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2010年05月 アーカイブ

2010年05月13日

2010年春の沖縄・八重山ツアー・序盤

皆様、こんばんは
恒例、春の沖縄・八重山演奏旅行から戻ってきました。
数えてみると、今年で8年め。
短いようで結構長く続いているものです。

今年は4月23日から5月10日までの18日間。
那覇→石垣→黒島→鳩間→石垣伊原間→石垣大川→南城市→座間味島→帰京
という行程です。
演奏形態は三種類。
ソロ・ギター、ジャズバンド、サンバ。
ソロ・ギターが結構多いこともあって、ギターは二台持っていくことになりました。
両手が完全にふさがるので雨が降ったらお手上げ。

23日は東京がとても寒かったので沖縄の暑さに期待して行ったら、涼しい。結局八重山までは長袖でした。
当日の桜坂「SACRE」はソロギター。
やっぱり二台持ってきてよかったなあと実感しました。
お店の基本はジャズですが、ライブとなるとお客様の楽しむ音楽のスタイルはあまり関係ないようです。
美可さんの素敵なボーカルも聴けて、ここでの演奏もとても楽しい。


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美可さん(vo.)
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翌24日
同じく桜坂の「R-Green」は新装オープン記念ライブ。
店が広くなり、演奏するスペースがとても贅沢に取られています。
メンバーは千葉俊行(ts.ss.)、リンタロウ(as.)、蔵方正仁(b.)、小生(g.)。

ところで、この日お昼に入った台湾系お粥屋さん(浮島通りが平和通と交差する手前左、客席数6)はとてもよかった。何がよかったかというと、美味しいことと値段が安いこと。高くて美味いのは当たり前。ここは大250円小150円程度でおかずも300円くらいまで。500円もあれば満腹。味は全てのバランスが取れているという感じ。屋台に毛の生えたくらいの作りも味がありました。

ベースの蔵方さん(那覇市在住)と話していると、なんと高校が同窓であるということでびっくり。
同業者で高校の同窓生とは今まで会ったことがないのに、よりによって那覇で会うとはね。

さて、演奏は室内に満員のお客様とバーベキューの煙が充満する中、始められました。

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千葉さんの選曲でオリジナル曲も含めてゴリゴリのジャズ。でもなんだろう。とても演奏していて楽しい。何故か開放的な気分になれる。ブラジル音楽を演奏しているときの感覚にとてもよく似ています。
かつて、ジャズを演奏していたときはこうはいかなかった。
お客様もとても楽しんでくれているようで、演奏者の楽しさがお客様に伝わっているという意味で、サンバの演奏と似た感覚を実感できたのかと思います。

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しかし、いつもの年に比べてとても涼しいというよりは、夜になると肌寒い。
沖縄をあまり実感できない天候です。

25日は石垣入りです。

石垣も涼しい。どうしちゃったんでしょうね。
今日は、トライアスロンで市内への車の通行が制限されており、タクシー運転手が大渋滞だとぼやいておりますが、4~5分の停滞ならどうってことないでしょ。

本日は、登野城の「STERRA」にてソロ・ギターのライブ

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ゲストに野底在住のジャズボーカリストの千里さんが加わります。

千里さん(vo.)
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彼女とはベーシストのだんなさんも一緒に八重山での最後の日まで絡むことになります。

29日のリハーサル30日のライブまで暇です。

あまり天気も良くないし、市街地をぶらぶらしてもしょうがない(今年はいつも車を借りるT先生が転勤したので車がありません。)ので、練習したり知り合いと飲みに行ったりでゆっくり過ごします。

小生は、話題のお店の何やらを食べたいとかいうことに関しては全く興味がないので、地元の普通の食堂や普通の弁当や普通の酒で十分満足。
鳩間島の友人が石垣に出てきてフサキリゾートでご馳走になったのが唯一の贅沢かな。

27日は浦崎一門のTさんが教頭を務めている黒島へ。
雨でとても涼しく寒いくらい。

天気が良ければ海へ行ってみたりするのですが、車で島内散策。
牛が多い平べったい島です。お盆を裏返しにしたような感じ。

悪天候に付きこんな愛想のない写真です。
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みゃーみゃー鳴き声がするので子猫でもいるのかなと探してみても姿は見えず、これの正体は孔雀。
小浜島のリゾート施設から逃げ出して小浜で野生化したのが黒島まで飛んできて繁殖しているとのこと。畑を荒らすので歓迎されざる存在ですが、ハブは食べるとのこと。あの羽はサンバダンサーには垂涎の品でしょ。害鳥だから文句を言われないかもね(この点は分かりません。)。
夕食後T教頭と彼のオリジナル曲の音合わせをして、ライブに呼ばれている民宿「南来」(なんくる)へ。

ここのご主人Fさんの三味線がとってもファンキーでした。
前ノリのリズムでぐいぐい行く感じ。
Tさんと黒島のメンバーと共に鳩間の音楽祭にも出演するということで楽しみ。

黒島から戻って、鳩間島へ食料を送ったりなんだかんだ。しかしこの時期に鳩間行が欠航になったのは珍しい。やっぱり天候が変。今年は例年のようにピーカンの音楽祭とはいかないかもと一抹の不安。

30日はパパビゴーヂでITA e KAZUのライブ。
この頃になると、我々の仲間達、サンバ関係者も石垣入りし始めています。
久々のデュオライブはしっとり系から踊れるサンバまで幅広く演奏。
ラインなしのクラシックギターで演奏。
十分な音量が得られてやりやすかった。
お客様も十分に楽しんでいただけたようでいつもながらの楽しい一夜でした。

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翌5月1日は鳩間入り、1便で行くつもりなのであまり遅くならずに帰りましょう。

(鳩間島編に続く)

2010年05月20日

第13回鳩間島音楽祭&第4回たいらファミリー音楽祭

皆様こんばんは。

4月30日のパパビゴーヂでのライブを終え、今日5月1日は鳩間島へ移動です。
小生は、皆より一足早く9時の一便で入ります。
港で鳩間出身のTさんと一緒になり10時前には到着。便利になったものです。
天気は曇り、例年より涼しい。
去年の秋以来の鳩間島。
米盛ご夫妻も元気そうです。
今日は一軒に5名宿泊と余裕です。明日から人数が増えて賑やかになります。
食材は事前に石垣で買って送ったものを中心に、庭のパパヤー、ナーベラー、胡瓜、トマトなど心配なさそう。明日になれば、石垣チームが大量の弁当、食材と共に乗り込んでくるはずなので、今年、生ものは何にも買っていません。
夕飯は、ナーベラー炒めに差し入れのパパヤーとシャコ貝の酢の物に刺身等がついて、たぶん民宿の食事には負けていませんね。
明日から忙しくなるのでほどほどに飲んでゆっくり寝ます。

再建なった武士ん家の土台
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5月2日の鳩間島。
相変わらず天気は良くありません。
時折スコールのような大雨が降っています。
この夜から前夜祭が始まるので、今日から沢山のお客さんが来島し始めます。
そして、石垣サンバチームが大量の弁当、食材と共に到着。
早速昼ごはん。

弁当!!!!!
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単身とカップルは前に、家族連れは母屋へと振り分けます。
本日は約20名の宿泊です。
一気に賑やかになりました。

たーくんとうたや1号のボントロ練習風景
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皆がほぼ揃ったところで、去年は家庭の事情で一緒にステージに参加することが出来なかった米盛のおじいの参加表明がありました。
曰く「おじいは、今年はサンバを打とうと思う。」
大喝采!!!
以後は、バテリアの割り振りやアレンジの確認の議論は当然ですが、おじいをどう目立たせるか、更に言うならばおじいを使ってステージ、客席を盛り上げるためにはどうすればよいか、この点の議論にかなりの時間が割かれました。
結果、出てきたのが「おじい残し」。
ラヤラコーラス中16小節、おじいの太鼓だけで全員がコーラスをするというもの。
決まれば絶対に美しいはずです。
さて、全体像が決まったところで雨がちの中、練習やら散歩やらで前夜祭までの時間を過ごします。
相変わらず降ったり止んだりの天気は続きます。噂によれば、明日は波が4m、観光フェリーは早々と欠航を決めたとか云々かんぬん。
天気はあれこれ考えてもしょうがありません。
本降りのときは体育館かなあ。それも初めてだから面白いかもなどと楽天的に考えます。
夕食後は、公民館にて前夜祭。
この夜のスターはなんと言っても「エプロンシスターズ」でしょう。
メグ、サクラ、ナオのウクレレ・コーラス三人娘に加えて、今年からはうたやの息子二名がトロンボーンとコーラス、踊り(?)で加わり、ゲストにたーくんのトロンボーンというパワーアップ。
美しいハーモニーと爆笑のパフォーマンスというバランスのとり方が絶妙で会場を沸かせました。

エプロンシスターズの演奏
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明日の好天を祈りつつ、雨が上がった夜空を見上げて宴会です。

音楽祭当日5月3日
晴れ、しかもべた凪。
何で毎年こうもうまく行くのでしょう。
しかし、島人K氏の言によれば「風が巻いている。一日中こうはいかないと思うよ。」とのこと。
残りのメンバーも朝から鳩間入りし、本番に備えます。
しかし、プログラムを見ると我々は最初の方だったはずが、後の方に。しかも、我々と最後のオールスターズの間に二組入っている。
後の方はしょうがないとしても、我々で客席を立たせておいて、そのままオールスターズに持っていったほうが盛り上がりを持続できるはずで、そのようにプログラム変更をしてしまいました。後になってこれをちと後悔する場面も。

今年生徒数が減ってしまって存続が危ぶまれた鳩間校も小学生2名、中学生2名で教職員と共に元気に演奏します。

恒例鳩間校の演奏
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N校長は在任しており、2年前に小生がギターを教えたY君は上達し、那覇で頑張っているとの話を聞き嬉しく思いました。
第8回の音楽祭で共演した島出身大阪在住の大城孝夫さんが今年は出場。旧交を温め、今年も一曲だけ共演しました。

大城さんと共演
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4月25日に石垣で共演した千里さんのジャズ、ボサノバでも伴奏。
結構忙しい。
早めに終わってしまえば、今頃は飲みながら盛り上っていられたのに。

暗雲が立ち込めている
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我々はトリのオールスターズの前の出番。
1曲目、カズーが歌い上げる「Luz do sol」のまさしくその題名の如くかんかん照り、
P.A.の調子もまずまずでこれはいいぞと思って進むうち、3曲目からポツリときてその後はスコール!!!

この頃暗雲が・・・・
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でもまだ晴れ
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空は晴れていてもスコール!!!!
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雨中の演奏
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屋根がないから楽器が濡れてしまいますが、演奏が始まっている以上止めることはできません。そんなことをしたら格好悪い。しかし3曲メドレーだから長いんだよね。もう腹をくくって、電気系統に直接雨が来ないようにタオルを乗っけて演奏。
幸いにして音は最後まで途切れませんでした。
でもこんなに濡らしたのは初めてです。
3曲目からステージに上がったおじいの演奏も白熱して、キメもばっちり。いい演奏でした。
雨の中を盛り上げてくれてよく頑張ったとのありがたい評価をいただきました。
しかし順番を変えてなければ雨に遭わなかったかも、してみれば小生のせいか。すみません。
でも、入れ替えたセットでも伴奏していたはずだから、小生は同じ目にはあったことでしょう。

顔で笑って心で泣いて
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オールスターズは急遽テントの中での演奏。でも客席の盛り上がりは持続していました。
よかった。

その後は例によって、桟橋での見送りです。

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雨が降ってきたことで風が変わって涼しくなってきています。
午前中の島人K氏の予想はまさしく的中。
しかし、全体的に見れば今回の音楽祭も好天に恵まれましたということになるのでしょう。
夕食後は、公民館で後夜祭。
この夜もエプロンシスターズの演奏は盛り上げてくれました。
そして、Tさんのベリーダンスは去年に続いて大受け。
皆の視線を釘付け。
後夜祭後はそれぞれ打ち上げ。
この夜は痛飲してもいいのだ。

翌5月4日は晴れて暑さが戻ってきました。
この日に石垣に戻る人が多く、島が段々静かになっていきます。
残っているメンバーも今日は海へ行ったり、散歩したり、昼寝したり、酒を飲んだり、夕方から夜にかけてのお別れパゴーヂまでのんびりと過ごします。
午後からは北海岸で巣潜りも楽しみました。

いつもどおりの北海岸
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お別れパゴーヂ
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新しい相棒、盲導犬のジムとやってきたM君ですが、島に着いたらジムがペット犬になってしまったと苦笑。
ちょっとしたどじも踏みつつ島を楽しんでいるようでした。

5月5日は雨がち
毎年この頃から入梅するので慣れてはいるのですが、今年はその前の暑さがなかったのでちょっと違和感があります。
この日は毎年恒例になった、石垣市伊原間たいらファミリーでのコンサート。今年で第四回。
午前中の船で石垣へ移動です。
宿泊者はすっかりこの生活に慣れて、何も言わなくてもきっちり朝早く起きて、掃除をし、食事を作り後片付けをして、ゴミの処理、トイレ掃除までして、悔いなく出発します。
島人たちと来年の再会を誓い合って出港。

噂によると、たいらファミリーは例年の庭の常設ステージの他に、北側の駐車場に野外ステージをこしらえて、今年はそこでのステージになるとのこと。興味津々、不安半分。
確かに2000名収容(主催者談)の野外ステージですが、黒雲たちこめる中、雨よけの準備がない。
逃げ場がある従来の庭でやったらどうかとの意見もある中、「天気を気にしていたら何も出来ん。」とのご主人の一言で野外ステージ開催決行。
ステージに雨よけのビニールシートを設置したりしていたのが、開演予定時の午後5時頃。これからP.A.チェックという時間の流れの緩さです。
お客さんも慣れているのか、逃げ込み場所の車を用意して(元々駐車場ですから。)、雨がひどくなったら野外映画館のように車の中から見るという態勢。
しかし、ぱらぱらときてはいるのですが、あまり濡れることのない雨(白保ではこのような雨を「蛸の小便」と言っておりました。)で最後まで行けました。

野外ステージ
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予定時刻一時間半ほど遅れて6時30分頃開演。
ショーの内容は、ITA e KAZUの演奏、子供エイサー、たいらファミリーバンドと娘さんたちによる民謡と踊り、千里さんと旦那さんと小生、たーくんによるジャズ、ボサノバ、Tさんのベリーダンスは待ってましたとばかりに会場中大受け、そして何年か前から我々とチョーデーグヮー・バンドとなった、鳩間オールスターズwithターキー、花城ファミリー、平良八重子さんの踊り付きに、司会は浦崎鉦雄from鳩間島という鳩間島音楽祭の向こうを張った豪華バージョン。

たいらファミリーバンド&オリオンビール踊り
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ITA e KAZU & Friend
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待ってましたのベリーダンス
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鳩間オールスターズwith花城ファミリー 
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入場無料、持ち込み自由で、お客さんはおもいおもいにお膳やらシートやら広げ夜のピクニック状態で、子供らは駆けずり回り、踊れや踊れのシマの宴会状態です。
琉球空手の師範でもある平良八重子さんの踊りは、鳩間でも演じられた空手の形が入った演舞、しかも槍、ヌンチャクやらも使い、気合が凄い。見直してしまいました。

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ご主人の正吉さんとのユーモラスな踊りもとても愉快でした。
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恒例のターキーのバースデイも、今年はオールスターズの伴奏でケーキ贈呈。

ここでしか見られない浦崎兄弟デュオ
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ファミリーは、屋台状態で飲み物、食べ物を販売していたようですが、来年はもっと大掛かりで来るでしょうね。

ここでしか味わえない楽しさがあるので、毎年ここでやるのはすごく楽しみです。
伊原間独特の時間の流れの緩さの中で、通常のイベントの常識から外れた考え方で運営されていくこのショーは、たぶん来年以降ももっと大掛かりになって、ゆくゆくは伊原間音楽祭となって石垣北部を巻き込んで名物化していけばいいですね。
たっぷり楽しんだ翌朝5月6日は本降りの雨。
起きたとたんに後夜祭。
何年ぶりかで聞くM男氏の朝ですよー・コール。
小生もあの頃からは飲み方も勉強しましたんで対応OK.。
石垣牛の刺身にバーベキュー。
とても美味しいのですが、朝からはちと重い。
歓迎の気持ちですからありがたくいただきます。
まだ旅は続きます。
ではでは

2010年05月28日

2010春・南城市から座間味

皆様こんばんは。

雨がちの5月6日、石垣島。
さすがに肝臓が疲れを感じています。
今日一日はOFFなのでのんびりできます。
来年の音楽祭の開催を誓い合い、伊原間を後にして、途中、野底のTさんが今月開店するというカフェに寄ります。
「カフェ」・・・・・しばらくご無沙汰だったような気がする。
場所は県道沿い、お店の名前は「TROPICAL NOSOKO」。
お庭もある感じのいい場所です。ここでもライブをやろうねとのことで、この場所だったら、地元と混然となったライブがまたまたできそうですね。伊原間とは別の意味で。
今晩は、さすがに疲れて早めに就寝。

5月7日は、今回、石垣での最後のライブ。
パパ・ビゴーヂでのテーブル・パゴーヂです。
これも何年か前にひょんなことから実現したもので、テーブルを囲んで皆でどんどん唄い演奏していくというスタイルです。
地元人気ミュージッシャン、I原K一さんも参加して、楽しい夜になりました。
KAZU曰く「コーちゃんの唄の後は、ぺんぺん草も生えない。」。
要は、お客さんの気持ちを全部かっさらっていっちゃうんですね。
彼流の昭和歌謡、確かにそんな印象でした。

記念写真
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5月8日は沖縄に向けて出発です。
今回はギターを2台持っているので移動が大変。
もっとも常に2台持って歩くわけではなく、空港間の移動が殆どです。
ギターケースというものは結構隙間が空いていて、この空間に乾いた衣類等を詰め込むと荷物の分散にもなるしクッションにもなってとても便利だということにこの旅で気付きました。
ただ、空港での荷物のチェックがきつくなっていて、預ける物は20kgまでは無料で、なおかつ手荷物に金属が入っていると面倒なことになるので、20kg以内になるように金属を含め楽器類等を上手く分散させます。

さて、本日は沖縄南城市玉城「玉々庵」でのソロ・ライブ。
先月沖縄に入った当初がソロだったので、戻ってきた感じですね。
ソロの場合はクラシック寄りの曲も演奏するのですが、このときのこころもちが難しい。

ミスったらどうするかという不安ですね。

アドリブが効くジャンルはミスったとしてもつなぐことができますが、クラシックのソロのように完成された作品だとそうはいかない。ミスったときにつなぐことが難しい。
そのために緊張して、演奏を楽しめないのではお客様に奏者の気持ちは伝わらないのではと思ってしまいます。
暗譜は無論のこと、自分で余裕を持って楽しむためには反復練習しかないんでしょうね。

コンサートのアフターアワーズは、お楽しみセッションタイム。
ジャンル不問のこの時間は、何も考えずに楽しむことが出来ます。これって大事な時間だなあ。
やっぱり「玉々庵」での演奏は楽しい。

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月がばっちり出てますね。
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翌5月9日は座間味行き。
午前9時半頃までに泊港に着く必要があります。
ゆえに早起き。
朝から雨です。しかも結構大雨。
沖縄は既に入梅したとのこと。
何だか暑さを味わう前に入梅しちゃってちょっと寂しい気持ちです。

泊港からフェリーで約2時間。
座間味島に到着です。

久し振りの座間味島
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天候は雨がちですが回復の兆しも見せています。
何で天候を気にするかというと、本日のライブ会場は晴天であればペンションの庭ということだったからです。
結局、入梅もしたので、演奏スペースはカフェの室内。客席は庭、雨よけのブルーシートによる屋根付きということになりました。

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夕方から雨も上がり、バーベキューの用意も整って、夕方から地元の皆さんを中心としてお客様が集まり始めます。
この日のメンバーは、来沖してからすぐに一緒に演奏した千葉俊行さん(ts.)、沖縄のジャズミュージッシャン、ジャズファンなら知らない人はいないというベテランベーシスト、西川勲さん、そして若手のとてもソウルフルで、クロっぽいボーカリスト、吉田雅さんと小生という4名。
西川さんは噂には散々聞いていて、今回始めてお会いしたのですが、ショーン・コネリーに似ている恰幅のいいおじさんです。
プレイはさすがに素晴らしい。磐石の土台という感じで安定しています。
生ベースのサウンドもとても気持ちいい。
吉田さんのボーカルは、とてもお客様にアピールするボーカル。小生好みのクロっぽいジャズ。
ハスキーな声がとてもいい感じでした。
千葉さんとは、昨年、今回とやっていますのでだいぶ気心が知れてきています。

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この夜のジャズ演奏も、4月24日の演奏と同じで、ものすごく楽しかった。
お客様も老若男女、本当にジャズを楽しんでくれているようでした。
沖縄のジャズは何でこんなに演奏する方も聴く側も楽しげなんだろうと考えてしまいましたね。
思うに、我々のブラジル音楽を受け入れてくれた島の人達は、広いラテンというくくりの中ではありながらブラジル音楽を楽しんでくれている。我々が思っているブラジル音楽というよりは広い受け止め方なんじゃあないでしょうか。
ジャズも然り。
西洋音楽として広く受け止めて楽しんでくれているんじゃあないでしょうか。
その広い音楽の受け止め方の土壌には、島唄が生活の中に溶け込んでいて生活と音楽が一体としてあるという伝統が存在するからのように思えます。
シチ面倒くさいことを考えないでジャズを音楽として楽しんでいる。
あるいは、ラテン音楽と言うと我々的にはそこにブラジル音楽を入れてしまう違和感など全く関係なく広く受け止めて楽しむ。
頭ではなく体で音楽を受け止めて楽しんでいるようですね。
こういう土壌ではジャズミュージッシャンが民謡をやっても当たり前のことと思えます。
本土のジャズが、どんどん観念的になっていって、ついにはクラシック音楽になっていった時期を知る小生としては、まことに沖縄は音楽先進国だなあと思ってしまいます。
若気の至りとは言え、あんなジャズの聴き方や演奏をしていた自分があほらしく思えてなりませんでした。が、ま、今ではそれも然り。
というわけで、ジャズの楽しさを改めて教わった沖縄ツアーでした。
今宵は、沖縄最後の夜、とことん飲みますよ。

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今回も想い出に残る良い旅でした。

自分としては、うちなー・ジャズの楽しさが特に印象に残った旅でした。

お世話になった皆々様、本当にありがとうございました。

近いうちにまたお会いしましょう。

ではでは

2010年05月30日

2010サンバとブタ丸

皆様こんにちは。

この時期になると恒例、「ブタの丸焼きとサンバの宴」が、群馬県片品村で開催されます。
別に観光会社が企画するものではなく、我々の仲間―有志が企画しているものですが、土曜日の朝、新宿を観光バスで出発して(幹事さんによる美人バスガイド付き)、会費以外はお土産を除いて出費なしで日曜の夕方まで、丸二日、ブタの丸焼きを中心として、音楽、酒、温泉を楽しむという
音楽、酒、肉食、温泉、宴会好きによる音楽、酒、肉食、温泉、宴会好きのためのまったく天晴れな企画であります。今年の参加者は、総勢82名。
音楽、酒、肉食、温泉、宴会好きにはかゆいところに手が届く大人の遠足です。もちろん子供の参加もOKですが。
今年は、メインとなる土曜日が好天に恵まれ素晴らしい環境で過ごすことができました。
マイ食器持参というエコな企画であり、食されるブタの冥福を祈り、何も残さず食べきるという、まことに大人な企画です。
写真を中心として記録しておきましょう。

ブタです。このような状態で焼かれます。
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会場全景。宿泊は近所の民宿4件を貸切。イベントはこの広場で行なわれます。
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今年初登場の紙芝居、「うろこばばあとうろこいぬ」。絵がとても素敵ですね。我々も音楽で参加します。
曲は、ちょんちょんキジムナー。
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これは続編を十分に予想させるものなので、つづきが楽しみです。

ライブの第一弾、タッタルーガの演奏
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差し入れの10年物甕入り紹興酒。この状態から飲むのは初めてでした。
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アタマをかち割って栓が登場します。大変美味です。
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今年初登場、地元の方々による手造りアルプホルンの演奏。
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伐り出した木材で作成したアルプホルンの演奏です。地元の名物にしたいということです。素晴らしい試みだと思います。地元の人達と交流できて楽しかった。

みんなも演奏を体験してみます。
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吹くだけなので、唇で音程を、息で音量を調整します。トロンボーンの要領ですね。ボントロ吹きはうまいでしょうね。

ITA e KAZU-XIの演奏(イタイカズシー、八重山ではこれが人の名前と思われているらしい。漢字だと痛井和志ですかね。)
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サンバで踊る。
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ライブも一段落した夕刻、昨日から一日かけて焼き上げたブタが食べ頃に。
入刀式です。
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切り分けです。これでもかという量。小生はこのため一週間ブタ絶ちしていました。
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そして、夜のライブ。
メンバーが一人となってはしまいましたが、相変わらずのイケメンズの熱演。
音を聴くと大興奮!!!
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どこでやっても大受けするイタイカズシーと千草によるオリジナル・サンバ歌謡
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昼間こうだったのが
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夜になるとこうなるわけで。とてもいいムードでしょう。
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ここでの音楽は演歌、昭和歌謡が中心となりますね。夜更けまで飲んだり唄ったり。
熱燗を飲みながら愚痴ったりするのがいい感じなのかもしれませんが、皆さんあまり愚痴のネタがないようですな。

翌朝早起きして雨が降り出す前に近所に散歩。八重桜ですかね。
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近くには清流が。
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午後、スタッフと現地とお別れ。
さーよなーら、さーよなーら、手ーを振ーればーっと。
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ちなみに帰りのバスの中では、BARが開店。到着するまで演歌から昭和歌謡から民謡、果ては校歌まで、アカペラで唄いっぱなしでした。

日曜日はあいにく雨が降り出してしまいましたが、まったりする時間を過ごしているのでそれもまた良しです。

八重山ー沖縄の旅は地元の人達との交流を中心として自分達で創り上げて行く旅なのに対して、こちらは、スタッフ、それも気心の知れた仲間達が造ってくれた仕掛けに乗るだけなので、何も考えずに楽しめます。

ただ、これを造り上げるスタッフの皆さんにはいつも脱帽。

前夜から15名が現地へ乗り込んで、会場設営からブタの準備から何から何まで、そしてバスが出た後の後片付けまで。
こういうこと全体を楽しめれば楽しさは倍増でしょうね。

何はともあれ、ご苦労様でした。
また来年も楽しみましょう。
ではでは


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