道具、あまり人前で使いたくない
皆様、こんにちは。
暑い日が続いております。
ところで、この道具は何かということです。
間違えました。こっちです。これ
最近手に入れたのですが、クラシックギターの支持具です。
どう使うかというと、これを左の太腿に乗せて上についている四つの爪のようなものにギターの前下部を噛ませてネジで固定すると、スタンドの上にギターが固定されたような形になって丁度ネックが上に傾いた、演奏するフォームに固定されるという代物です。
これで、足を組んだり脚台を使って左足だけを上げるということなしに演奏できるというわけです。
足を組んでの演奏フォームだと、押さえきれない左手の動きがあって、最近はライブでももっぱら脚台を使ってクラシックのフォームで演奏しています。
ただ、どうも長時間脚台を使って練習していると腰が疲れて仕様がない気がして、ならば時々見かける脚台を使わない道具はどうだろうということで探した結果がこれになりました。
もっと大げさな道具で、スタンドを左足に置く必要すらない、つまりギターそのものを演奏スタンドに固定して、演奏者はその前に座って高さだけ調整すればよいというものもあるらしいのですが、さすがにそこまでは。
ちなみに、立って演奏するためのスタンドもあるみたいですね。そうすると何本も種類の違うギターを固定しておいて取っ替え引っ替え演奏するということが可能になりますね。
よく、この演奏する姿勢についても質問を受けますが、クラシックギターのスタイルは前出の左足を脚台に乗せて(右利きの場合)左太腿にギターを乗せて演奏するというのが一般的なスタイルです。これはそうしないと左手が押さえきれない運指が頻発するからです。
クラシック以外ではこのスタイルは殆ど使いません。
あとはそれぞれ弾き易いように構えていますね。
立って弾く場合はそれこそ千差万別です。
もっともギター自体もカッタウェイであったり、フレットが長かったりで、押さえきれない運指はあまりなくなるから、つまりギター自体が演奏しやすく改良されてきているから、決まった姿勢を取らなくてはいけないということもないんでしょう。
ブラジリアンスタイルの場合もサンバ、ボサノバは困難な運指はあまり出てこない、というよりは困難な運指は避けるので、特にこれと決める必要はないと思います。
ただ、ブラジルのクラシックギターをやろうと思うと、やはりクラシックギターの姿勢を取らないときついものがあります。
もっともブラジル人ギタリスト、例えばハファエル、ヤマンドゥあたりをはじめとして、難しいことをやっていても姿勢は適当な人が多いですね。
あまりこだわらないんでしょうね。
で、この演奏用スタンドは長時間演奏していても疲れないかというと、それはやはり疲れる。
疲れる箇所は違ってきているように思うのですが、ま、あまり人前では使いたくない道具の一つではあります(そういう物ってあるでしょ。)。
ではでは