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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2025年 スリランカの旅  第2章 ネゴンボからプッタラマ

2025年 スリランカの旅  第2章 ネゴンボからプッタラマ

第2章 2/19(水) ネゴンボからプッタラマ

すごく早く起きてしまう。
まだ外は暗い。
今回は初めてレンタルwifiを借りてみた。
ホテルにはほぼ100% 無料wifiがあるが、ホテル外で使えるというのは良い。
ましてや、今回は一般のお宅へ行くので自前のwifiは必須だろう。
データローミングでそのまま使えるという話もあるが、イマイチ料金が不安だ。
6時半頃になって明るくなってきた。
散歩に出てみる。

朝はまだ涼しい。
宿の周りは普通の住宅街だ。
ネゴンボは2018年に来ているので、大体の地理は分かる。
宿を出て西の方へ歩いて行くと海岸沿いの通りへ出る筈だ。
人懐っこい人が多い。
外国人に挨拶してくる人多数。
日本人が珍しいからだろう、彫の深い表情でこちらを見つめてくる人が多いのだが、笑顔で会釈すると向こうも笑顔で返してくれる。
これ、日本でやったら変な人になってしまうのではないか。
tuktukのドライバーからはしつこいくらい声をかけられるのだが、これは、No, thank you.で通す。
海岸通りに出る。
確かこの通りを南にずっと進んでいくと魚市場に出たような記憶がある。
海岸通り沿いには高給ホテルが散在している。
2018年にシギリヤでヘリタス・カンダラマというジェフリー・バワ建築の高級ホテルに泊まったことがある。
ジェフリー・バワ建築に興味があったのだが、確かに居心地は良いけれど、単に高級ホテルというだけでは小生の心には響かない。
ビーチへ出てみる。

外国の風景だなぁと思うけれど、海は海だ。
鳩間とも千葉ともつながっている。
早朝からボートを出して漁をする地元民。
少しの漁獲。
たたずむ犬。
野良っぽい犬はそこいら中にいる。
地元の人が話しかけてきたと思ったら、アクセサリー売りだった。
これもNo, thank you.
帰り道、昨夜紹介されたレストランを見つけた。
海岸通り沿いにある。
結構遠い。見つからない筈だ。
朝の通勤通学時間帯。学生たちが行き来する。
日常の風景。
昨夜、ロビーでPCをいじっていた上半身裸の太った白人のおじさんがこの宿の主人だと今更ながら気が付いた。

Family House

8時に朝食。

まだそれほどではないが、じわじわと暑くなってくる。
夏の沖縄っぽい。
次の目的地プッタラマまで車を頼む。
鉄道は通っているが、夜中の便しかないみたいだし、今回はギターという荷物もある。
Family houseは料金が安く気楽に泊まれる宿だった。
AC無しなので初めは暑いなとは思ったが、天井扇を回せば充分にしのげた。

10時に車がやってきた。
日産のミニバンだ。
ACが効いていて快適。
ドライバーは物静かな65歳。空港タクシーとのことだ。
プッタラマまで約2時間半かかる。

日本車で右ハンドル、左側通行だから、日本国内を走っているような感覚になってしまうのだが、決定的に違うのは運転マナー。
皆がすべて荒っぽい。
ホーンはそれほど鳴らさないのだが、追い越しが荒い。
全員であおり運転をやっているような感じだ。
公共のバスといえども運転は荒っぽく、隙あらば追い越しをかけてくる。
バスが一番強力かもしれない。
こんな状況だから日本と同じ通行区分だからといって、レンタカーを選択するのは慣れていないと無理だろう。
最近はレンタルtuktukというのもあるらしいが、尚更だ。

途中、イスラムの街を通ったが他と雰囲気が違っていた。
建物が低くて、人、建物が暗いような雰囲気をしていた。
モスクもある。
過去に訪れたイスラムの国、トルコは明るく、モロッコは陽気だった。
信号は全くない。
沿道に物売り多数。いつも思うのだが、あれは売れるのだろうか。
時々グーグルで位置確認。これもwifi があるからできる。

そう、こんな感じだと日本をドライブしているのと同じ感覚になってしまうのだ。
2018年の訪問時は、海沿いの列車でゴールまで行き、山登り列車でヌワラエリヤまで行き、とても楽しかった思い出がある。安いし。
ただ、いつも混んでいて、ギターを持っている今回は、利用するのは難しい気がする。
最安値のバスは尚更無理。
トイレの問題もあるし、体調を崩しそうだ。
値段は高いけれど車は安全パイなのだ。
対向車線のバスが半ば斜めになりながらものすごい追い越しをかけてきた。
思わず笑ってしまう。
外は相当に暑いが車内はACで快適。

13時頃Puttalam着。
とても賑やかな街だ。
ラウンドアバウト付近は何故か既視感がある。
ホテルを探すのに一苦労。
しかし、入り口が分かりにくいだけで建物は大通りに面していた。
近くにスーパーマーケットや酒屋もある。これは重要なことなのだ。
ここは観光地ではないので当たり前だ。
Puttalamで唯一の大きいホテルが、このSenathilaka Hotel だ。
値段も高めだが内容も立派。
部屋はかなり広くて3人は泊まれる。
ACも冷蔵庫もある。
これでN君家へのお土産のチョコレートやビールも冷やせる。
お腹もすいたしビールも飲みたい。
とりあえず荷物を置いて早速外に出てみる。

強烈な暑さ。これは昼間の街歩きはやめた方がよさそうだ。
夕方が良いな。
観光地ではないがとても賑わいのある街だ。
こういう街は好き。
食事するのに適当な店が見つからず、ライオンラガーを2本買ってホテルへ戻ると、1階のレストランで美味しそうなランチをやっているではないか。
探すことはなかったのだ。

ビールはメニューにはないが頼めば飲める。
フィッシュカリーを注文したが、白米とそれを囲む数種類のカリー、というよりはスパイス炒め。
白米を含めその量がものすごい。
とても美味しくいただいて、もう14時半頃なのに満腹になってしまった。

日本製のおなじみブルドックソースが置いてあった。
お値段は、500mlでRS4,280(約2,000円)。
高級品だ。

外は暑いので、部屋へ戻って昼寝。
今日はギターの練習もしたいし、なんだか眠い。

夕方、起きて外へ出てみると少し涼しくなってきている。
まだ、満腹感が残っていて夕食はそんなに食べられそうにもない。
屋台のパンとビールで済まそうと思っていたが、ホテルの隣のスーパーマーケット(Keellsという大型スーパーでこの後も各地でお世話になった。)に寄ってみると、手ごろなものが色々とある。
美味しそうな総菜パンを買って、部屋に戻ってギターの練習。
ようやく食べる感じになってきたので、パンとビールで夕食を済ませる。

N君から連絡があって、明日のピックアップは車にしようかtuktukにしようかと。
車だと友人のものだから費用が掛かりそうだ。tuktukは自分のもの。
tukだと荷物がどうなるか若干気にはなるが、きっと風や匂いを感じられて,
今日感じた日本をドライブしているのと同じような気分とは違うものになるに違いない。
tuktukにしようと返事。費用もかからないし。
アヌラーダプラまで75kmあるからどうなるか面白そうだ。
暑そうだが、楽しみが増えた。
2日目で手動ウォシュレットの感覚も取り戻せてきた。
そろそろ眠くなってきた。
ACが良く効いているので、布をかけて寝る。

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