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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2025年 スリランカの旅  第5章 アヌラーダプラ

2025年 スリランカの旅  第5章 アヌラーダプラ

第5章 2/22(土) アヌラーダプラ

今朝は、朝食前に朝の散歩にN君と出かけた。
今日は、N君宅に長逗留しては悪いとの思いから、前々からアヌラーダプラ市内にホテルを取ってあったので、午後はそちらに移動することになっている。

途中で集落の若者2名と合流。
どんどん森の中に入って行く。
先日、瞑想ポイントだと言っていた川辺に出た。
向こう岸に渡るらしい。
橋などは無く、向こう岸に渡してある上下2本の鉄のワイヤーを伝わって行くらしい。
N君が途中まで渡って見せてくれた。
これは相当にハードルが高そうだ。
向こう岸から地元の人がすいすいとリズミカルな動きで渡って来る。
どうすると聞かれて、トライはしてみた。
7~8mは行けたと思うけど、段々ワイヤーが揺れだした。
とても向こう岸までは無理ということで退散。
少し歩いたところで歩いて川を渡ることになった。

苦労して渡った行先は田んぼ。
刈り取り前の稲が実っている。
ここが瞑想に良いとのことで、毎朝ここへ来ているとのこと。

N君は逆立ちやら片足立ちやらのポーズを取ったりしている。
あとの2名は煙草を吸ったり談笑したりしてのんびりしている。
2名はシンハラ語のみ。
小生、シンハラ語は2パターンしか覚えていない。
「アーユーボーアン」、これは「こんにちは」とか「さようなら」とかどういう状況でも使える万能の挨拶言葉、そして「ストゥッティ」、「ありがとう」の万能語。

日が昇ってきて段々暑くなってきたので帰途につく。
朝の散歩にしてはなかなかに重い散歩だった。

帰りに森の中に住んでいるらしい森の人に出会った。
彼らの知り合いで森の中の日本のホームレス住宅のような家にいるようだが、仕事はあるらしい。
薬草を採取しているらしい。

帰って、朝食。
毎食とても美味しいし、十分すぎる量があって本当にありがたい。

今日のホテルへは14時頃チェックインすればよい。
しかもここからとても近いのだ。

朝食後、テンプルへ瞑想に行こうとN君から提案。
しかもギターを持ってきてほしいと。
彼のお経と一緒にセッションをしてほしいということなのだ。
「え! テンプルでセッションっていいのかよ」と思ったが、なるようになると腹をくくった。

それにしても、ここのところ考えてしまうのは滞在費用の精算のこと。
費用のことは気にしないでくれとN君は言うのだが、そんなわけにはいかない。
そう言われると却ってこちらにプレッシャーがかかる。
明日、次の目的地のポロンナルワまでtukで送ってもらえるので、その時までに何とかしようと思っている。

テンプルは観光地なのだが、建物としてのテンプルではなく、自然の森とか岩とかを宗教上の神聖な場所として位置付けているようだ。
N君が寺院での瞑想はうるさくていやだと言っていたことからもうなずける。
tukを降りてギターを持って行く。

ある場所で瞑想約20分。
鳥の鳴き声やら何者かの声が聞こえる。
観光客が通り過ぎる声が聞こえる。

その後少し歩いて巨大岩のある瞑想スポットへ。
ここでN君はお経を唱えるからギターを弾いてセッションをしてくれとのことだ。
彼のお経は、一昨日セッションをしたので何となく付いていける感じがする。

お経が始まった少しあとで出る。
この前と同じGmを中心として周辺のコードで合わせていく。
今日は、強弱をつけたりコードの変化もつけてみる。
誰も通らなかった。

これで良い。
帰途につく。
途中、土日のみ開かれるという市場へ行く。
かなりの規模だ。
市場好きにはうれしいスポット。

ここは2017年に訪れた際に来たことがあるような既視感があるが、ほかの場所かもしれない。
ここで彼の若干の買い物に付き合う。

ついでにアヌラーダプラの鉄道駅に寄ってもらった。
中心街からかなり離れたところにあるし列車の本数も少ないのだが、とても立派な外観の駅だ。
時刻表も立派にすればよいのにと、つい思ってしまった。

ボーイスカウト達が掃除の奉仕活動をしていた。
やはりこの国にはパブリックスペースを掃除する習慣があるのだ。
だから街がきれいなのだ。

分かりにくい時刻表。

駅の構内。

N君宅に帰ってお昼をごちそうになった。
いつもながらとても美味しい食事だ。

豆と野菜のカリー

魚のカリー

今日は、市内のホテルに泊まるのでN君宅にお世話になるのはここまでだ。
厚いもてなしと美味しい食事には本当に感謝したい。

14時頃に今日のホテル、ゴールデンレジデンスに送ってもらう。
すぐ近くだった。

ゴールデンレジデンス。

ここでようやく懸案だった費用の話が出た。
小生としても切り出さなければいけないと思っていたので良いタイミングだった。
とりあえず、この3日間お世話になったtukのちょっとした修理が必要になった代金LKR5000を支払う。

思うに、3食お世話になった食事は普通に摂っている食事とは思えないし、多分客人用の食器や食事だろうし、N君には迎えに来てもらい、なおかつ送ってもらい毎日tukを使って色々なところを案内してもらった。
明日もポロンナルワまで送ってもらうのだ。
その費用と3日間仕事を休んで付き合ってもらった分を補償する必要がある。
この点は事前にスリランカの平均給与とか参考に調べてあったので、小生として十分ではないかと思われる額を提示した。
具体的な金額を記すのは差し控えるがN君も同意してくれた。
明日、ポロンナルワに着いた時点で清算しようということになった。
懸案事項が片付いて少しほっとした。

今日のホテル、ゴールデンレジデンス、部屋は広くてとても清潔だ。
シティセンターから歩いて10分ほどの便利な環境なのだがとても静かだ。

広い敷地内にホテルと自宅と親戚の家まであるということで、とてもリッチな一家だということがうかがえる。
オーナー兼マネジャーは物静かな男性で奥様と一緒に仕事をしている。
娘さんも一緒に住んでいて、敷地内にファミリーがいるとのことだ。
酒屋の場所もわかっているのでビールを買いに行こうかなと思ったら、あるとのこと。
キッチンを使っても良いので、ライオンラガーを冷蔵庫に入れて、とりあえずシャワーを使ってからラガーといきたい。
洗濯物も結構たまっているが、明日のポロンナルワで洗濯できそうだから明日にしよう。
今日は、アヌラーダプラのシティセンターを中心とした街歩きとお土産のお茶とスパイスを買うと決めている。
そしてN君への支払いの準備も。
ラガーを飲んで勢いをつけて街中へ。

活気がある街だ。
暑い!

ここは2017年に来ている。
あの時はインドから渡って来て、足の調子が悪くなりかけていた。
あの時にtukで案内してくれたのがN君だった。
翌日シギリヤまで車で送ってくれて話が弾んだ。
でも、こういう付き合いになるとは思わなかった。
彼によれば神聖な場所でお経とセッションをした小生は、spiritual friend ということだ。
当時足が痛くなりかけて、行きたい所もあったけれどキャンセルして、アヌラーダプラの街中をゆっくり歩いている余裕はなかった。
結局、トランジット先のクアラルンプールの空港ホテルで長い時間休んで足の痛みは引いたものの、今度は右手が痛み出し、成田空港でものを書くことができず、自分のサインだけ必死になってしたという思い出がある。
で、翌2018年にリベンジしたわけだ。

このアヌラーダプラのメイン通りは何となく覚えている。
近くに湖があって、そのほとりのホテルに泊まったのだ。
今は廃業したと聞いた。
もう1回市場に行ってみる。
たいそうな活気だ。

遺跡や歴史的建造物も良いけれど、普通の街歩きはとても楽しい。
街歩きを楽しんで、2017年に買い物をしたスーパーマーケットに寄ってお土産のお茶とスパイスを買い込んだ。
昼食の量が多かったので(大体いつも多い。)、夕食は何かを買ってホテル飯にする。
スーパーの前の屋台的フードコーナーで、カリー、パン、ドーナツ状の揚げ物(ワディ)とよく出てくるココナッツミルク入りクレープのお椀状のもの(エッグホッパー)を買う。
これで300円くらいだ。 ホテルへ戻ってライオンラガーと共に味わった。
これで十分なのだ。
部屋は広いし、エアコンも良く効いているしぐっすり眠れそうだ。

スリランカに来るとお気に入りのウッドアップルジュース。
沖縄におけるさんぴん茶みたいな位置づけ。

夕食。

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