裏芸炸裂
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
筆者近影
お正月は、1月3日の知り合いUさん宅の新年会、1月4日のエスペートブラジルでのライブと相棒の鈴木厚志氏の裏芸が炸裂しました。
これは正月から演技がいいわいと。
炸裂する裏芸
彼の裏芸はピアノ(できればグランドピアノがよい。)の弾き語りなのですが、「鉄」らしく鉄道の駅名列挙を基本にしたオリジナルソング、名作「東横線」、「西武拝島線」や、歌曲を基本に、歌詞を全く違ったものにする「オー・ソレ・ミオ」、「サンタ・ル・チア」、やオリジナルの音階や歌詞を変えてストーリーを創ってしまう「ドミファの歌」、「クラリネットが壊れちゃった」など、いずれも爆笑ものなのですが、前提は華麗にピアノを弾くということがあります。
過剰すぎるほどに華麗にです。
小生は何度も聞いたことがあるのですが、何回聴いてもいいものです。
特に今回、印象に残ったのは3日に演奏した、「お正月のテーマによる作曲家別インプロビゼーション」と4日に演奏した「西武国分寺線」です。
前者は、「もーいくつ寝るとお正月・・・・・」をお客様の作曲家のリクエストによって即興演奏していくという高度な技です。
この日出たリクエストは、ショパン、チャイコフスキー、山下洋輔。
チャイコフスキーは意表をついたもので、山下洋輔はひじ打ちも登場。
面白すぎ!!
4日に演奏した「西武国分寺線」は一緒に演奏したのですが、Eのブルースを弾いてくれということでしたので、これはまだ聴いたことがない、何が出るのかなと思っていました。
事前に聞かないほうが面白そうだし。
西武国分寺線は、国分寺から東村山まで約12分ほどで結ぶ短い路線。
この車内アナウンスをブルースにして唄うのですが、所要時間をそのまま曲にしてしまうというこれまた高度な技。
つまり、国分寺駅を出た電車の車内アナウンスと曲の車内アナウンス歌詞がリアルタイムなわけです。
途中、秩父夜祭の車内案内が出てきて、車掌が興奮して「ちちぶよまつり~~~」と絶叫してしまいます。
単線なので、途中の駅で上り列車と交換待ちをしますが、この停車時間約1分はギターソロで表現しています。
携帯電話使用のご注意は、曲を作ったときは携帯電話がなかったので後で歌詞に付けたという念の入れようです。
この曲は初めて聴きかつ演奏したので、演奏中にやにやしっぱなし、時々爆笑という変な演奏スタイルになりました。
この手の演奏は、前に書いたことがある「種馬三部作」もそうなのですが、あまりに印象が強いため、この後何を演奏しても、またこの前に演奏したものも印象が薄れて、お客様はこの演奏だけ耳に残って帰ってしまう、今まで演奏してきた音楽は何だったんだということになるので、いわゆる伝家の宝刀というやつであまり抜かないほうがよいのです。
たまにやるからいいんですね。
ただ、この「たまに」という機会は最高に面白いので逃せないのです。
小生も目下裏芸は企画中で、今年の忘年会までに間に合うかなあ。
5日は、今月から海外青年協力隊でセネガルへ赴任するボサギ道場生徒でもあるK.H.さんの壮行会でした。
2年間、飛躍を期待しています。
壮行会にて
ということで、今年もこのH.P.ブログをご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
ではでは