皆様、こんばんは
今回は2011年春・八重山・沖縄旅 第二編 「第14回鳩間島音楽祭」 です。
与那国島から戻ってきて、今回メインボーカルを務めていただく斎藤みゆきさんと合流します。
ところで、与那国空港の方が石垣空港より滑走路が長いんですね。どおりで離着陸が石垣より緩いと思った。
それでもさすがにRACのプロペラ機は着陸がスムーズですね。
みゆきさんは沖縄は何回か来ていますが、八重山は初めてとのことです。
4月30日は、おなじみのパパビゴーヂでデュオライブ、こういう場合は完全アコースティック・ライブになります。
去年からは、そのためにギターを2台持っていくので、荷物の割り振り(機内に持ち込むものと預けるもの)を工夫しています。
楽器は預けるとして、金属製の物は預けて重量が20kgを超えないようにする、かつ重くなる紙類はなるべく機内持ち込みにする、また、衣類の一部はギターケースにクッション代わりに詰め込んでしまう。こうするとわりとうまくいきます。
預けは大体いつも19kg。
さて、ライブは、客席も八割方埋まってくれて気持ちよくできました。




翌5月1日は鳩間島へ渡ります。
以前は米、味噌、調味料的な食料は自宅から送っていたのですが、最近は送料もかかるし面倒なので、ここ石垣で調達して船に積み込むようにしています。
生鮮食品も調達するのでその方が便利です。
今年は、いつもの関東メンバーが殆ど来られないので、石垣島のサンバチームにかかる比重が大きくなります。
そこに思いがけず強い味方が。
大阪の旧知の間柄、パンデイロ奏者のP子さんが新婚旅行で石垣に来ているということで、実は先日のライブにも遊びに来てくれて客演もしてくれました。
鳩間の音楽祭にも行くというので、まさしくこれ幸い。
航路も静かで、今までと変わらない島。ほっとしますね。
例年より涼しい感じ。動いてもあまり汗もかかないし。
いつも渡った日はのんびりすることにしています。
どうせ本日夜から石垣に戻る日まで色々ある筈ですから。
鳩間は始めてのみゆきさんを案内して島を一周。
途中立ち寄った深若の浜では、島人のNさんを中心としたヤギの解体の作業中。

夜は例によって、勝おじいや島の皆さんと飲んで唄って演奏して楽しく過ごします。
だいたい2日から皆さんやって来ます。
3日に来る石垣メンバーを除いて主要メンバーが揃いました。
日本酒上手のNさんが持ち込んだ大変に美味しい日本酒でまったりとした午後を過ごします。

しかしこれが誤算でした。
今夜は前夜祭、無礼講にも拘らずいつも出場者が少ないので、盛り上げ役をしないといけないかなあと思っていた筈が、大変に美味しい日本酒というのは鬼門ですね。何時の間にか熟睡してしまいました。気が付いたら夜の9時半。10時には終わる筈だから・・・・・・・。あーーーあ。過ぎたことはしょうがないですね
ま、これは出番の約束も無く適当だから、いいかななどと勝手な自己弁護。
すみませんでした!!!!
熟睡したおかげで翌日、本番の日は気分爽快。
天気もまずまず。
実は沖縄は、例年より1週間も早く、4月の末に入梅しているので、天気は危ぶまれます。
今年は、打楽器の殆どを占める石垣島のメンバーが、当日入りするので、リハの時間が取れるかどうか、例によって出演時間もまだ明かされていません。みんなには何があるか分からないからなるべく早い船で来てくれと言ってあります。
この「何があるか分からない」というのは鳩間島に滞在するときの基本的なスタンスです。
いろんな意味で、常に不測の事態に備える心構えが必要です。
で、プログラムを取りに行ったら、10時開始で挨拶とか民俗古典芸能とか学校とか比較的短めの出し物の後、我々は実質的にはトップバッターになっています。
この調子だと11時過ぎには出番がやってくるのではないか。
リハーサルの時間は当然取れないし、そもそもやつらは間に合うのか。
でも何とか皆1便で到着。今日は臨時便がたくさん出ているので大丈夫でしたね。
一休みする間もなく、本番の打ち合わせです。
こんな場合は、ややこしい仕掛けは使わないのが安全で、「GO、STOP」で対応できるような構成にします。
あとはみんなのサンバぢからを信じるだけ。
今年も、瑠璃の当主、勝おじいもジョイントします。
もう3回目か。名物になってきています。
ジョイントのきっかけになった乱入を含めると4回目かな。かなり慣れてきています。
元々太鼓の名手(三味線、唄ももちろんですが。)なので、打ち始めてしまえば任せて良いわけで、GO、STOPだけをすぐ横でささやく人が必要なのです。
これは以前から若い女性の役目と決まっていて、今回は・・・・・・・・・・と考えたのですが、前出のP子ちゃんがいるではありませんか。
とても重要な役割だからと言い含めてパンデイロ演奏と共に重責を担ってもらいます。
早い時間の出演は、終わってしまえば後はゆっくり飲めたりするので望むところではあります。
時間が押す心配も無いからたっぷりとできる筈というよりプログラムを見ると出演組がなんだか少ない気もしますね。
これはじっくりやれそうだ。
午前中は天気も安定していそうだし、去年のようにステージの最中から雨が降り出すということはなさそうです。
心配されたお客さんも早い時間からほぼ一杯になって、日差しも強くとてもいい感じです。
古典「ユーアギジラマ」

鳩間小中学校


この頃の客席


今年は、サンバチーム9回目の出演。
始めはKAZUと二人で参加して、段々人数が増えていき、石垣島にもサンバ愛好者が増えて、今は石垣チームを中心とした形にシフトしていってます。いい形だと思います。
メンバーも変わっていっていますが、そもそも人は集まり散じるもの。
集まり散じて人は変われど、仰ぐはおなじきサンバのちから。
どこかの校歌みたいですね。
来年は10回目の出演になります。
10年。早いですね。
ステージは音響も良く、みんなの音が良く聞こえて(これは毎年とても大事な要素です。)、とても楽しめました。
みゆきさんのボーカルはさすがの貫禄。後半は千草ちゃんとの女性ツインボーカルで盛り上がりました。
華やかでよかったなあ。
勝おじいも、もうすっかりなじんで演奏してくれました。




鳩間島音楽祭も今年で14回、国の地域再生大賞優秀賞をもらったりして、だんだん知名度が高くなりつつあります。
でもこの音楽祭がとても素晴らしいのは、島関係者だけで運営していること、ひも付きではないこと、伝統芸能や民謡だけを重んじるのではなく、ジャンルを広げていることだと思います。
出演者全員手弁当、前日までの準備、当日の運営も翌朝の後片付けも島関係者、島に偶々いる観光客の人たちの手で行われ、誰も金銭的な利益を受けることはありません。
もっともここで何日か生活していると、お金だけじゃないということは分かりますが。
ジャンルに関しては与那国島もそうでしたが、皆、普通に音楽が好きなのでどんなジャンルでも楽しんでくれます。音楽家が音楽することの喜びを聴き手と共有できるような演奏であればどんなジャンルでも良いと思います。
もっとも小生が感じているのは、沖縄は「普通に音楽が好き」というよりは、民謡を中心とした音楽が生活の中に当たり前に存在するので、うちなんちゅは歴史的に音楽に対して鋭敏な感覚を持っていて、どんなジャンルでも良いものは受け入れてくれるような気がします。
いわば「音楽上手」な島なのです。
「鳩間中森」の舞

踊りの先生、値千金の笑み

オリジナルソング、70年代ポップスの香り

この頃の客席、温度が上がってます。

島袋マサル

同時アート

下地勇

同時アートの完成

鳩間島オールスターズ




何はともあれ、知名度が高くなっても、音楽をする喜びを共有し合うという純粋な目標は崩してほしくないですね。
さて、我々の仲間で、今年最もうけた出演者は、下地勇でもなければ、ビギンの島袋マサルでもありません。
竹富町議会議長の西大枡高旬氏でした。
小生は見ていないのですが、竹富町の他の離島を旅している連中は、選挙ポスターが目について、それは「コ十ン」と書かれていたようです(おそらく縦書きでしょうね。)。
一体どう読めばよいのか、彼らは非常に迷ったらしい。
結果、コナンだと。
それはないでしょ。
正解は「コウジュン」だったのですが、それが彼らのトラウマになっていて、一体どういう人物なのだろうと。
それが今回の音楽祭で竹富町議会議長として挨拶してくれる。
彼らにとっては長年のトラウマが解消される機会です。しかも、一曲唄ってくれたし。
ついに登場、竹富町のゆるキャラ「ぴかりゃー」

入梅したけどとても良い天気

というわけで、雨に降られることも無く、無事に音楽祭を終えて、いつもの桟橋の見送りです。


見送りを終えたとたんに、急に風が北風に変わって温度が下がって天気が悪くなっていきます。ギリギリのタイミングでしたね。
後夜祭の時間は、幸いにして雨は降っていません。
公民館と野外ですぐに雨から逃げられるように半野外ライブになりました。
昨日前夜祭をすっぽかしてしまったことは、あまり関係なく、我々の関係者もどんどん行きます。

特に、このところ話題の、女性ウクレレデュオ、「エプロンシスターズ」は大うけ。
実力も伴っています。
シスターズのリハーサル

それから千草ちゃんの昭和歌謡も然り。
その後は毎年のことながら、今晩は訪問されたり訪問したりで余韻を楽しみます。
ゆるゆるのパゴーヂ



しかし、前述もしましたが翌朝は7時半から会場の後片付けです。
これは結構重労働です。
一番きついのは、ステージ前のサバニを倉庫へ戻すこと。
これが重いんだ。
大の男十数人で対応します。
でも、これだけ人数がいるとあっという間に片付きます。
9時前には終了。
公民館前広場にて大きく車座になってぶがりなおし(打ち上げ)です。
当然この時間から飲むことになるわけです。
酒は回しませんけれど、観光客の方も多いので、おとーりのような自己紹介と挨拶をしていきます。
小生はやまとんちゅスタッフ側の最古参から二番目になってしまいました。
何時の間にかね。
久しぶりに顔を合わせた島人達と朝から杯を酌み交わして、お祭りの余韻に浸りました。
今日は予定を入れていないので、その後も勝おじいや島人達と乾杯して、船の見送りをして、音楽祭の後の5月4日というのは本当にのんびり過ごせる至高の時間です。
夜はさすがに肝臓の疲れを感じて、早めに就寝。
鳩間島のお酒の付き合いは、このようにほどほどにしておくのが肝心です。
ノリに任せたら、駄目駄目になってしまいます。
無理せず、きつくなってきたら、場をしらけさせないように、誰にも知られずに引くことがベスト。
わざわざ注目を引くように挨拶する必要なんかありません。
もっとも、習得するまでは時間を要するかもしれません。
翌5月5日は、恒例になった石垣市伊原間たいらファミリーの音楽祭です。
1便で石垣へ渡ります。
事前に色々と心配はあったけれども、本当に今年も楽しくて充実した鳩間島音楽祭でした。
すべての人たちにありがとうと言いたい。
来年は10回目なんだ。
ではでは

