2010年春の沖縄・八重山ツアー・序盤
皆様、こんばんは
恒例、春の沖縄・八重山演奏旅行から戻ってきました。
数えてみると、今年で8年め。
短いようで結構長く続いているものです。
今年は4月23日から5月10日までの18日間。
那覇→石垣→黒島→鳩間→石垣伊原間→石垣大川→南城市→座間味島→帰京
という行程です。
演奏形態は三種類。
ソロ・ギター、ジャズバンド、サンバ。
ソロ・ギターが結構多いこともあって、ギターは二台持っていくことになりました。
両手が完全にふさがるので雨が降ったらお手上げ。
23日は東京がとても寒かったので沖縄の暑さに期待して行ったら、涼しい。結局八重山までは長袖でした。
当日の桜坂「SACRE」はソロギター。
やっぱり二台持ってきてよかったなあと実感しました。
お店の基本はジャズですが、ライブとなるとお客様の楽しむ音楽のスタイルはあまり関係ないようです。
美可さんの素敵なボーカルも聴けて、ここでの演奏もとても楽しい。
美可さん(vo.)
翌24日
同じく桜坂の「R-Green」は新装オープン記念ライブ。
店が広くなり、演奏するスペースがとても贅沢に取られています。
メンバーは千葉俊行(ts.ss.)、リンタロウ(as.)、蔵方正仁(b.)、小生(g.)。
ところで、この日お昼に入った台湾系お粥屋さん(浮島通りが平和通と交差する手前左、客席数6)はとてもよかった。何がよかったかというと、美味しいことと値段が安いこと。高くて美味いのは当たり前。ここは大250円小150円程度でおかずも300円くらいまで。500円もあれば満腹。味は全てのバランスが取れているという感じ。屋台に毛の生えたくらいの作りも味がありました。
ベースの蔵方さん(那覇市在住)と話していると、なんと高校が同窓であるということでびっくり。
同業者で高校の同窓生とは今まで会ったことがないのに、よりによって那覇で会うとはね。
さて、演奏は室内に満員のお客様とバーベキューの煙が充満する中、始められました。
千葉さんの選曲でオリジナル曲も含めてゴリゴリのジャズ。でもなんだろう。とても演奏していて楽しい。何故か開放的な気分になれる。ブラジル音楽を演奏しているときの感覚にとてもよく似ています。
かつて、ジャズを演奏していたときはこうはいかなかった。
お客様もとても楽しんでくれているようで、演奏者の楽しさがお客様に伝わっているという意味で、サンバの演奏と似た感覚を実感できたのかと思います。
しかし、いつもの年に比べてとても涼しいというよりは、夜になると肌寒い。
沖縄をあまり実感できない天候です。
25日は石垣入りです。
石垣も涼しい。どうしちゃったんでしょうね。
今日は、トライアスロンで市内への車の通行が制限されており、タクシー運転手が大渋滞だとぼやいておりますが、4~5分の停滞ならどうってことないでしょ。
本日は、登野城の「STERRA」にてソロ・ギターのライブ
ゲストに野底在住のジャズボーカリストの千里さんが加わります。
千里さん(vo.)
彼女とはベーシストのだんなさんも一緒に八重山での最後の日まで絡むことになります。
29日のリハーサル30日のライブまで暇です。
あまり天気も良くないし、市街地をぶらぶらしてもしょうがない(今年はいつも車を借りるT先生が転勤したので車がありません。)ので、練習したり知り合いと飲みに行ったりでゆっくり過ごします。
小生は、話題のお店の何やらを食べたいとかいうことに関しては全く興味がないので、地元の普通の食堂や普通の弁当や普通の酒で十分満足。
鳩間島の友人が石垣に出てきてフサキリゾートでご馳走になったのが唯一の贅沢かな。
27日は浦崎一門のTさんが教頭を務めている黒島へ。
雨でとても涼しく寒いくらい。
天気が良ければ海へ行ってみたりするのですが、車で島内散策。
牛が多い平べったい島です。お盆を裏返しにしたような感じ。
悪天候に付きこんな愛想のない写真です。
みゃーみゃー鳴き声がするので子猫でもいるのかなと探してみても姿は見えず、これの正体は孔雀。
小浜島のリゾート施設から逃げ出して小浜で野生化したのが黒島まで飛んできて繁殖しているとのこと。畑を荒らすので歓迎されざる存在ですが、ハブは食べるとのこと。あの羽はサンバダンサーには垂涎の品でしょ。害鳥だから文句を言われないかもね(この点は分かりません。)。
夕食後T教頭と彼のオリジナル曲の音合わせをして、ライブに呼ばれている民宿「南来」(なんくる)へ。
ここのご主人Fさんの三味線がとってもファンキーでした。
前ノリのリズムでぐいぐい行く感じ。
Tさんと黒島のメンバーと共に鳩間の音楽祭にも出演するということで楽しみ。
黒島から戻って、鳩間島へ食料を送ったりなんだかんだ。しかしこの時期に鳩間行が欠航になったのは珍しい。やっぱり天候が変。今年は例年のようにピーカンの音楽祭とはいかないかもと一抹の不安。
30日はパパビゴーヂでITA e KAZUのライブ。
この頃になると、我々の仲間達、サンバ関係者も石垣入りし始めています。
久々のデュオライブはしっとり系から踊れるサンバまで幅広く演奏。
ラインなしのクラシックギターで演奏。
十分な音量が得られてやりやすかった。
お客様も十分に楽しんでいただけたようでいつもながらの楽しい一夜でした。
翌5月1日は鳩間入り、1便で行くつもりなのであまり遅くならずに帰りましょう。
(鳩間島編に続く)