・3月20日(Rio de Janeiro)
以前、日本で何回か演奏したことのある小沢沙織さんがここRioで唄や言葉を勉強しているというので、本日会うことになる。
着いたらすぐに楽器を買おうと考えていたので、ついでに楽器屋さんが多いセントロの付近まで歩いて行くことに。
Gloriaという場所はとても便利な場所で、商店が多くてラッパやセントロにも近いけれど、大きな公園もあるし、ちょっと入ると静かな通りも多い。
Gloria駅で合流して、ラッパ通りをセントロ方面へメトローのCarioca駅周辺まで歩く。



Rioのガジュマル

Rioの中心街だけあって人、人、人・・・・・。大都会。歩行者の交通マナーははっきり言って悪い。
しかし、車は信号を守るが、歩行者は車が来なければほぼ90%の人が信号を無視して渡っているわけで、ベトナムのように車やバイクが途切れることのない状況で間を縫って横断するという状況よりははるかにマシ。しかし、車は歩行者が横断しているからといって止まってはくれない。
つくづく日本の交通マナーの良さは一級品です。
お昼になったのでポルキロのレストランで昼食。
ポルキロとは好きなものを選んで計りに乗せるという、食べきれないほど量が多いブラジルの外食屋では極めて合理的なシステム。
偶然入ったポルキロ屋はビジネスマンで混雑していて、やはりそれなりに美味しかった。
こういう昼食なんかの支払いも殆どカードで済ませるのがRioのような都会のスタイルらしい。
やはり現金はあまり持ち歩かないのだろう。
通りでは物売りやら、実演販売やら、パフォーマンスやらの商売が忙しそうだ。
昼食後は小沢さんと別れて、楽器探しへ。
何件か見て回ってviolaoの在庫が多そうな楽器屋で何台か試奏。やはり安いものはそれなりで、とにかく弾きやすいものを手に入れようと考えていたからその一点で探す。
Di Giorgioのクラシックギターが弾き易くて音もいいのでこれに決めて値段交渉。
飛行機に預けるケースで重くないもの、できればセミハードと考えていたがセミハードソフトとでも言おうか、全ての面に硬い枠が付いているソフトケースがありこれなら大丈夫だろうということで購入。全部で877RSのところを現金なら800RSまでdescontoすると言う。しかしそんな現金の持ち合わせは無いので、近所の銀行にATM探しへ。
しかしこれがなかなか難しい。以後いろいろと悩むタネになるのだが、VISAが使えないATMと使えるものがあって、また使えるものも全てがうまくいくわけではない。結局、かなり遠くまで行かないと現金を調達できないことが判明。ここは仕方がないだろうとカードで購入。
ま、それでも新品がケースを付けて5万円を切っているのだから良しとするべきでしょう。

帰りはCarioca駅からメトロー。メトローのプリカを購入。
メトローはどこまで乗っても均一料金でとても便利でお得な足。以後Rio市内ではメトローを頻繁に利用することになる。
夕食は、Candido Mendes通りを下って大通りとの交差点あたりにある結構賑わっているレストラン「Vila Rica」。
歩道にも椅子やテーブルを並べるのがブラジルでは常識のようで屋外席はかなりの賑わい、室内は比較的落ち着いた雰囲気。値段から見て1プレートの量がかなり多そうな予感。牛肉の煮込み料理を1人前注文。出てきた料理は関節ごと煮込んだような料理で予想通りすごい量。1人前を2人で食べるのがちょうど良い。それにしてもこの煮込み料理は柔らかくて味付けもよく相当に美味。要するに牛すじ煮込みが関節ごと出てきたようなもの。
つくづく肉食の期間が日本と比べて長い文化、肉食文化の豊かさを感じた。
さて、水曜日はCopacabanaにあるBip BipというBarでボサノバセッションが行われているという話。21時頃かららしいがどうせブラジル時間だから22時頃だろうと、そのあたりの時間を目指して出かける心積り。
ブラジルの治安については日本では注意を促す情報が出ていて、夜の地下鉄なんかも要注意みたいな情報もある。来伯して日にちが経っていたら別だが、着いて2日目で夜の外出というのは一人だったら幾分躊躇したかもしれないが、この時はまだ二人。こういう時は心強い。
調べてみると、地下鉄1号線の終点Cantagaro駅から歩いてすぐのようだ。終点なので安心して乗っていると、一駅前のSiquiera Campos駅で引き返してしまった。何故か最後の一駅だけ乗り換えなければいけない仕組みになっている。メトローの駅は岩を削った洞窟みたいな作りで面白い。
Ipanema駅までは未開通だが穴は掘れているみたいだ。Rioの地形はところどころ岩山がむき出しになっていて多分地層も岩盤だと思うので、この地下鉄工事は大変だと思う。
さて、改めてCantagaro駅に降り立ってしばらく近所を探すと歩道にはみ出して飲んでいる一角がありました。そこがBip Bip。



小さいお店で店内のテーブルを囲んでパゴージをするような仕切りになっていて、店内に入れるのは15,6人、あとは歩道の椅子で鑑賞する。飲み物は各自店内の冷蔵庫から取り出してご主人に申告する仕組みだ。このご主人というのがまた曲者っぽくて、丁度静かになった時にたまたま誰かの笑い声が目立ってしまった。これを一喝。大演説が始まってしまった。意味はよくわからなかったが、音楽を尊重しろ的なことを言っていたようだ。
今日買った楽器を持っていったのでそれを見つけたパゴージメンバーが入れと誘ってくる。敢えてボサノバの日と決めているだけあって、演奏されるナンバーは日本でもお馴染みの曲が多い。ギターと鍵ハモで参入。皆とても気持ちよく受け入れてくれてセッションの夜は更けていった。途中、ギタリストの年配のおじさんが参加。この人のギターは味があってとても良かった。若い人から年配の人まで楽しんでいてとても良い雰囲気だった。気が付くと午前2時。そろそろお客さんも引き上げる雰囲気が出てきたので仲良くなったRonaldo do Pandeiro氏とCentro方面に帰るTaxiに同乗させてもらう。これまた快調に跳ばす跳ばす。夜中のある時間を過ぎると赤信号は無視していいらしい。つまり日本だったら青信号以外は点滅の黄色信号になっているということか。
今日はサンダルに履き替えて街歩きも始めたし、楽器も購入、夜の地下鉄、セッション等、旅の基本を着実に積み重ね始めた一日で充実していた。

