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2019・トルコの旅 第8章 3/18 (日)・再びイスタンブール 2

第8章 3/18(日) ・再びイスタンブール 2

今日は午前中に前回定休日で行けなかったトプカプ宮殿を観光する。
午後からはボスポラス海峡クルーズが良いかなと考えている。
今日も天気は良い。暑くなりそうだ。

朝のタクスィン広場
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朝食は近所のパン屋。
美味いのだが、量が多い。
明日は持ち帰りにしてもらおう。
トルコ語しか通じないみたいだが。

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トプカプ宮殿の最寄り駅であるスルタンアフメットジャーミー駅は、トラムヴァイのT1。
T1に乗るためにはタクスィン広場からフニキュレル(F1と表記。)という1駅しかない地下ケーブルカーに乗って終点のカバタシュ駅で乗り換えるのだ。

F1の駅がメトロM2のタクスィン駅と同じところにあるのかちょっと不安だったが、行ってみるとF1の表示が出ていた。
同じ場所なのだ。
F1は一駅だけの地下ケーブルカーだ。

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ケーブルカーの動力
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駅も車輌も近代的な装いだが、経費がかかりそうだ。
確かにイスタンブールは海辺の坂の多い街だが、コストのかかりそうな乗り物を一駅だけ運行させるというのはどういう理由があるのだろうか。
カバタシュまでは約1分。すぐに着いてしまう。
カバタシュの駅を出ると目の前にT1が走っていて分かりやすい。
逆にF1の駅を見つけるのは少し難しいかなと感じた。

さすがに2回目の滞在だから交通にも慣れてくる。
イスタンブールは地下鉄、路面電車、バス、専用軌道バス、ケーブルカー等々様々な交通手段が網羅されていてとても便利な街だ。
元々、シルクロードの終点、オリエント急行の終点であり、アジアとヨーロッパの結節点という交通の要衝の街なのだ。

T1でスルタンアフメットジャーミー駅に到着、トプカプ宮殿はこのエリアにある。
多分混んでくるだろうから9時半くらいには着くように来た。
人も増え始めてきた。

それ自体が城のような門から入ると広い庭園があり色々な建物が配置されている。
有名なハレムもある。

最初の門・皇帝の門
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送迎の門
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桜が咲いていた。
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トプカプ宮殿は、15世紀から約400年オスマン朝の支配者の居城として政治、文化の中心だった場所で、広大な規模なのでぼやぼやしていると迷ってしまう。

イスラム建築の特徴である細かいタイルによる装飾はどこを見ても素晴らしい。

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支配者であるスルタンが住んでいたので、食事、勉強する場所、台所、風呂、トイレ等々の生活様式の展示や武器庫、ハレム等の権力の象徴の展示等、見どころは満載。
とりわけ、食事に対するこだわりは結構面白い。
豪華な食器や厨房、食堂、東西から様々なものが集まる交易の中心地だったから、色々な食材が集まったのだろう。

スルタン勉強中の様子
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食器
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皇帝の間
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アタテュルクが亡くなった時間で止まっている時計
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もちろん食材だけではなくお宝もその質、量ともに凄いものがある。
英語の説明があるので助かるが、とにかく広い。
見学するのに相当時間がかかる。
今日は時間に制約もないので3時間くらいかけてゆっくりと見学した。

宮殿から金角湾を臨む。
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金角湾とボスポラス海峡
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見学を済ませ外へ出るとやはり暑くなっていた。
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午後はボスポラス海峡へ行ってみることにした。

トプカプ宮殿まで来てると、エミノニュの港まではT1の駅へ戻るより歩いた方が早そうだ。
どうせ下り坂だし。
で、Tシャツ1枚姿で歩くことにした。

例によってこの辺りは日本語で話しかけてくるうるさい勧誘もいるが、スィルケジ周辺は色々な店があって歩くにはとても楽しい場所だ。
このあたりのホテルもなかなかに興味深い。
昼は船屋台のサバサンドにしてみようと思った。
船屋台は先日行ったエミノニュ側とは橋を挟んで反対側にいるのだ。

カバタ橋をくぐるトンネルを抜けるといたいた。
派手な装飾を施したデコ船が3隻。
固定されて動かないものと思われるが、それぞれ陸地に食堂を持っている。

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サバサンド
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何故か先日ガラタ橋下の食堂で食べたサバサンドより美味しい。
先日の物はサバのパサり具合が微妙だったし味もイマイチだった。
ここのは美味い。
サバと野菜のトッピングがとても良いのだ。
これならいける。日本に帰ったら作ってみようという気になる。

こちら側からは周遊船も出る。
所要時間1時間半くらいの周遊船に乗ってみる。
13時出発で12時40分位に乗船したら眺望の良い席はほぼ埋まっていた。
しかし、眺望の良い場所であるはずの場所に透明なビニールシートが貼ってあるのか謎だ。
そこには人がいないのだ。

クルーズは、ボスポラス大橋をくぐってもう一つ先のファーティフ・スルタン・メフメット大橋まで行って戻ってくるというものだ。
途中、アジア側のユスキュダルという街へ寄って乗降する客もいる。

ボスポラス大橋
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ヨーロッパとアジアの境目、アジア側からはここが終点、ヨーロッパ側からはここが出発点、そういう視点で見ると結構感動ものだ。

ヨーロッパ側
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ルメリ・ヒサル(要塞)
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ファーティフ・スルタン・メフメット大橋
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アジア側
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アジア側のユスキュダル港
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乙女の塔・レストランになっている。
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アジアとヨーロッパから色々なものが集まる交易と交通の中心地だからこそ全ての物が揃うのだ。
トプカプ宮殿のアニメ的モニター解説にもそのようなものがあったな。
布、米、スパイス、染料、武器、香料、オイル等々およそ中世に世界中にあるものがここに集まってきたのだ。
ボスポラス海峡はその結節点と考えるととても興味深い。

海上は多少冷えるが、降りるとまた暑い。
エミノニュ駅からT1に乗ってカバタシュ駅、F1でタクシン駅へ戻る。
行きと逆コース。
時々イスタンブールカードの残額をチェックして、チャージもしておく。
1回乗ると2.8TLくらい引かれるらしいのだがえらく安いのだ。

夕方のタクスィン広場
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夕方のイスティクラール通り
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夜のタクスィン広場
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夕食のケバブ
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さて、明日は最終日。
本来だったら10時にチエックアウトして翌日の午前2時という出発時間まで拠点なく観光をして過ごさなければいけないわけだが、それではきつい。
で、チェックアウトは明後日にしてある。
つまり、昼間一杯過ごして、戻ってきてシャワーでも済ませて、夜になってから空港に移動してフライトに備えれば良いわけで、とても余裕がある。
というわけで、今夜もゆっくりと飲める。

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2019年08月13日 11:56に投稿されたエントリーのページです。

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