2012年秋の八重山・沖縄
皆様、こんにちは
今年の秋の八重山・沖縄の旅は初めから台風19号により予定崩壊。
9月28日金曜日の出発予定でしたが、そのあたり八重山は台風真っ盛り。
土曜日にかけて沖縄本島から日曜日には本土に上陸、羽田空港も欠航になりました。
土曜日に予定していた石垣「パパ・ビゴーヂ」でのライブは延期。
予定を大幅に変更して月曜日に出発しました。
石垣島は農作物の被害が相当なようで島の経済に影響がありそうです。
到着日は台風一過、好天で風が涼しくなっています。
この石垣空港を利用するのも今回が最後になるでしょう。
来年3月には新空港開業です。
市街地まで車で30分位はかかるのでアクセスをどうするのか気にかかります。
これが見納めの石垣空港
さて、中止になった土曜日のライブをどうするかパパ村上氏、池原氏と相談した上で、急遽水曜日に開催することになりました。
であれば、船も動いているので四日間ほどいる予定だった鳩間島に明日火曜日一日でも行こうかなという気になって、火曜日は早速一便に乗って鳩間行き。
久しぶりの浦崎家泊です。
米盛勝おじいやおばあとも再開を喜びます。
このあたりは台風が初めにやってくる場所ですから勢力も強く、かつ速度も遅いということでものすごい状況だったと思うのですが、目立った被害は無いようでした。
ただ、その前の台風と言っていましたけれど、瑠璃の前のガジュマルの木が折れてしまいました。
いつもあるべき場所にあったものがないというのは結構衝撃です。
あの木がある故に涼しかった瑠璃の庭ですが、来年は暑いかもしれませんね。
ターキーズバー
ターキーズバーにて昼
好天の海
釣り師と化した校長先生の船
観月会もできなかったのですが、今宵は隣のクシケー屋さんで楽器を持ち出して飲み会。
久しぶりにピアニストのターキーと何曲も演奏できて楽しかった。
色々あってこんなに長時間二人で演奏できたのは何年ぶりだったか。
朝夕はとても涼しくなってきています。
クシケー屋にて
ターキーの不思議なギター奏法
浦崎家にて久しぶりの生ピアノ
朝食はありあわせゆしドーフ
さて、翌水曜日は石垣に戻って池原宏一さんとライブ。
急なのでお知らせもできなかったのですが、まずまずのお客様の入りで良かった。
ゲストも参加しての楽しい一夜でした。
ゲストのメグさんと
木曜日は一日のんびりして、金曜日に那覇です。
沖縄本島も今回の台風は強烈で、街路樹が軒並み枯れ木になっていました。
普通沖縄ではありえない。
枯れ木(浜辺の茶屋特設ステージを臨みながら)
今回のお昼ご飯、浮島通りを東に行ってちょっと左に入った中華食堂「金壺」の500円中華バイキングはよかったね。
那覇にいるときは、朝は市場の弁当、ガッツリ食べたい時は花笠食堂、お昼はお粥屋さんもしくは「金壺」、夜は栄町か開南の居酒屋「鈴蘭」というのが最近のお気に入りパターン。
翌土曜日に訪問するはずだったサックスの千葉利幸さんの本部の自宅が台風の被害に遭ってしまったので一日早く次のライブ会場兼宿泊所である南城市の大池邸へ。
夜は主さん不在のため、一人でそばを作って食べたりします。
ここは道路をはさんで「花野果村」というとてもいい感じの野菜その他の直売センターがあって、食堂も併設されていてとても重宝していたのですが、残念ながら、今年1kmほど先に移転してしまいました。
そこで、今度は歩いて二三分のところにあるJAのスーパーを利用するようになりました。
ここは朝から夜遅くまで空いているし、何でも売っているし、更に特筆すべきは昼時だけ開店するオープンテラスの食堂です。
ほとんどのメニューが500円という分かりやすさ、丼ものはほとんどがラーメン丼で出て来る(例えばカツ丼なんかも)、ご飯はすべて大盛りという大雑把さはとても嬉しいのです。
牛汁定食500円也
また、この見晴らしの良いオープンテラスは誰が使っても良いらしく(食堂は閉まっていても)、弁当を使ったり昼寝をしていたり携帯を充電する人(いいのだろうか。)もいて、とても使い勝手が良さそうでした。
ライブは日曜日。
千葉利幸(ts)、西川勲(b)、小生のトリオです。
このメンバーでやるのは一昨年以来。
年齢相応のミディアムからスローテンポの曲が多くて、無理をせず協調してプレイすることを心がけました。
今さら、更にこのメンバーで無理をしてもしょうがない。
相変わらずこのメンバーでの演奏は楽しくて、時間が経つのがあっという間。
もうちょっとやりたいなくらいの余韻を残しつつ終了というのもおじさんらしい。
終了後は、お楽しみセッションタイム。
楽しい夜は更けていきました。
翌日は、偶然にも千葉さんと陶芸家兼サックス奏者の稲福さんと3名でお茶を飲みながらの音楽談義。
この二人は昨夜も延々とサックス談義をしていましたね。
ビッグバンド時代の裏話も出たりして、久しぶりの濃いジャズ話。
テナーサックスの本質は低い音にあるという千葉さんの主張はモダンジャズ全盛から何十年も経った現在、とても興味深いものがありました。
台風後はとても穏やかだった沖縄の天気ですが秋が早まってやって来たかのような印象を受けました。
いつもながらお世話になった八重山・沖縄の皆さん、ありがとうございました。
ではでは