二年ぶり、宮城県遠刈田大道芸
皆様、今晩は。
昨年は震災の影響で、できなかった宮城県遠刈田温泉の遠刈田大道芸フェスティバル。
今年は関係者皆さんの努力によって第16回目を開催することができました。
いつもの通りやろうという言葉がキーワードだったようです。
小生は、開始した当時から縁あって家族で参加しています。
今年は2年振り。
それにしても、もう16回を数えるということで、最近、沖縄を含めて、もう開催してから何回を数えますというイベントに参加することが多いような気がします。
継続は力なりというのは本当ですね。
野外の出し物なので天候に左右されますが、6月2日は梅雨入り前の好天気。
確か、過去に降られたことは土曜日に一度だけあったと記憶していますが、6月にもかかわらずほとんど降られたことはありません。
開催を知らせるチンドン
いつもどおり木村酒店に拠点を置いて、土曜日は喫茶キャロルでの室内演奏です。
やはり開始当初から参加しているエスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂのメンバーに打楽器を手伝ってもらっての演奏。
ソロギター+パーカッションという組み合わせも結構面白い。
土曜日は前夜祭という感じで、夕方から通行止めにして、野外のパフォーマンスが始まります。
最後は、恒例、エスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂによるサンバショー。
これを楽しみにしているお客さんはすごく多いのです。
温泉旅館の浴衣姿のお客さんも沢山いらっしゃいます。
サンバショー
そして今宵は、出演者、スタッフだけの特権、中打ち上げが大きなおたのしみ。
翌日曜日は皆帰途に着くため長々と打ち上げができないので、いつの頃からか、全員が宿泊している土曜日の夜に打ち上げをやるという習慣になっています。
題して中打ち上げ。
送迎バスで5分位の公民館で行うのですが、ここ数年は芸人、スタッフが本気で芸を披露する、しかも酔っ払ってですから、笑えるのはもちろん、びっくりさせられるような技術も登場し、これが周りに何もない山の中の大部屋のお座敷宴会・狂騒状態の中で行われるという、他では決して味わうことができない状況になっているのです。
何年か前は、あまり芸も出ず、仲間が固まってそこここで飲んでいるみたいな好ましくない状況だったこともあったと記憶していますが、今は大違い。
初めから終わりまで大道芸のオンパレード、それも内輪でしか見られないリラックスムード。
実行委員長挨拶
交流も盛んで、仲間が固まってということはあまりなくなって、すぐにみんな打ち解けて、グループがなくなっているという楽しい状態です。
フォルクローレの合同演奏
久米島メンバーによるエイサー
ベリーダンサー
和太鼓パフォーマンス
ジャグバンド
ジャグリング
サンバをバックにこうなってしまった。
中打ち上げで、最も人気を博しているのは、実は大道芸人ではなく、運営スタッフによる遠刈田大道芸フェスティバル宣伝パフォーマンスなのです。
今年は二年ぶりということもあって特に盛り上がったようです。
この振りが受ける。
あいさつ
青年団
盛り上がる客席
翌日曜日もまずまずの天気。今日は本祭りで、午前中から夕方まで車をシャットアウトして大道芸が繰り広げられます。
日曜日のオープニングパレード。なんだか緩い。
観客参加
フィナーレのパレード
終了を告げるチンドン
昼ごろから肌寒くはなってきましたが、さいわい雨も振らずお客さんも盛況で良いお祭りでした。
いつも思うのですが、これは商店街振興組合による純手造りのフェスティバル。
大道芸というレアな分野にもかかわらず、業者の手は全く入っていません。
そのことがフェスティバルを素晴らしくしている大きな要因と感じますが、去年の震災のように社会事象、自然事象による影響をもろに受けます。
今年は涙を飲んだ昨年の中止をバネに、何とか東北を元気づけようという気合が感じられました。
いつもどおり生活するということがいかに大事か、我々も震災を経験して認識しましたが、いつもどおりの大道芸、それも毎年グレードアップしたものを今年も変わらずやってるぞ、が復興に対する東北の気概を発信していると思いました。
いつもながらスタッフ、関係者の皆様、ありがとうございました。