旅の記録(2015.2.ネパール)
5. ポカラ
8:45集合でひたすらポカラへバス移動。
丁度従業員たちが集まって談笑していたので、楽しかった二泊三日のお礼を言う。
皆日本人は好きだよーと言っていた。
ガイドのSanta氏は良かった。
適度な関わり方で。本当に鳩間人に似ている感じだった。
埃っぽいバスパークからツーリストバスは客を満員にして走る。

ソウラハからタディ・バザールへ。
初めはここがソウラハかと思ったが、雰囲気はまるで違う。
街だ。
バスはバスパークに寄りながらナラヤンガートへ。
ここは大きい街だ。ネパール中央の交通の要衝でインドへのルート上にもある。
街はどこでも埃っぽい感じだ。
ここから山道へ入って例によってでこぼこ道を荒い運転。
ただトイレ休憩がわりと多いのが助かる。
途中昼過ぎにランチ休憩。
ビュッフェ形式でRS440。
9時半頃出発してポカラ到着は14時半頃。
ヒマラヤの展望で知られる街だが、今日は曇っているようで見えない。
バスパークのある場所は普通の市街地。
ここからフェワ湖のレイクサイドへ行くと一気に観光地の雰囲気になる。
メコン川沿いのルアンパバーンにちょっと似た雰囲気だ。

三日間お世話になるNew Pokhara Rodgeはきれいな雰囲気のホテル。
部屋は3人部屋でとても広い。
快適そうである。


「歩き方」にも載っていたマネージャーのフムラジさんに会う。
日本語が少しできるようだ。
会話はなかなか難しいので英語でということになる。
今日はあまりお客さんがいなさそうで色々と相談に乗ってくれる。
まず明日からの予定を検討する。
日帰りのトレッキングをしたいというこちらのリクエストには、所要時間6時間くらいのフェディからダンプス、オーストラリアンキャンプへのコースがいいとのこと。
トレッキングはガイドなしでは危ないとのことなのでフムラジさんお薦めのガイドさんが同行することになった。
フェディまではタクシーで行く。で帰りもフェディからはタクシー。
タクシー、ガイド込でUS50$。
値段は適正なものだろう。
長らく使わなかった50$札をようやく使うことになるわけだ。
これは明後日の予定。
ガイドとタクシー運転手を紹介された。
ガイドのクリシュナ君は若い。26歳とのことだ。
日本語がかなり話せる。
タクシー運転手のRudra氏は気の良いおじさんという雰囲気。
6時45分出発。
そして明日はサランコットの丘へ朝日とヒマラヤを見に行くといいと勧められる。
駐車場までのタクシー往復RS1200。
5時15分発。早い!!!
カトマンドゥ行きの帰りのバスの手配もしてくれる。
何だかスムーズすぎる気もするが慣れているからだろう。
ここは地元の信用できそうな人に任せるべきだろう。
洗濯物がたまっていたがランドリーサービスを使ってくれとのこと。
朝食はオーダーしていなかったが、何せ朝が早いので任せることにする。RS230。
カトマンドゥも含めてだが、ここまで何かと出てくるお茶。日本的に言えば甘いミルクティーはとても美味しいのだ。癖になりそう。
1日のうち、11時間停電しているとのことで、停電中はジェネとかソーラーでしのいでいるという。
シャワーはホットというには程遠いが、入り方のコツをつかめば慣れることができる。
停電は「今週の停電時間」みたいなスケジュール表がある。
今日はもう何かをするには時間がない。
夕方屋上へ登ったら雲が取れてマチャプチャレが顔を覗かせた。


初めて見るヒマラヤ。
隣のアンナプルナの方が高いのだが、位置の関係でマチャプチャレの方が高く見える。日本を象徴する富士山のようにネパールを象徴する美しい山だ。
明日以降に期待しよう。
屋上から下を見ると。

フムラジさんがひょっとしたら明後日よりも明日の方が天気が良さそうだからトレッキングを明日に変更するかいと聞いてきた。
色々変更するのは面倒なので予定通りに行かせてもらう。
夕食はちょっと歩いてダルバートを食べに行く。
とても美味しいし、例によってどんどんおかわりが来るので満腹。

ライスビールと称してはいるが、これはおそらく米焼酎だろう。見てくれはどぶろく。
白色で若干の酸味がある。
酒屋では見かけなかった。

夜のレイクサイド

いつものapple vodkaを寝酒にして、明日は4時半起きだから早々に寝ることにする。
手の届く範囲にヘッドライト。
4時半起き。
まだ真っ暗。
水を飲んで腹筋運動をして体を温めるのとトイレに行きやすくする。
出発時間の5時15分もまだ真っ暗。
ドライバーのRudraさんは既に到着。
真っ暗な中をサランコットの丘へ出発。
跳ばす、跳ばす。
街灯もないので真っ暗。
時々通行人が現れるのだがどんどん跳ばす。
ネパール人は跳ばすのが好きらしい。
Rudraさんの運転は温厚そうな外見とは反対のものだった。
20分程で駐車場らしき場所に到着。
ここからbest view pointまで30分位登るのだ。
まだ暗い。ヘッドライトがなくては足元が見えない。
Rudraさんも一緒に行くということだ。ありがたい。
階段を30分位登り続ける。
これが結構な運動。
気温はおそらく5度くらいしかないと思われるが、展望台に到着したら汗だく。
ダウンにセーターまで着てきたのだからTシャツ1枚になる。
でもすぐに冷えてくる。
ご来光目当ての観光客が多数。やはり中国人が多い。
騒がしいからすぐわかるのだ。
やけに簡単な服装で来ていると思ったら、すぐ下に駐車場があったのだ。
まあ朝から良い運動をしたと思えばいいだろう。
東の方向から徐々に明るくなってきた。
マチャプチャレやアンナプルナが輝き始める。
初めはピンク色、それからオレンジ色と時間が経つにつれて色彩が変化する。
美しいとしか言いようがない。
これは一度は見ておきたい光景だ。










展望台からサランコット村を見る。

7時頃になってすっかり明るくなった。
景色を堪能して駐車場へ戻る。
行きは真っ暗で分からなかったが、登ってきた階段はサランコット村の主要道のようだ。
車道沿いには立派なホテルが建設中だったが、階段沿いには村の暮らしがある。
リオのモーホを彷彿とさせる。
それぞれの民家が観光客相手に小さな商いをしている。
これと農業で暮らしを立てているのだろう。
こんな生活もある。


タクシーも含めて「SUZUKI」の車が多い。
よく見ると、「MALTI SUZUKI」となっている。
日本企業の鈴木だが、MALTI SUZUKIはインドで生産されているとのこと。
右ハンドル、左側通行だから日本製の車は多く見かける。
日本製はとても評判が良いようだ。
早朝出発だったから8時前には帰ってこれて朝食も採れた。

これから、World Peace Pagoda-日本山妙法寺-に登ってみる。
湖の対岸の山の上にあるので、湖をボートで渡って登るルートと、山側から登って湖へ下ってボートで帰ってくるルートがある。
山側から登ってみよう。
9時30分にRudraさんに来てもらって登山口までRS250。
早朝と違って今回は話が弾む。
団体さんが登っていったので、近くのデヴィズ・ホールという景勝地を眺めてから登ることにする。
彼もうるさいのは嫌いということで同意。ただし彼は今回は同行しない。
デヴィズ・ホールとは日本のどこにでもありそうな滝だが、乾期のこの時期は水は流れていない。雨期だとかなり盛大らしい。

街中を歩くのは楽しい。
牛が普通に寝そべったり通行していたりするが、さすがに象はいない。



かなり暑くなってきた。
登り始めて15分位でTシャツに。
高校生たちも登ってきている。
遠足?かと思ったら、彼らのうち一人が英語で話しかけてきて、この上に家があるとのこと。
うまい英語だ。学校でちゃんと勉強しているとのことだ。
ここは生活空間で確かに登山道沿いに家々がある。
と思って登っているとぽっかりと車道に出てしまうというのは、日本の低山歩きにもよくある光景だ。
広がる段々畑と植わっている菜の花と素朴な村、ゆっくりと幸せな時間を歩く。





小一時間でWorld Peace Pagoda-日本山妙法寺-(ストゥーパとも言う。)着。

真っ白い円形の建物だ。


やはり近くまで車で来れるようだ。
軽装の観光客が多い。
アンナプルナ、マチャプチャレ、フェワ湖、ポカラの街並みが一望できる。





観光用のミニプレーンやセスナが飛んでいる。
しかし、広場にあった「Do Not Jump !」の看板はどういう意味だ。
帰りは湖に降りる下り。
約30分。
距離は短いが登りだとかなりきつそう。
登ってくる人たちはきつそうだった。
ボートは自分で漕ぐという雰囲気ではなく、漕ぎ手がいるのだ。
オールは一個しかないので日本のボートのイメージとは違う。
漕ぎ手は少年。途中から小生も手伝って漕ぐ。



40分程でレイクサイド到着。20分ほどぶらぶら歩いてホテルへ戻る。
Gパンは汗だくだがどうせ明日もトレッキング。
遅い昼食は昨日行ったタカリキッチンでダルバート。

夕方までは読書などしながらのんびり過ごす。
中庭で読書しているとお茶をサービスしてくれる。
基本的にトレッキングはまだ明けやらぬ早朝から昼過ぎまでがメインの時間なのだ。
明日はフムラジさんも一緒に行くということで、ちょっと時間も早まって5時集合。ということは4時起きだ。
夕食はすぐ近くの気になっていた日本食レストラン「たべものや」に行ってみる。
停電中で真っ暗。客は全くいない。が、営業中。
一人の客のためにジェネで電気を起こしてくれた。
メニューを見ると、そば、うどんから寿司、てんぷら、サバの塩焼き等々何でもあるみたいだ。
そば、うどんは注文の後に麺を作るから時間がかかるとあるのは、注文後に打つということか。
すごく本格的ではないか。
かつ丼とみそ汁を頼んでみた。
酒はネパールの地酒、ロキシー。
おちょこに入って出てきた。

無色透明で、香りがかの泡盛の逸品「白百合」そっくりだ。
泡盛の味はしない。
白百合の香りはそのままに、限りなく薄めた感じ。
これはこれでいける。
味噌汁はわかめの具でまとも。付け合わせの漬物もスパイスが効いていてうまい。
そしてかつ丼は何とジャポニカ米を使っている。


異論はあるだろうが、とても美味しくいただけた。
野菜等の素材はポカラ近郊の村の専用有機農場で作られているとのこと。
ジャポニカ米もそこで作っているのだろう。
サービスも日本流でしっかりしているし、これは他のメニューも試してみたい。
明日も来てみよう。
明日は4時起きだ。
早く寝よう。

