皆様、今晩は。
とても気に入っている風景ーまるで白昼夢のような(沖縄県金武町社交街)


奇数月の第二土曜日を基本として、吉祥寺「ALBORADA」でサンバセッションを行なっています。
これは、もう今は無い高田馬場「CORCOVADO」のサンバセッションを引き継いで行なっているもので、「CORCOVADO」から数えるともう7~8年続いています。
第一部はバンドによる演奏、第二部はお客様の唄―演奏(セッション)になり、毎回、セッションの盛り上がりは我々バンドの側としてもとても楽しませてもらっています。
先日、何の拍子か、第二部の演者それぞれに、演奏前に「お題拝借」をしようということになったんですね(昔TBSラジオの深夜放送で那智・チャコ(野沢那智・白石冬美ですよね)のパック・イン・ミュージックという番組の中でこういうコーナーがあったことを覚えている方はいますか。)。
で、お題は「自分が泣いたとき」。
これを語ってから各人、唄や演奏に入っていくんです。
こういう企画も面白いですね。人となりが見えるようで。
色々と出てきました。
やはり、映画とかドラマ、音楽などがきっかけになっている方が多かったように思います。
例えば、私は最終回に弱いとか、子ども、動物系に弱いとか、あの曲を聴くと涙が出てしまうとか。
皆、結構あるんですね。
で、小生はというと、はたと考えてしまいました。
そういう経験が殆ど無いのです。
感動することは多々あるし、悲しい思いをすることもありますが、不思議と涙というものは出ません。
もっともこの時期になると空気の冷たさで目から水分が出ることはしょっちゅうですが。
もう数十年感動の涙というのは殆ど無いですね。
ただ、殆どというのは、何年か前、たった1回だけありました。
沖縄へ通い始めていた頃、「ナビィの恋」という映画を新宿のロードショー館で見ていて、この映画の最後の婚礼の場面に登川誠仁(誠グヮーですね。)が「十九の春」の最後の歌詞「奥山生まれのうぐいすは・・・・・・」を六線(三線の復弦楽器)で唄ったとき、とても愉快なおめでたい場面ですよ、もうわけも無く涙が出てきてとても自分でびっくりしてしまいました。
すぐにエンドロール、場内が明るくなるので取り繕うのに苦労しました。周りに泣いている人なんかいないし。
帰りの山手線でも思い出すたびになんだか涙がこみあげてきてこれは一体何なのだろうととても不思議な気持ちになりました。
後にも先にもこれだけです。
この後ずぶずぶと沖縄・八重山の奥の方へ入り込んで行きました。
最近の映画、洋画、邦画を問わず(TVは見ないので)、涙が出てくるものは一つもありません。
泣けると話題になった「三○目の○陽」にしても、原作の素晴らしさと比較すると、CGばかり駆使して内容はなんじゃこれはという思いしかしませんし(感動した方すみません。でも昭和30年生まれの小生から見てこうなってしまいます。脚本、役者ともあれあれという感じですね。)、最近の本も感動できるものはとても少ないです(もちろん少ないですがあることはあります。)。
決して醒めているわけではないのですが
そんな中で1987年のデンマーク映画「バベットの晩餐会」をつい最近見直したのですが(DVD等は廃盤になっています。)、これには深く静かな感動を改めて味わされました。邦画でいうと、小津安二郎風な感じですかね。
ま、たまにあるというのもよしとするか。
ではでは

