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板垣武志が徒然なるままに綴る、日々のツアーや旅の雑記帳です。

2025年、夏の鳩間島、石垣島

2025年、夏の鳩間島、石垣島

6月の終わり、沖縄の梅雨が明けた時期に石垣島、鳩間島を訪問しました。

5月の鳩間島音楽祭に出演しなくなった2020年以降、南風が気持ち良く、海が静かなこの季節に鳩間を訪問することが通例になりました。
今回は、中学校の同級生H君、Y君と一緒です。

実は彼らともう一人、S君を加えた4名でこの年になったら一緒に行こうと約束をしていたのですが、S君が数年前に一足早く後世に行ってしまったので、この3名で訪問ということになりました。
我々4名は中学校時代に小生が初めて組んだバンドのメンバーでもあります。
彼ら3名はその前から一緒に演奏をしていたようでしたが、途中から転校してきた小生はギター担当としてスカウトされたのでした。

あれから半世紀を超えた現在、再び付き合いを再開させ、S君の命日近くには想い出コンサートなどをさせていただいています。

大学に入ってすぐ、このメンバーで旅をした思い出もあって、このような約束をしたのだと思います。
H君、Y君にとっては初めての鳩間島、とても楽しみにしているようです。

小生は、成田空港を7時30分に出発する石垣行で先に石垣入りして、石垣の知人宅を訪問したり買い物をしたりして、午後3時前に到着する彼らを石垣空港まで迎えに行くことにします。
毎度毎度お世話になっている、小生と鳩間島との付き合いのきっかけを作ってくれた石垣在住のT先生から車をお借りできるからこそできるわけです。

そんなわけで、石垣でのランチは漁港近くの公園で外ご飯。

石垣空港で2名をピックアップ後、市街地から西の海岸方向まで軽くドライブ。

H君とY君

潮が引いています

夜は、恒例になっているT先生のお宅で乾杯です。

翌日から3泊は鳩間島です。
沖縄は梅雨明けからしばらくは良い天気が続きます。
午前中の便なので、島に着いてからは軽く島を一周散歩。
徒歩で行けるところが良いですね。

旧知の島人達に挨拶をします。
何名か後世に行かれた方もいらっしゃいましたが、いつも元気に迎えてくれるO.Y.さん、御年97歳は今回もお元気で楽しくゆんたくできました。
そして、いつもの乾杯。
宿の主さんは我々と同い年。

翌日も良い天気。
前夜予約しておけば、朝食は500円でいただけます。

この日は、いつも行く外若の浜へ泳ぎに行ってみました。
いつもながらのプライベートビーチ。
リーフエッヂ手前のサンゴの切れ目の素潜りポイントも変わることはありません。
午前からお昼にかけては満潮なので、浜の手前から海はある、と言うのは少し変な表現ですが、干潮時には本当に海が無くなってしまって、リーフエッヂ近くまで何百メートルも歩くことができます。

夜は、寄合民宿で飲んでからマイトウゼへ移動して飲み会。
ここで、演奏して楽しんでいるうちに、昨年も会った弾き語り女性が、今年は楽器を持って来ているのでセッション。
K.U.さんの計らいで、明日の夜、急遽野外ステージでライブをやろうということになりました。
K.U.さん所有のP.A.を使おうということです。
鳩間ではこういうことが良く起こります。

7月2日 今日も晴天。
午後からK.U.さんの船で釣りに行く予定になっています。

外若浜へ、島を南北に貫く道ができていました。
元々あったものを宿の主さん、M.Y.さんが重機を使って整理したということです。
この道を通ると外若浜まで15分くらいで行けてしまいます。

お昼。
小生は冷蔵庫の残り物でささやかにいただきます。

釣り。
船で行けばいくらでも釣れるよと、宿主M.Y.さんは夜の魚料理を楽しみにしていたようでしたが、釣果は残念ながらささやかなものでした。
それでもおいしくいただきました。

さて、夜は昨日の約束通り野外ステージでのライブ。
K.U.さんのP.Aを使って、彼は司会者でもあります。

オリジナルソングを演奏してくれたY.Y.さん、声に張りがあって説得力のある表現はとても良かった。

翌7月3日は鳩間を出て石垣に戻ります。

短い間だったけれど、H君とY君は初めての鳩間島、楽しんでくれたでしょうか。
普段暮らしている日常とは異なる非日常を楽しんでくれたのなら幸いです。
島のみんなや自分の健康を祈りつつこれからもできる限り交流していきたいと思っています。

朝、道端でヤシガニに遭遇。
茂みへ退散してもらいました。

帰りの高速船は行きにも増して立派な船。
今までの高速船、高速船が通う前の週3便しかなかった頃の貨客船を思うと、変わったなと改めて思います。

1便に乗ったので昼前には石垣港に着きます。
この後、T先生の車をお借りして、石垣島を案内しようと思います。

ランチは食堂ではなく、弁当屋らおかずやらを買って野外でというのが鳩間島から戻って来ての当然の流れになっています。
東京から来たばかりの時分では、こうはならないでしょうね。

東周りに車を進めて、玉取崎展望台で休憩。

更に東に進み、平久保灯台に到着。

ここから西へ転じて、於茂登トンネルを通って島の北側に出て、吉原の「ステラ」にも寄りました。

ついでに川平湾にも。

これでホテルへ帰ると丁度チェックインの時間に当たるという寸法です。
石垣島一周、約4時間、これで十分回れます。

今日はこのあと、木曜日恒例、元カラオケ店(というには広すぎる感じもするのですが)「ゆめランド」でのおやじバンドの公開練習会、酒、つまみ付きというものがあって、これに我々も参戦する予定です。
ホテルに戻って休憩したのち、暗くなるころT先生のお迎えの車で向かいます。

ここは今回で3回目なのですが、おやじバンドのレベルの高さとゆったりとした楽しみ方、会場の広さ、設備の充実、そして、てーげーさに感心しました。
毎週練習しているのもすごい。

今回もその印象は変わらず、何となくいるメンバーで演奏が始まり、遅れてきたメンバーが演奏中であろうとぽつぽつと加わり、メンバーがそろっていくというてーげーさ。

メンバーの年代が我々と近く、若かった頃に流行っていた日本のカレッジフォークとかグループサウンズとかの曲が多く、懐かしいなぁという感じになるので、とても共感を抱きやすいのです。
唄のハーモニーもきれいで、演奏技術も高く、ライブをやれば良いのにと思うのですが、別に気にしていないようです。

客席は、友人、家族等々、アットホームな雰囲気で飲み物、つまみは持ち込んで賑やかに、それでいて皆音楽を楽しんでいて、とても良い雰囲気です。 

今回も演奏をしてくれと言われていたので、4月に想い出コンサートをした時のメンバーであるベースのH君が同行しているので、その時演奏したナンバーを演奏しました。
サンタナの曲とかYou've got a friendとか、我々が若かったころの洋楽です。

恒例となったT先生の弾き語り、今回はデュオ演奏も。

客席

翌7月4日、H君、Y君は午前中の便で東京に戻りました。

小生は「タニファ」で、石垣在住のYさん(g)とセッションです。
ほぼ、ジャズのセッションでしたが、ウクレレ弾き語りの女性がカーペンターズのナンバーを素敵な歌声で披露してくれました。
小生のレパートリーでもあったので丁度良かった

7月5日は小生も自宅へ戻る日なのですが、戻る前に行かなければならない場所があります。
そこは、沖縄本島の南城市玉城にある玉城焼の工房です。


ここの作品をもう何年も前から使い続けていて、沖縄に来るときは必ずと言っていいほど寄って作品を購入しています。
ただ、毎年お世話になっている玉城在住の友人Oさんが体調を崩しているため、車での送迎は望めないのです。
今までが贅沢すぎた感はあります。

策を練ったところ、石垣島を午前中の早い便で出発して、那覇空港からモノレールで旭橋まで行き、直結しているバスターミナルから51番のバスで玉城バス停に向かい、1時間強の滞在で50番のバスで開南(那覇市内)バス停まで戻って、買い物をして空港に戻ってくるというプランができました。
大きい荷物は空港で預かってもらいます。
これが結構高かったけれど。
玉城バス停から工房まで結構距離があるので、工房主の稲福さんに迎えに来てもらえることになりました。

早朝の朝ごはん。
石垣島のコンビニ限定の「朝すば」は最近のお気に入り。
簡単でとても美味しい。
本土でも売らないかな。

久しぶりに那覇のバスターミナルへ行ったのですが、その変貌ぶりにはびっくりしました。
モノレール旭橋駅から直結しているし、待合室は冷房が効きまくっていて、コンビニが併設されていて、イートインスペースもあります。
これは、バス待ちでない人も利用しちゃうんじゃあないかとも思いました。
バスの運行状況もはっきりわかるディスプレイもあったり、至れり尽くせりでした。

51番は近いルートを行くので、玉城バス停までは約40分で着きました。
稲福さんに迎えに来てもらって無事工房へ到着。

稲福さんはジャズのテナーサックス奏者でもあります。
左手前のお皿はMilesのお皿!

工房に落ちている生き物が気にかかりますが、こんな感じ。

工房主の稲福さん

ほぼ1時間の滞在で、玉城バス停から今度は少し遠回りの50番のバスで那覇市内へ。

玉城バス停から太平洋を臨む。

開南バス停で下車して、遅い昼食。

市場本通りで少し食料品を買い込んで空港へ向かいます。
久しぶりに来てみた那覇公設市場は、とてもきれいな建物に建て替えられていました。
以前、農連市場もきれいに建て替えられていたし、戦後のごちゃごちゃした雰囲気はもうなくなっていくようでした。
便利になるのは良いことですが、少し寂しい。

帰ってきた関東は、沖縄より気温が高く蒸し暑い。
けれど、日差しが違います。
この季節、鳩間で無頓着に過ごしてかなり日焼けしてしまいました。

今回の旅もいろいろな人にお世話になりました。
感謝の念に絶えません。
ありがとうございました。
これからも元気でお会いしたいものです。

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