着時には90超になっている。60の約束だろと言って、100を渡してお釣りをもらうまで断固として車を降りる気配を見せずにいると、申し訳なさそうな表情でこれでどうだと30釣りを渡してきた。
迎えに来てくれたのだし、荷物を運んでくれたり楽しい気分にさせてくれていたので、元々チップを10加えるつもりでいた。
だから何も言わなければ70でOKなんだよ。
あえてメーターを上げる必要もないのにと思いつつ、OKと言うと、恐縮した表情からどっと破顔、Amigo!!Amigo!!と握手を求めてきた。
いい人なんだよね。
とにかく皆現金を稼ぐのに大変なのだ。
乗り継いできたTAM航空も今回は今日のフライトで最後。
Rioまで約3時間。ほぼ満席。東洋人は見当たらない。
3箇所あるトイレの2箇所が故障中、長い列ができる。ブラジル人は我慢強い。
CAは後方でお喋りに熱心。操縦席との扉が時々開放になり前方が見えたりする。
日本ではありえない風景だ。
Rioは雨。涼しい。やはり北とは大違いの気候なのだ。
今日からの宿はCopacabanaに程近いB&B。
ガレオン空港からはエアコンバス。エアコン効きすぎ。寒い。
目的地の地図を見ていると隣のビジネスマンが、うちの近くだと降車場所などを教えてくれる。
今まで何回もこんなことはあって、ブラジル人はとても親切だとつくづく感じる。
本降りだった雨も小止みになって目的地のRua Constante Ramosで降りたは良いものの、ホテルらしき建物はどこを探しても見つからない。
ブラジルの住居表示は通り沿いに番号順になっているのでとても分かりやすいのだが、ホテルは見当たらない。
そこにまた親切なおばさんが登場して、見つかるまで一緒に歩いてくれる。
ホント助かる。
見つからないはずで、普通の高層アパート。そこの一室が目的地でした。
Senhora Dulce Maria França Giannini のおうちです。
そういえばDulce Mariaさんからはたびたびメールが来ていて、ホテルではなくB&Bですよとか、通常は男性一人は泊めない、女性一人かカップルのみ、あるいはカード決済の機械を持っていないとか、????????の部分が多かったのだが行ってみて全て納得がいった。
高層アパートの6階(日本だと7階)のDulceおばさんのおうちにはバス、トイレ付きの部屋がひと部屋あって、更におばさんの部屋とシングルルームがもうひと部屋あとは普通の家庭、リビング、ダイニング、バス、トイレ。
だからカップル+女性1名なのだ。どういうわけで男性の僕がOKになったのかわからないけれど、要するにDulceおばさんの家に泊めてもらっているということなのだ。
僕のいる部屋には家族のアルバムや写真があったり、鍵(これが曲者だ。)は持たせてくれるし、Dulceおばさんは普通に外出するし、もし僕が悪人だったりしたら怖いだろうなと思ってしまう。
他に客はブラジル人カップル1組だけだ。
リビングで寛ぐSenhora Dulce

新宿通りみたいなNossa Senhola 大通りを渡れば有名な海岸通り、Atrantica大通りに出るという好環境のこの近所は、高層アパートが立ち並ぶ高級住宅街。
全ての建物の1stフロアは頑丈な門でガードされ、かつ警備員がいる。夜中の警備員不在時間の帰り方をよく聞いておかなければ。
そして難しい部屋の鍵。
二段階でロックがかかるようになっていてその通りに回しても簡単には開いてくれない。初めは警備員を呼びに行こうかと思ったけれど、そのうち慣れた。
例によって付近を散策。
うちの隣は昼からセルベージャ客で賑わっているBar。
Atrantica大通りと平行に走るNossa Senhola 大通りとBarata Ribeiro大通りは、新宿通りに似ている都会のショッピング街。もう一本山寄りの通りを左に行くと地下鉄の終着駅Cantagalo駅がある。そして海へ向かって3分程歩けばコパカバーナ海岸に出られるというロケーションだ。
とても便利な場所だし、宿舎も快適なので旅の最後の日々を楽しく過ごせそうな予感がする。
夜はDulceおばさんお薦めの近所のポルキロ屋へ。
寿司コーナーがあって、兄ちゃんが一生懸命ガリを削っていた。
面白そうだから食べてみたが外側がべちょべちょでしかも芯があるご飯で大概のものはいける僕でもちょっとキツイ。
もちろん普通のブラジル料理はとても美味しいし料理の種類も多いので店は気に入ったわけだが。


ATUXI氏とBIPへ行くという選択肢もあったけれど、移動に疲れてしまった感じでおとなしく寝てしまった。
4月6日
今日はいい天気だ。
朝食は、ダイニングでパン、フルーツ、チーズ、ドリンク。とても簡素だが本当は量的にこれくらいが適当なんだろう。今まではずっとビュッフェ方式だからつい食べ過ぎてしまっていた。

部屋から山側を見る。

部屋から海側を見る。

13時過ぎにATUXIと小沢沙織さん(Rioに着いた頃のブログに登場している。)とLargo do Machado 駅で待ち合わせてリハをやるということになっているので、午前中はコパカバーナ海岸へ出てみたり、付近を散策したりする。
とても良い天気の土曜日なのですごい人出。
ウォーキング、ランニング、ビーチバレー、ビーチサッカー、バトポン?、日光浴、筋トレ、自転車、物売り等々、ビーチには露店も花ざかり。皆それぞれのスタイルで楽しんでいる。




これはなんだろう。ダンスの練習か。

海岸通りの何箇所にも設置されているアスレチック器具。人気があって皆これで筋トレをしている。日本にもあるといいな。

このように使用方法も図解されている。

砂の造形をしている連中も多く、砂とは信じられないような作品もある。しかし、これを写真に撮ると有料のはずだ。
これらはまだシンプルな方。カラーの作品まであったがこんなふうにただで写真はなかなか撮れない。


相変わらず警官も多く、安全そうな雰囲気。
これだけ警備が厳重なところでは強盗は手を出せないだろう。ただ、波打ち際は道路から見えなくなっている箇所が多く、このあたりはスポットかもしれないけれど、わざわざ波打ち際に金を持っていくのかね。
アトランティカ大通りに面したところは高級リゾートホテルが立ち並んでいる。
ここから山側へ入っていくとアトランティカ大通りに並行した大通りが走り、庶民的なショッピング街が形成されている。そして3本目の通りの下をメトローが走っている。
こんなふうに街並みを把握する。多分都市計画で作られているだろう碁盤の目の街並みは分かりやすい。
世界遺産の旧市街地とは大違い。
ただ、分かりやすいことと美しいこととはこれまた大違い。
というわけで、近所の地理はだいたい頭に入った。
やはり特徴的なのは、市街地の真ん中に突然そびえ立つモーホ。
この場合のモーホとは単なる丘を指す。
岩山がそそり立っているので当然トンネルを掘らなければならない。
日本のように山を削り取るというのはとても無理そうだ。
地中まで岩盤のはずだから、地下鉄の建設は大変なのではないだろうか。
Cantagalo駅

アパートの近くのメトローCantagalo駅から乗車、Largo do Machado駅で久しぶりに二人に会う。
久しぶりの日本語だ。
昼食の後、熊本尚美さんの自宅で本人不在のうえでリハ。
ここの鍵も超難物だった。
あまり開かないのでもう諦めかけたところで何故か開いた。
二人は、最来週のショーログループ、エポカ・ヂ・オウロのラジオ番組に出演するということで、かなり綿密なリハをする。
残念ながらその頃僕はもうブラジルにはいない。
途中で熊本さん帰宅。土曜日のショーロ学校の講師はかなり疲れるようだ。
終了後、久しぶりにATUXIと駅近くのBarで軽く一杯。
こんなところでも俺にもなにか食わせてくれという物乞いがやって来る。
あまりお腹もすいていないので、帰りがけにパンと白ワインを買って帰る。
パンが中身たっぷりの重たいパンなのでこれで十分だ。
居間でDulceおばさんにギターを聴かせる。とても気持ちよさそうに聴いていた。
Rioに戻ってくると、やはりここは大都会だと認識させられる。
コパカバーナ周辺は高級住宅街のせいか白人の姿が多い。
黒人が圧倒的に多い北の方から来たから尚更そう感じたのかもしれない。
地域性もあるが、差別のない国とはいえ経済的格差は厳然としてある。
少しは周りを冷静に見る余裕ができてきたのかもしれない。
それにしても、ブラジルの鍵は難しい。

