先日、とても天気が良かったので、かねてから乗りたいと思っていたJR久留里線に乗ってきました。
首都圏近郊では殆ど見られなくなったJRの非電化路線です。
まあ何時でも行けるわけですが、こういう記事をネット上に発見。
「君津市高水のJR久留里線上総亀山―上総松丘駅間で7月11日午後7時25分ごろ、上総亀山発木更津行き上り列車(2両編成)が、線路を横切った鹿1頭をはね、停車した。乗客はおらず、けが人はいなかった。
JR千葉支社によると、鹿は即死。乗務員が死骸を撤去し、車両を点検したが異常がなかったため、約18分後に運転を再開した。上下2本が運休、乗客2人に影響した。
2015年07月13日(千葉日報)」
鹿をはねて停車、乗客はなし。上下2本が運休、乗客2人に影響とは、首都圏近郊にありながら秘境路線のような趣ではありませんか。
この記事を見て、行ってみたくなったわけです。
久留里線の始発駅は木更津駅。
途中の久留里駅までは1時間に1本程度あるのですが、終着の上総亀山駅までは1日に6本。
久留里駅でゆっくり昼食をとって上総亀山駅に向い、約15分後に折り返す同じ列車に乗って帰ってくるというプランです。
上総亀山駅近辺には温泉もあるということで、それも惹かれはしますが、この折り返し列車に乗らないと次は3時間後になってしまうので、車で来た時に訪れる方が良いでしょう。
木更津駅

気動車は冷房完備のきれいなワンマン車両。
近所の小湊鉄道の旧国鉄色キハとは大分違います。
木更津駅を出て程なく田園地帯。
緑色の稲が風に揺られる様子は、まるで緑色の海に波が立っているようで幻想的な光景でした。

久留里駅



久留里駅は名水百選に選ばれた里ということで、街のあちこちに水汲み場があって、飲用のそこにはタンク持参で水を汲みに来る人も結構いるようでした。


この水を利用した古くからの酒蔵も駅近くに2軒あって、それぞれで購入してみました。


暑い昼下がり、出歩いている人もあまり見かけません。
とても良い雰囲気だが、丁度昼時で混んでいた。

結局蕎麦屋さんで昼食。


上総亀山駅までは3駅、民家もあまり見えなくなって森の中を進んでいく感じです。
終着の上総亀山駅で線路は途切れています。
もう十数キロで外房に出るところです。
上総亀山駅




駅の付近には民家が数棟。店らしきものは見当たりません。
もちろん無人駅。


この辺りはダムや温泉もあるということですが、車で来るところなんでしょうね。
しかし非電化路線には趣と地元の足としての役割があります。
約15分で折り返し列車は出発してしまうので、駅近辺をぶらっとするしかありません。
帰りの列車、ちょっとうつらうつらして気がついたら普通の市街地の風景。
こういうのんびりさはローカル列車ならではのもの。
車だとどこにでも行ける気軽さはありますが、列車だと連れられて行く意外性があります。
特に各駅停車の旅は駅名や景色をのんびり楽しめるということも格別。
ビールも飲めるし。
こんなに近場の小さな旅も、少し日常から離れられて良いものですね。

