2025年 スリランカの旅 第3章 プッタラマからアヌラーダプラ
第3章 2/20(木) プッタラマからアヌラーダプラ
AM3:30ごろには起きてしまう。
wifiというものはとても便利なものだ。
日本にいるのと同じネット環境だ。
ホテルにはほぼ100%無料wifiがあるので、それ程携帯wifiのお世話にはならなかったが、今日からは普通のお宅なので使うことになる筈だ。
滞在先に到着すると、まずすることはコンセントの位置を確認すること。
スマホとwifiの2種を充電しなければいけないからなのだ。
今回は変換機器にこういうものを持って行った。
usbが2つ付いているので直接ケーブルを差し込める。
あと、延長コードは役に立った。
今日は9:30にN君が迎えに来てくれてアヌラーダプラに移動する。
外が明るくなる6時半頃散歩に出てみた。
まだ車は多くないが、朝の日常が始まっている。
住民が道路わきを掃除しているのに感心した。 鳩間島みたいだ。
初めてスリランカに来た時、インドを旅行してから来たからかもしれないが、道がきれいだと感じたことが印象に残っている。
こういうことだったのだ。
賑やかな大通りを外れて西へ向かってしばらく歩くと海岸に出た。
やはり犬が佇んでいる。
tuktukは外国人をみると必ず声をかけてくる。
7:30に朝食を頼んでいるので戻って朝食。
昼と比べてとても質素だ。
オムレツはFamily houseの1/4位だ。
清算を済ませる。
食事やビールを含めてUS$55。
やはりここは結構高級なホテルなのだ。
約束の時間になって外に出てみると、こちらの姿を見た別のtuktukドライバーがすり寄ってきた。
いやいや、予約があるからと断るがわりとしつこい。
N君は既に到着していてカーパークで待ってくれていた。
2017年以来8年ぶりの再会を祝福しあう。
当時の印象は眼光鋭い若者という印象だった。
それ程印象は変わっていないが、彼も42歳。3児の父親だ。
荷物も問題なくtuktukに積めた。
走り出す。
75km、たぶん2時間くらいだとのこと。
N君のtuktuk。本当にお世話になりました。350kmくらいは乗ったと思う。
風が気持ち良い。
この感じだ。
車では風を感じられないのだ。
tuktukは土地の空気を直接感じられる。
こういう長距離移動がしたかったのだ。
外はもちろん暑いのだが、tuktukは風が来るのであまり暑さを感じない。
安定したドライビングで、風景、空気、風を楽しんだ2時間だった。
どこへも寄らずに直接アヌラーダプラのお宅へ。
N君の家はアヌラーダプラのcountry sideの森の中にあるという印象だ。
同じ敷地内にご両親の家もある。
古いけれど広くて立派なお家だ。
家の周辺
娘2名に息子1名と聞いているが、なんだか他にも小さい子供からお婆さんまでいて、ワイワイと賑やかな大家族のようだ。
久しぶりに小さい子のワイワイキャーキャーがある環境に来た。
ありがたいことに高校生の長男君の部屋を貸してくれて、ありがとう。
蚊帳を使う。
スリランカの蚊帳は日本のような武骨なものではなく、かわいらしいデザインだ。
環境的には全く問題はないのだが、トイレが金隠し無しの和式でバケツの水で後処理をする最もハードルの高い奴だ。
隣りのご両親のお宅のトイレは、ホテルと同じで洋式ホース付きだからそっちを使った方がいいよとのことで、ありがたくお受けした。
ランチをいただく。
スリランカ式カリー。
ご飯は白米でそれほど細長くない。
フィッシュカリー、そう言えば魚屋、屋台も含めて結構ある。
ジャガイモ、ニンジン、ピーマンのカリー、青物を含んだ刻み野菜のカリー、いんげんのカリーの4種類のカリーだ。
辛くはなく、丁度良いスパイスの加減でとても美味しかった。
家の周りは森の中という感じでとても静かだ。
お昼の後、体を洗いに行くのだと言ってtukに乗る。
森の深い方へ向かっていく。
どこへ行くのかと思ったら、川だった。
N君は服を脱いで川へ入っていく。
頭上には猿が多数。
Red faceとBlack faceがいて、Red faceは何でも食べて危険な奴だという。
Red faceはニホンザルと同じ種類だと思う。
こ奴には2018訪問の際に眼鏡を盗まれたことがあるのだ。取り返したけれど。
Black faceは、顔は黒いが体は白くてテナガザルみたいだ。
N君は潜って何かを探しているようだったが、それは石だった。
磨くと装飾品として使える石。
小生は水着を持ってきていなかったので川には入らなかった。 ちょっと残念。
この辺りは彼の瞑想スポットだという。
寺院は人が多くて瞑想するにはうるさくていやだという。
確かに日本でのN君とのやり取りの中で、師匠と何日間か森へ瞑想をしに行っていたとかの記述があった。
その師匠は2年前に亡くなったそうだ。
この森は毎日来て瞑想するような場所らしい。
川から帰ってしばらくまったりとしていた。
16時頃になってsunsetを見に行こうとお誘い。
tukで向かう。
アヌラーダプラのメインストリートを走っていると、2017年の記憶がよみがえってくる。
あの時は、インドからの長旅で、前夜は暑さとかゆみで全く寝られず、しかもコロンボから6時間くらい暑くて混んでいて爆音ミュージック付きのバスに揺られてここに着いたのだ。
疲れからか、足が痛くなる兆しが感じられていた。
ここでN君にtukでガイドをしてもらったのが最初の出会いだった。
今回の旅はここアヌラーダプラの3泊と次のポロンナルワの2泊がハイライトとなる筈だ。
templeに行くというので、長ズボン着用だ。
2017年にアヌラーダプラの遺跡は彼の案内で殆ど回っていたので、今回は別の場所らしい。
向かったのはミヒンタレー。
アヌラーダプラから約16km。
立ち寄ったのは、巨大ガジュマル。
気根が二重になっていてその内側にベンチが置かれているという巨大さ。
こんなに巨大なものは八重山でも見たことがない。
ここも宗教的な場所だという。
N君
ここから更に30分ほどでミヒンタレーに着いた。
仏教がスリランカに最初に伝わったとされる聖地だ。
まずは、湖というか池を経て遺跡と宗教地区へ入って行く。
ここからはミヒンタレー専門のガイド氏の案内で観光へ。
因みにガイド料はus$20。
スリランカの寺院は結構山の上にあることが多くて、石段を登っていくことが多い。
ここも1000段上るよと言っていたので、これは暑くなるな、汗だく必至と思っていたら、それ程きつくはなかった。
いたずら好きのRed face
上りの途中、寺院エリアに入ってからは靴を預けて裸足、脱帽になる。
外国人観光客も多数いる。
かなり上ってきたので眺望はとても良い。
空気が澄んでいるので遠くまでよく見える。
付近の岩は象やライオンに似ているものがあり、これも名物らしい。
ここは、寺院の遺跡とともに現役の寺院でもある。
お坊さんの楽隊がやってきた。
仏教伝来の地と言われるアムバスタレー・ダーガバ
寺院を見学した後は名物のsunsetスポットへ。
お目当ての観光客が待ち構えている。
しかし、日の入りや日の出というのは、毎日繰り返されてどこでもお目にかかれるものなのに、どこの観光地でも人気スポットなのが若干不思議ではある。
レッドフェイスのサル多数。
観光客をからかったりしている。
こいつらは油断をしていると人のものを盗んだりする。
しかし、崖の上に設置されたフェンスの上やら外側を歩いたりしてよく落ちないものだ。
有名な場所だけあって、sunsetは美しかった。
山を下りて帰路に。
sunsetから暗くなるのは早い。
日中とは打って変わって涼しくなってきた。
汗だくだった衣服もすぐに乾いてしまった。
そうだ。洗濯物を干してあったのだ。
帰宅して夕食。
ビールはいらないよと言ってあったのだが、バイクでちょっと出てくるよと言ってライオンラガーを買ってきてくれた。
もてなしに感謝!!
食事を終わってもう20時頃。
ビールも飲んで頃合いなので、ミニコンサートを開催。
ファミリー向けミニコンサート。
ブラジルものと日本の曲を取り混ぜて演奏。
最後はTristezaで、ラヤラを皆で唄った。
N君が笛と太鼓を持ち出してきて、しばしセッションの時間。
彼が詠む音楽的なお経に伴奏を付けるセッションもやった。
Gmを中心に展開していくと合うことが分かった。
蚊帳を吊った部屋で寝る。
夜のトイレが気にはなるが、何とかなるだろう。
ヤモリがいるのは沖縄と同じだ。