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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2022年7月の鳩間 その1

2022年7月の鳩間 その1

久しぶりの成田空港、久しぶりの航空機移動です。

2019年を境に2020年からイベント、海外旅行そして国内旅行まで自粛を強いられるようになりました。 もちろんコロナ禍のせいです。 生活は一変しました。
私事で言えば、2020年の2~3月に予定していた海外旅行の中止、鳩間島音楽祭の中止、沖縄・八重山行きの中止、浅草サンバカーニバルの中止、ライブの中止等々、挙げればきりがないのですが、とにかく人が集まること、移動することが自粛の対象となってしまいました。 ということは、人が移動してきて、集まって、触れ合って楽しみを共有するという生きていくうえで極めて重要な部分が丸ごと失われてしまったということです。
当初、数か月も我慢すればよいかなと思っていたのですが、自粛―制限―解除―自粛------のループが何年も続くことになりました。
2022年7月現在、感染症の実態が解明されつつあり、それにより感染症対策の選択肢が増え、まだまだ警戒レベルにあるとはいえ、徐々に落ち着きを取り戻しつつあります。

もう20年ほど毎年行っていた沖縄・八重山行きも2019年を最後に中断を余儀なくされました。
2019年は9月に十五夜の宴、敬老会に参加させていただいてとても感慨深い旅でした。
ところが、数か月して、秋にはとてもお元気だった勝おじいが急逝して、民宿瑠璃も休止、2020年がやって来て今に至っています。
島の友人からは機を見てお出でと言われていましたが、なかなか踏み切れませんでしたが、いつまでもぐずぐずしていたら会いたい人にも会えなくなってしまうと、今回、短期間でライブとは関係なく島を訪問することにしました。

7月3日に出発して7日に戻ってくるという小生としては超短期間の旅です。

台風4号が発生していて、7月2日に沖縄本島に接近するというので、3日午前中那覇り発着便は飛ぶのかという不安はありましたが、無事に成田空港を離陸して、那覇空港で乗り換え、午後には石垣空港に着きました。
3年ぶりの八重山、本土が暑いのでそんなに暑さは感じませんが、久しぶりに八重山の空気、匂いを感じてリラックスしてきます。
今夜は久しぶりに訪れてみたいお店も何軒かあるのですが、旧知のT先生のお宅での飲み会に誘われており、いつもライブをやらせていただくパパビゴーヂに寄ってからT先生宅を訪問します。
T先生のお宅も約3年ぶり。鳩間の古い友人M.H.さんもいて楽しかった。
いつも泊まっていたホテル海邦が閉館してしまったので、今回は別のホテルに泊まります。
常に使っているスーパーとは目と鼻の先。


翌日7月4日は鳩間島に渡ります。
この季節は南風なのであまり欠航はありません。
定期船は以前より大型の船を使っています。
上原港経由で約1時間、鳩間港に着きました。

久しぶりの鳩間島の景色です。

今日から7日までお世話になる宿は、旧くしけー家を運営していた寄合満さんのオーナー民宿です。
定宿だった瑠璃は勝おじいが亡くなって閉めてしまいました。
いつか必ずこういう日は来るのだけれど、寂しいなあ。
民宿寄合は島の東側、つばさ寮の筋向いに位置していて、広い敷地に母屋と何戸かのコテージが並ぶ手作り感満載の素泊まり民宿です。基本一組一部屋で、懐かしい蚊帳を吊って夜を過ごします。
小生は締め切って寝ても暑くなかったので吊るしませんでした。
 

天気は基本的には晴れているのですが、あまり安定していないようで、時折ザーッと激しく降ってきたりします。
とてもお会いしたかった島の長老Y.O.さんとも3年ぶりにゆんたくできて、お昼までご馳走になって、これだけでも来た甲斐がありました。
久し振りに、日常的に暑くて、いつも汗ばんでいて、部屋の中と外の区別があまりない暮らしが戻って来た気分です。
天気の良い午後の時間帯に、久しぶりに島一周に出かけました。
部屋の入り口が南に向いているので(この島の建物は基本そうです。)南風が吹いているこの季節の雨は入り口を開けていると吹き込むこと必至。
ドアを閉じて出かけます。

3年前より植物の生い茂り方が密になっているような気がします。
道路の手入れをあまりしていないのかもしれません。
珍しいことに昼間っからヤシガニ出ています。

かつてはよく行った外若(ふかばか)浜。
S.H.おじいと網で魚を追っかけたりしましたね。
Y.U.さんは白ワイシャツ、黒ズボンで釣竿を持って海へ入っていたものです。
看板は落ちちゃってましたが、小さい浜は漂着ゴミも無くいつものように迎えてくれました。

外若浜から西へ歩こうとすると、道路上が樹木のトンネルのようになっていました。

更に西に歩いて行くと、かつて再建しようとした武士ぬ家の辺りが黄色いお花畑になっていました。
これは自然のものでしょうね。

何だか以前より野良ヤギが増えている印象でした。
それも角を生やした立派やつ。
道の真ん中に陣取っていたりします。
これは、飼いヤギ。

これは、野良ヤギ。

夜は、母屋で家主の乾杯があって、宿泊客が皆誘われます。
島の民宿全部が全部そうであるとは言いませんが、島の民宿のしきたりのようなもので、ま、この民宿は参加は自由です。
小生は、旧知の友人K.U.さん宅での飲み会があるので、適当な時間までお付き合いをしてごちそうになります。
K.U.さん宅では今日届いたばかりというカラオケまで楽しんでしまいました。
外は時々バケツをひっくり返したような雨。
雷も鳴っています。
あっという間に乾き、あっという間にぐしょぬれになる洗濯物。
こんな天気のせいか、締め切ってしまってもあまり寝苦しくはありませんでした。

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