2009年浅草のサウーヂ
皆様、こんばんは
今年も恒例、浅草サンバカーニバルです。
我がサウーヂ(小生が所属しているチームです。阿波踊りの連と同じと考えればよいでしょう。)は昨年、スタートと同時に豪雨に見舞われ、始まってから10秒でずぶ濡れ、衣装は崩壊するわP.A.は飛ぶわ等々の散々な目にあいましたが、今年は好天。
夏の蒸し暑さもカーニバル気分を盛り上げてくれました。
涼しいこともあるのですが、いまいち気分が盛り上りません。
やはり暑くないとね。
今年のサウーヂのテーマ(エンヘードと言います。)は「横浜開港150周年を讃える」です。
サウーヂは横浜のチーム(エスコーラと言います。直訳すると「学校」という意味です。)ですから、今年はこのテーマになりました。
このテーマに即して曲が創られ、大道具、小道具、そして演者達(パート別に「アーラ」と称されます。)の衣装が決められ、お客様が定点から見、聴きしていてテーマを感じることが出来るような構成にしています。
つまり、動くミュージカルのようなものなのですね。
浅草サンバカーニバルは、規模、参加人数、スタイル等ブラジルのそれのコンセプトに最も近く、日本では最も本格的なものと言えるでしょう。
結構、「サンバカーニバル」と言うと勘違い的なイベントが全国に多々あるもので・・・・・・・。
ブラジルのそれは、リオのものが有名ですが、サンパウロとかサルバドールとか色々な街にそれぞれのカーニバルがあるのは、世界中の祭と同じです。
しかし、その準備に1年間をかけ、かつ生活の大半をカーニバルに供してしまうその情熱と熱気は尋常ではありません。
浅草に参加するチームも、特にサウーヂを含め大規模チームは、チーム体制の決定、テーマの決定から表現コンセプトの確立、全体像の創造、作詞、作曲、パレード細部の決定、制作、練習日程の作成、演出、人集めそして練習等々、ブラジルと同じくほぼ1年かけて行ないます。
目標が浅草だとしたら、ここにつぎ込む費用を捻出すべく営業活動も行ないます。
普通の社会人が行なっていくわけですから並大抵のことではありません。
本番直前になると目が血走ってくるものです。
そんな努力が結集されたものが浅草に集約されていると感じながら各チームのパフォーマンスを見ると、より総合芸術として感動できることと思います。
我がチームは昨年が天候に当たられて不運だったのに比べ、今年はトラブルもなく順調に演技することが出来ました。
小生は、楽器は担当せず「アルモニア」(ハーモニー、調和ですね。)と呼ばれる隊列の調整役でここ数年間は参加しています。
充実感のある、とてもよい約300名のパフォーマンスでした。
コンペにはなっているのですが、小生は順位にあまり興味がなく、悔いの残らない演技が出来たかどうかが、私的には毎年の指標になっています。
ま、写真をご覧あれ。
演技が始まってしまうと写真を撮る暇はありませんから、スタート前に限られています。
皆さん、ご苦労様。
本当にお疲れ様でした。
プシャドーリス。唄と弦楽器隊
アレゴリア。いわゆる山車です。黒船のイメージです。
アレゴリアを押す人々。縁の下の力持ちー別名:奴隷
開港のコミッサゥン・ヂ・フレンチ。パレードの先頭を飾るアーラです。
西洋文明発祥のアーラ
ガス燈です。これは大変な被り物です。暑い。苦労が偲ばれます。
馬車のアーラ。馬車道にちなんだのかな。
写真機のアーラ。西洋文明でしょう。これも大変です。
バイアーナ。中華風ですね。細かい細工を見てください。
飲茶のアーラ。本当に中華になってきました。
中華学院校友会。本格的な旧正月の演技。龍の舞。素晴らしかった。
獅子(演技前なので上半身と下半身に別れていますが)の演技もとてもよかった。
バテリア(打楽器)隊の勇姿
ポルタバンデイラ(チームの象徴である旗を持つお姫様)とメストリサラ(相手役のナイト)