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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2025年 スリランカの旅  第7章 ポロンナルワ

2025年 スリランカの旅  第7章 ポロンナルワ

第7章 2/24(月) ポロンナルワ

今日の予定は、8:30にハシタ氏が迎えに来て、彼のバイクに乗って、彼のガイドで古代都市ツアー、遺跡群巡りをやることになっている。
午前中で終了して午後は適当に街歩きをして昼食、夜はハシタ氏がギター演奏を聴きに来る。

キッチンにあった道具。ココナッツの中身をくりぬくやつだ。スクリュー式で機能使った物より楽そうだ。

このホテル―別荘は、一棟貸しで居心地は最高に良い。
ベッドルーム以外はAC無しだから、朝夕は涼しいけれど日中は暑い。
あと、ハエがわりと多い。
その点が難儀くらい。
これだけの環境でぜいたくを言ったらきりがないのだ。
もしまたポロンナルワに来る機会があったら、ここのリピーターになりたいと思っている。

朝食は昨日買ってきたパンとお土産で足りてしまう。
スーパーマーケットやATMもある市街地までは、集落を抜けて徒歩約20分。
大した距離ではないが、日中だと汗だく必至。
道順は簡単だしツアーから帰ったら買い物がてら行ってみよう。

約束の8:30にハシタ氏がバイクでやって来た。
昨夜と同じようにバイクの後ろにまたがるのだが、ヘルメットの装着が面倒くさい。

ポロンナルワは10~12世紀の間にシンハラ王朝の首都があった場所で、一旦はすたれてしまったのだが、現在はきれいに整備されて大遺跡群が広がっている。

まず、ポロンナルワ博物館へ入館する。
入館料30us$と高いのだが、このチケットが色々な場所でチェックされるので必要なのだ。
これはシギリヤロックも同じ方式だった。
観光収入を重要な財源とするスリランカではこの手の有名な観光地の入場料は押しなべて高い。
ただ、アヌラーダプラでチケットを買った記憶はあまりない。
ということで、まずは博物館内部を見学してから野外の遺跡群を見て回る。
ハシタ氏の解説付きだが、プロのガイドの専門用語と早口は立て板に水というか、なかなか付いていくのが難しい。
博物館の展示は英語での説明がついているので、それなりに理解はできるし、難しいところはgoogle通訳のお世話になれば良いのだ。
仮に日本で遺跡を解説付きで見学したとしても、やはり専門用語がかなりあって日本人でもすべてを理解することはなかなか大変だと思う。

遺跡地区はかなり広くて徒歩だけで回りきるのは大変だ。
レンタル自転車もあるが、多分大汗だろう。
小生はハシタ氏のバイクだから楽は楽。
だから移動も早くて、予定通り午前中で大体の見学を終えた。

思い付きだけで撮影した遺跡群

ランコトゥ・ヴィハーラという巨大ダーガバ。

涅槃像、立像、座像の仏像が巨大一枚岩に彫られている。

これも巨大一枚岩に彫られていた。

これはたぶんリスなのだろう。 かなり大きい。 噛みつくから注意とのこと。

これだけだったら、ポロンナルワは一泊だけでも良いだろう。
事実、多くの観光客は一泊してシギリヤかダンブッラ辺りに移動するらしい。
小生はクッキングクラス参加希望と別荘一棟貸しという環境があったので二泊はしたかったし、基本どこへ行っても最低二泊はしないと街歩きはできないと思っている。

お昼にかけてどんどん暑くなってくる。 ハシタ氏は戻るが、自転車を借りてこの辺りを回ることはできるよと聞いてくる。
暑いし、ホテルまでまたtukを雇うのも面倒だし、帰って買い物がてら街歩きもしたいので、一旦ホテルへ戻ることにした。

明日のキャンディへの移動はtuktukでも良いと思ったが、ハシタ氏のおすすめのドライバーがいるということでそちらにしてみた。
LKR20000で話がついた。
ハシタ氏は今晩8時半にギター演奏を聴きに来ることになっている。
それまでは、まったりと過ごすことにした。
まずは、食料の買い出しとATM。
徒歩で街へ行く。

当たり前の塀なのだが、見事だ。

20分も歩けば大通りに出る。
この通り沿いには何でもある。
スーパーマーケットでいろいろ買い込み、屋台でワディやら揚げ物やら買う。
やたら暑い。
昼と夜、ついでに明日の朝もこれで足りそうだ。
立派なキッチンだが、調理することはなさそうだ。
ライオンラガーはあと4本ある。
今日飲む分としては十分だ。

昼食を済ませてから散歩に行くことも考えたが、何せ暑いのだ。
外へ出る気がしない。
暑い日中の外出は控えるのは島と同じ。
夕方まで外出は見送ることにした。

明後日のキャンディからバンダラナーヤカ空港までの移動手段をどうするか考えた。
キャンディからコロンボまで列車というのは大変楽しいのだが、楽器を持っていることと、コロンボから空港までバスまたはタクシーもしくはtukを利用しなければいけないこと(これが結構かかる。)を考えると、キャンディから空港まで車をチャーターした方が安心だ。
荷物が少なければ、バスや列車の方が楽しいし安いのだが、両方ともとにかく混んでいるので荷物が多い今回はちょっと難しい。

この予約をネットでごちゃごちゃやっていたら、JCBのカードがキャンセルされて機能一時停止になってしまった。
この手のことがたまにある。
回復させるのは帰国してからにして、今回ATMで重宝したエポスカードを使った。
今回の旅で重宝したのは、このエポスカードとレンタルwifi。
ホテルにはほぼ100%wifiがあるが、人の家、外出先、空港内等でwifiが必要な場面がとても多い。
海外旅行にスマホは必需品で、どこでもネットがつながっていることは必至となる。
SIMカードを現地で買ったり、そのままスマホを使い続けたりする選択肢はあるけれど、今回、日本で準備できて価格も決まっているレンタルwifiを選択したのは正解だった。
1日当たり300mbを最大とした契約だが、ホテルに滞在しているときは全く使わないのでこのくらいで良かった。

立派な羽を持った孔雀がトコトコ歩いていたりする。
猫はあまり見かけないがネズミ駆除に必要らしい。
犬は多い。
そこいら中に寝そべっている。
猿対策に必要とはN君の話。 

ラガーを飲んだりしてまったり過ごしているうちに夕暮れ時になった。
このホテルー別荘からのSunsetは見事だ。
地平にぎりぎりまで沈むのが見られる。
何だか日本で見るより夕日が大きく感じられるのは気のせいか。

庭に立派なヤシの木が生えている。

夕日が沈む風景が美しい。

約束の20時30分にハシタ氏はバイクでやって来た。
ダウンを着ている。
夜のバイクは冷えそうだ。
夜のtuktukも冷えた。
30分ほどブラジル、ジャズ、日本を取り交ぜて演奏した。
彼としては、ホテルカリフォルニアといったアメリカンポップスが好きだそうだが、それはレパートリー外。
音楽は世界共通語だねとの感想と共に、とても喜んでいた。

ハシタ氏

明日のピックアップは午前10時。
自分は来れないかもしれないから、鍵はある場所に置いてくれとのホテルとしてはあり得ない展開。 なので、精算もここで済ませてしまう。
ガイド料も含めてUS39$、予想より安い。
写真を撮ったりしてお開き。

このホテルー別荘はとても素晴らしかった。
一人で泊まるのはちょっともったいない気もしたし、ここを拠点にして1週間くらいの滞在をしても面白いかなとも思った。
夜、久しぶりに雨が降った。
スリランカに来てから初めての雨だ。

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