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2008年12月 アーカイブ

2008年12月22日

続・最近はまっていること&鳩間島文化遺産保護チャリティーイベント

皆様 こんばんわ。

先月の終わり頃からはまっているバリオス・マンゴレの「大聖堂(La Catedoral)」。
何かにつけて、毎日練習していますが、ようやく第一楽章と第二楽章を覚えた感触で、ここまで約半月かかっています。

色々と新しい発見なんかもあったのですが、第一楽章、第二楽章はやはりクライマックスの第三楽章に比べると短いし、テンポもゆったりしているので、それなりに難しくはあるのですが、第三楽章に比べるとはるかに弾きやすいという印象です。
でも、ここまで来るのでも苦労したし、この先どのくらい時間がかかるのでしょう。
覚えることも苦労するのですが、一つの和音を出すのに苦労しました。

6弦5弦を7フレットで3弦2弦を12フレットで4音同時にハーモニクスで弾くという音。
何回弾いてもうまく音が出ません。
3弦2弦だけだったらきれいな音が出るのに、どうして6弦5弦と同時に鳴らすときれいに出ないんだろうか。
これを克服するのに約20日かかりました。

分かってみると、なんてことはないのですね。
6弦5弦を7フレットでハーモニクスしている人差し指が3弦2弦の7フレットに触れていた。
これだと3弦2弦を12フレットでいくらハーモニクスしていてもきれいに出ないわけです。
3弦2弦の12フレットハーモニクスと弾いている右手の間に障害が無いのだからきれいに出るだろうという思い込みですね。
だから小指を放すタイミングが悪いのかとか、強く当てすぎているのではないかとかそんなことばかり考えていました。

普通はそうですね。
音がうまく出ないのは、押さえ方が悪い、だから弾いている右手との間に障害ができてしまう。
しかしハーモニクスは指を放した後に弦の長さがどのくらい残っているかが音の決め手なのだから、左手と右手との間ではなく、左手と残った左側の弦が確実に一定の長さを持っていなければならないわけで。
それを人差し指がブロックしていたわけだ。
こんな単純なことを気づくのに何日もかかってしまいます。
でもきれいに出せると実に美しい音色です。
ま、こんな発見をしながらクライマックスにチャレンジしていくのも楽しいですね。

さて、秋の八重山・沖縄のブログでちょっと予告しておいた鳩間島文化遺産保護チャリティーイベントの実施がやっと本決まりとの連絡がありました。

9月に鳩間に滞在していた頃、島の環境保全のための資金を調達する手段を何かしら考えなければいけないということで、伝統芸能のイベントを大阪、東京でやろうということが決まりつつあると島の重鎮達が語っていました。
小生と議論した主な問題点は、
1. ん千人規模のホールが今から取れるのか。
  その規模の民間のホールの使用料は高いし、リーズナブルな公共施設は約1年前から予約しないと難しい。
2. 環境保全のための資金調達が目的だから、ペイしないと意味が無い。コストを如何に下げて、集客効果を高めるのにはどうすればよいか。
3. ペイしたとしても、税金で持っていかれては意味が無い。それを避けるためには主催者が公益的な者である必要がある。
4. 最も大事なことは、経費としての前払い金が相当に必要なのだから、島の意思統一が図れるのか等々。

人口は少ないにかかわらず、ただでさえ意見を集約して意思統一を図るのが難しい島なのに、大人数が参加するリスクもあることに対して意思統一が図れるのか、正直言って半信半疑でした。
しばらく連絡も無かったので、ああやっぱり駄目だったのかなあなどと思っておりましたが、具体的に会場、日程も決まって動いているとのことで、一安心。
でもこれからが大変ですね。
小生も及ばずながら、お手伝いいたします。
公演日程は以下のとおりです。

2009/02/14(土)
大阪公演
守口文化センター

2009/02/16(月)
東京公演
練馬文化センター

詳細はこちら
http://hatoma.jp/
(ここでチケットも購入できます。)

今後このブログでも進行状況等について報告していきたいと思います。
美しい鳩間島の環境を保全するために、是非皆様、公演にお越しになっていただきたいと思います。
ではでは

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