小旅行二題
皆様 こんにちは。
今回は、5月から6月にかけて小旅行二題。
二題とも音楽とは関係なく家庭の事情による小旅行です。
一つ目は新潟県村上市。
小生は東京生まれで田舎らしい田舎、つまり帰省先とか両親の故郷という意味で、というものが無かったので、父方の実家がある新潟県村上市は子供の時分から夏休みやら何やらで田舎として過ごさせていただいていました。
海と山と川が揃っている申し分のない土地で、おまけに昔は蒸気機関車まで走っていました。
村上駅。昔とあまり変わらない。
今回は法事で十数年ぶりの訪問。
昔は大変な時間をかけて行っていたわけですが、今は新幹線と在来線特急で朝6時に東京駅を発って9時半頃には着いてしまいます。
あいにく雨が降ったり止んだりの天気でしたが、催事は室内なのでさして影響はなく、終了後雨も止んできたので、帰りの時間までゆっくりと散歩を楽しむことができました。
駅の近辺は昔とあまり変わっていないようで、高い建物がない。江戸時代の町家のようなつくりの建物も散見されます。
昔はこんな景色はどうとも思わなかったのですが、旅が多い今は、なんだか懐かしさがあって風情を楽しむことができます。
町家
大きな産業はないのでそのぶん町が落ち着いていて川もきれいです。
現在は観光にも力を入れていて、市内を貫く三面川でとれる鮭が産業として、また観光資源として大きな位置を占めているようです。
この土地独特の鮭の保存方法
イヨボヤ会館。鮭博物館ですね。
鮭の稚魚
展示されている郷土料理のサンプル4点。サンプルとはいえ、どれも美味しそう
この川では子供の頃よく遊びました。
川に入ってカジカ(ごりとも言う)や鮎を捕ったりしました。
河川敷がだいぶきれいに整備されて公園として散策しやすくなっていますが、露骨な護岸工事がされていないので自然な護岸の景色が残っています。
三面川の河川敷公園
三面川
三面川から羽越本線橋梁を臨む。昭和40年代までSLが走っていた。
こちらは鮭の稚魚を育てている小川。一部がイヨボヤ会館から水中を望める構造になっている。
地元ではお城山と呼ばれる村上城址がある山。正式にはなんていうのだろう。
雨上がりの風景は特に風情があります。
駅前で夕食をいただいて日帰りの旅でした。
こちらはサンプルではなく本物。
二つ目は千葉県勝浦市。
外房の漁港ということは知っていましたが初めて訪れる場所です。
勝浦海岸
勝浦漁港
身内のお祝い事だったので散策する時間等はあまりなかったのですが、一泊した翌早朝、散歩に出かけ遭遇したのが朝市。
なんでも日本三大朝市のひとつと紹介されています。
ということはあの輪島の朝市と肩を並べる・・・・というほどのものではないのですが、程よく地元密着型で、商いの種類も、魚、野菜、お惣菜、乾物、工芸品少々と素朴です。
輪島の朝市は、全国版観光型で、観光バスで乗りつけるほど規模も大きいし、商いの種類も多様で、比較するのは無理がある感じです。
でもこの素朴な朝市もいいですね。
値段もかなり安そう。
海のものや畑のものや山のものを持ち寄ってきて交換したあたりから始まったであろう成り立ちが想像できるような雰囲気で、直売所マニアの小生としては偶然に見つけた楽しいスポットでした。
帰りは行きの房総半島を南東に縦断するルートではなく、外房有料道路から東金有料道路経由にしてみました。
九十九里海岸はサーフスポットということで、海岸に沿った家々にそれ風の造りがとても多いことには少々驚かされました。
たまには仕事と関係のない旅も良いものです。
ではでは