« 2012年07月 | メイン | 2012年09月 »

2012年08月 アーカイブ

2012年08月03日

道具、あまり人前で使いたくない

皆様、こんにちは。
暑い日が続いております。

ところで、この道具は何かということです。

IMG_2070.jpg

間違えました。こっちです。これ
IMG_2072.jpg

最近手に入れたのですが、クラシックギターの支持具です。
どう使うかというと、これを左の太腿に乗せて上についている四つの爪のようなものにギターの前下部を噛ませてネジで固定すると、スタンドの上にギターが固定されたような形になって丁度ネックが上に傾いた、演奏するフォームに固定されるという代物です。
これで、足を組んだり脚台を使って左足だけを上げるということなしに演奏できるというわけです。

足を組んでの演奏フォームだと、押さえきれない左手の動きがあって、最近はライブでももっぱら脚台を使ってクラシックのフォームで演奏しています。
ただ、どうも長時間脚台を使って練習していると腰が疲れて仕様がない気がして、ならば時々見かける脚台を使わない道具はどうだろうということで探した結果がこれになりました。

もっと大げさな道具で、スタンドを左足に置く必要すらない、つまりギターそのものを演奏スタンドに固定して、演奏者はその前に座って高さだけ調整すればよいというものもあるらしいのですが、さすがにそこまでは。
ちなみに、立って演奏するためのスタンドもあるみたいですね。そうすると何本も種類の違うギターを固定しておいて取っ替え引っ替え演奏するということが可能になりますね。

よく、この演奏する姿勢についても質問を受けますが、クラシックギターのスタイルは前出の左足を脚台に乗せて(右利きの場合)左太腿にギターを乗せて演奏するというのが一般的なスタイルです。これはそうしないと左手が押さえきれない運指が頻発するからです。
クラシック以外ではこのスタイルは殆ど使いません。
あとはそれぞれ弾き易いように構えていますね。

立って弾く場合はそれこそ千差万別です。
もっともギター自体もカッタウェイであったり、フレットが長かったりで、押さえきれない運指はあまりなくなるから、つまりギター自体が演奏しやすく改良されてきているから、決まった姿勢を取らなくてはいけないということもないんでしょう。

ブラジリアンスタイルの場合もサンバ、ボサノバは困難な運指はあまり出てこない、というよりは困難な運指は避けるので、特にこれと決める必要はないと思います。
ただ、ブラジルのクラシックギターをやろうと思うと、やはりクラシックギターの姿勢を取らないときついものがあります。
もっともブラジル人ギタリスト、例えばハファエル、ヤマンドゥあたりをはじめとして、難しいことをやっていても姿勢は適当な人が多いですね。
あまりこだわらないんでしょうね。
で、この演奏用スタンドは長時間演奏していても疲れないかというと、それはやはり疲れる。
疲れる箇所は違ってきているように思うのですが、ま、あまり人前では使いたくない道具の一つではあります(そういう物ってあるでしょ。)。
ではでは

2012年08月22日

オオクワガタ

皆様、こんにちは。

夏の空とヘチマの花、コントラストが良かったので
%E7%94%BB%E5%83%8F%20002.jpg

以前にも書いたことがあるのですが、40数年ぶりのバンド再結成ということで、中学校時代のバンド仲間が時々集まっては練習兼宴会を楽しんでいます。
宴会の比重が非常に大きいのは当然なのですが、今年に入ってから二回ほどはメンバーの一人が当時住んでいた家で開催しています。現在は常にそこに住んでいるわけではないのですが、内装とか家具とか当時のまま。
昭和30年代から40年代の雰囲気がそのまま切り取られた空間です。
当然、小生も中学、高校時代は彼の家で遊んでいたわけで、そこに当時の仲間が集まって再び遊んでいるわけですから、いいオヤジ達も中学生時代に逆戻りして、軽いタイムスリップ感覚を楽しんでいます。

今年の初めにここで開催したときは、駅を降りてから果たして行き着けるのか若干の不安はありましたが、都営浅草線の西馬込駅を降りて、馬込から仲池上方向へ坂を下って出身中学校の辺りまで来ると、周りの建物とか風景はすっかり変わってはいるけれども全体の雰囲気が当時の記憶を喚起させてくれます。雰囲気を楽しみながら歩いているうちになんとなく到着できました。
その時はまだ冬。女性陣も参加して鍋を囲んで盛り上がりましたが、今回は真夏でメンバーのみ。
練習は早々に切り上げ宴会に。なにせ暑いので。

それにしても40数年前から設置してあるクーラーは未だ健在で、この時代のクーラーは文字通り冷房、エアコンではありません。なりも大きく音も結構大きくそれにも増して電気代も相当かかる代物で、しかし考えてみると当時冷房が効いているところは例外でした。当時乗っていた池上線や目蒲線にはほとんどなかったし、まして家庭に冷房があるというのはかなり珍しかったような気がします。
テレビも映らない(地デジ対応していないので。)という大変に良い環境で、LPレコードなどを聴きながら宴たけなわ。

当家当主が、実は趣味でクワガタを飼っていてこの家にいるというのです。
それは面白いというので皆で見てみると立派な飼育箱が数箱、なんとオオクワガタのつがいに、しかも幼虫までいる。それが何匹も。
中でももう3年生きているという堂々としたものもいます。つまり冬眠するわけですね。
幼虫は、それこそイモムシ状のものからクワガタの形になりかけて角らしきものが生えかかっているもの(この状態はまず自然界では目にすることはできません。)まで、それはそれは面白い。

オオクワガタ
%E7%94%BB%E5%83%8F%20001.jpg

そもそもオオクワガタというものは絶滅危惧類で、一時期は高値で取引されていた(今でもそうなんでしょうか。)そうで、ノコギリクワガタやコクワガタ等に比べて野生で採集することは非常に難しいもので、それが何故こんなに沢山いるかというと、どうも繁殖させたらしく、その苦労と楽しさを語ってくれました。
幼虫の状態で2年くらいは過ごすはずだから根気がいりますね。
ところが事情があってこの数箱を来年にはここから移動させなくてはならず、全部を自宅に置くのは無理なので一部の引き取り手を探しているとの話が出ました。
実は小生、小学生時分はクワガタ、カブトムシの採集・飼育が趣味で、当時小平市という場所に住んでいて、今の新青梅街道がある辺りは道路ができる以前は雑木林ばかりだったので、そこらへ通ってはクワガタ、カブトムシ採りをしていました。
冬眠させることに成功したこともあります。

そういう人は、クワガタを見て「可愛い」と思ってしまうのです。
立派な角のオスのみならず、カナブンみたいなメスも。幼虫も。
ただ、オオクワガタを飼うとなると、専用の土、クヌギ等の切り株、専用の餌を用意しなければならず、飼育法は確立してはいるものの結構研究が必要なようです。
昔はスイカの切れっ端とか梨とか砂糖水とかをやって育てていましたが、そうもいかないのかな。
夜行性なので昼間は木の洞とか木と土の隙間あたりに隠れていて、夜になるとゴソゴソやりだすそうで、鳴きもしないし手入れをきちんとしていれば飼育はそう難しくはないとのこと。
ただ、この「手入れをきちんと」というのが大変かも。
当家当主によれば、一度間違えてハエを大発生させてしまったことがあるとかで、これはあくまでも何かの間違いということで反省するしかありません。

今のところ、1箱を幼虫込で引き受けようかなと思っていますがどうなるでしょう。

ではでは

クワガタのような形の雲、右の方が角で・・・苦しいかな。
%E7%94%BB%E5%83%8F%20004.jpg

About 2012年08月

2012年08月にブログ「ブログ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2012年07月です。

次のアーカイブは2012年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35