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2013年08月 アーカイブ

2013年08月08日

オオクワガタ

ブラジル旅行記12回分の掲載を約三か月かけて終えてからしばらくお休みしていました。
そうこうしているうちに、以前掲載したこともあるオオクワガタが家にやってくることになりました。

里子ではなく分家です。
オスが一匹と雌が二匹。

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もう半世紀ほど前にクワガタとカブトムシを飼っていたことはありますが、それは小学生の男の子が虫の世話をしてみたいという通過儀礼のようなもので、当時虫を捕獲できる環境がある子供はみんなやっていたように思います。
それでもちゃんと世話をして冬眠をさせた記憶があるので、虫の世話に不向きではないような気もします。
おおよその種類と形は今でも分ります。

当時一般的だったのはノコギリクワガタとコクワガタ。あと時々ミヤマクワガタとヒラタクワガタ。
早朝か夕方がゲットのねらい目だったのですが、本来は夜行性の生き物なので食事時の深夜が一番なのでしょうが、子供には夜中は無理。
一応、土を敷いて木などを入れた虫箱を作って、エサは夏場だからスイカとかとにかく甘い果物、あるいは脱脂綿に砂糖水を染み込ませたもの、あとよく分らないのがきゅうりもやっていたような
気がします。

今回は事情がかなり異なります。
オオクワガタはレアな種類でそこらで捕まえられる代物ではありません。
なのでオオクワガタは巣箱で卵から産まれて蛹を経て羽化したもの。人工飼育されたものです。
今はクワガタ飼育という分野が特化されていて、虫箱に敷くものはその辺の土ではなく、専用のマットーしかし土としか思えないんだがー木も専用の朽木が市販されていて、クワガタがくり抜きやすいようになっています。エサはこんにゃくゼリーみたいな体裁をした専用のエサ。栄養満点、滋養強壮みたいなうたい文句が袋に書いてあります。どうもスイカだの脱脂綿砂糖水などはいけないらしい。

前オーナーから色々と注意点を聞いて、まあボチボチやっていけばいいかということになりましたが、エサを忘れると共食いをしてしまうというところが怖い。
前オーナーは以前間違えてそれをやってしまったことがあるとのことですが、雌がオスを食べてしまったとのことで、立派なつのの頭部だけ残った残骸を見せてくれました。
産卵する雌の方が生き残る意味があるんでしょうね。
また、注意しないとコバエが大量発生する恐れもあるということでした。

他に太めの瓶の中で盛んにうごめく羽化する前の状態のものなんてのも勧められたのですが、
これがつのが生えてきてクワガタの形はできつつあるも、まだ白い芋虫状のものというとても魅力的な形態なのですが、もうちょっと飼育に慣れてからにしようということになりました。
夜行性なので明るいときは出て来なく、暗くなってから何やらがさごそしだすというところがなんだか癒しになるんだよなとは前オーナーの弁ですが、そんなものでしょうか。

順調にいけば11月頃に産卵して孵化するのに1年更に羽化するのに1年とのことです。
成体もうまく世話をすれば冬眠して越冬するとのことで、もう4年も生きている個体もいるよとのことでした。
ま、何にしても気に掛ける対象が一つ増えるということは面白いものです。
ではでは。

2013年08月27日

郡上八幡の夏

8月半ば、郡上踊りを見学すべく、郡上八幡へ行ってきました。

時候も良いので何回か使ったことのある青春十八切符を使ってみることに。
往復で2回使うとして、せっかく行くのだから郡上八幡二泊にもう一泊どこかへ行くと考えて、まずは3回分の十八切符を安く手に入れます。オークションが安いようで。
そしてなるべくJR区間を多くして目的地にちょうど良い時間に着くこと。
東海道線を乗り継いで岐阜まで行って高山線で美濃太田、ここからは三セクの長良川鉄道しかありません。

家を出たのは朝の6時前。
熱海までは快適ですが、熱海から豊橋までの区間が何回か乗り換えねばならず、しかも列車は3両編成で混んでいるのが常なので工夫が必要です。

例えば、島田行の列車は終点まで乗らず途中の興津で降りる。
島田で乗ることになる浜松行は興津始発なので座ることができるのです。
次も浜松までは乗らずに掛川で降りて掛川発豊橋行を待つという塩梅です。

豊橋からは編成も長く乗り心地もよい新快速が走っているので快適だし、岐阜からは空いています。
時間はかかっているのですが乗り継ぎ時間はあまりない。5分くらいがほとんど。特に昼時は忙しくて昼食をとっている時間はありませんでした。
15時40分頃に到着するまで昼食抜き。

長良川鉄道
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郡上八幡駅、いい味が出ている。
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今日から二日間は郡上八幡自然園のロッジにて外ごはん雑魚寝。

ここ郡上八幡自然園は、郡上八幡駅から一駅先(この一駅というのがなかなか大変。あまり便がない。)にある大規模な野外学習施設。
すぐ横を長良川の清流が流れています。
ロッジも100棟ほどありプール、大浴場や学習棟もある。
少年自然の家のように公立なのかなと思いましたがそうではないらしい。
家族連れやボーイスカウトやらでかなり賑わっています。

外ごはんですから、明るいうちに済ませるべく、そのままバーベキュー&飲み会に突入。

ロッジ
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釣った鮎ではないけれど美味しそう。
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定番
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主催しているシマ部の面々はもう何十年も郡上踊りを体験しているベテランです。
小生は今回初めて。

話によると今夜は郡上八幡とは反対方向に長良川鉄道に乗って約30分の美濃白鳥という場所で徹夜踊りがあるそうで、そこへ行くとのこと。
この三日間程は徹夜踊りのため長良川鉄道も深夜の臨時便を出しているとのことなので徹夜しなくても戻ってこれそうです。

最寄駅の自然園前という駅はホームが一つあるだけで屋根も壁もない当然の無人駅。
付近も真っ暗。
月明かりがほんのりあたりを照らす中、一両編成のディーゼルカーがカーブを曲がってやってくる姿は中々に趣があります。

深夜の長良川鉄道自然園前駅
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美濃白鳥は有人駅だが夜も更けているので駅前は踊りに行く人がぽつぽつといるだけでとても静か。

美濃白鳥駅前
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踊りの会場は駅からしばらく歩いたところ。
山車に地方(じかた)が乗って演奏し踊り手が道に広がって踊ります。
道路封鎖スタイル。
曲は結構テンポが速いものもあって動きは激しそう。若者向きかもしれません
キメの箇所では下駄の音を合わせます。
ゆったりしたテンポから始まっても段々曲のテンポが上がっていってトランス状態になっていくような感じ。
これで徹夜は結構大変じゃあないかな。

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適当なところで引き揚げました。
また一両編成の列車で戻ります。
誰かが猫バスみたいと言っておりました。

美濃白鳥駅ホーム上で戯れる猫
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翌日のお楽しみは何といっても長良川での川遊び。
ロッジから水着のまま歩いて行けてしまうという好環境。
相変わらず天気が良くて暑いので川の水が冷たくて気持ち良い。
川で泳ぐということ自体が珍しい。屋久島以来ではないかな。
潜るとアユが結構います。こんなにいるのに中々釣れないんだよね。

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少年カヌー教室をしていた。
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お昼ごろまで川を堪能して、午後は好きな時間を過ごします。
小生は、プールへ行ったり昼寝をしたり。
夜は郡上踊りを堪能するため郡上八幡へ繰り出します。

お出かけ前におめかし。
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ここは戦災にあってないんでしょうね、古い街並みがそのまま残っていて山間の古い宿場町の趣があります。
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昨日と同じで踊りの会場は駅からしばらく歩いた路上。
有名なイベントだけにかなりの人出。
スタイルも昨日と同じく、山車地方(じかた)道路封鎖下駄鳴らし型。
ただ昨日と大きく違ったのは曲がゆったりとしていて歌詞も聞き取りやすくてとても味があるという点でした。
地方の上手さというのも相当あると思いますがベテラン唄者の表現はさすがだと思いました。

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地方(じかた)
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これなら徹夜もできそう。
ただし小生は徹夜はパス。
徹夜踊りのシマ部の面々とは別れて猫バスで帰りました。

帰路
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列車が行ってしまった深夜の自然園前駅、真っ暗だ。
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翌朝は徹夜の疲れもあってゆっくりと出発。

小生は、美濃太田から多治見を経由して中央西線で松本へ行って一泊して、翌日は大糸線から日本海側を通って長岡から上越線で帰ろうと計画していました。

松本までは4時間余り。中央西線は木曽川沿いを走ります。
松本もやはり暑い。

ホテルは変哲もないビジネスホテルですが、漫画も置いてあったりして(特に小生の大好きなゴルゴ13がかなりあるではありませんか。)かなり居心地が良い。

夕食を外に食べに行くのはいつも大きな楽しみですが、一回りした結果このホテルの食堂が旨そうで値段も安いことを発見。特に小鉢一皿100円は良かった。

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ブラジル旅行の時もそうでしたが、一人で偶然良い店に出会えるというのは旅のだいご味の一つです。
で大満足。
ゴルゴ13でちょっと夜更かししてしまって、翌朝日本海周りルートの列車に乗るのが億劫になってしまいました。
確かに、このルートだと朝9時頃出て家に到着するのは夜10時頃だしとか軟弱な理由をくっつけてお手軽に中央本線で帰ることにしました。
これだといくらでも電車はある。

というわけで、たまには楽器を持たない旅、仕事と何の関係もない旅というのも良いものです。

ではでは

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