悲しい種馬
皆様、こんばんは
ようやく全国的に梅雨が明けましたね。
小生とエスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂの現プレジデンチであるKAZU(沖縄編等にも登場しますね)がITAeKAZU(イタ・イ・カズー、イタとカズという意味です。つまり、さくらと一郎とか、やすしきよしとか)というバンドを組んでサンバやMPBに取り組んでもう10年以上経ったのでしょうか。
とてもまじめにブラジル音楽に向き合う一方で、ひょんなことから、二人とも昭和ムード歌謡が好き・・・・・と言い切ってしまうのはちょっとしゃくですね。子どもの頃から刷り込まれているのです。
そんなところから産まれた歌の話です。
確か、野毛でパゴーヂをやっていて単なるノリで唄った即興を、きちんと歌詞、曲を付け直して産まれたのがオリジナルサンバ歌謡三部作「悲しい種馬」、「柳の下でデュワデュワ」、「タンガに懸けた青春」であります。
作詞:石山和男、作曲:板垣武志という立派なオリジナル歌謡です。
こういうものは詞が先に来ます。
KAZU独特の実録的叙情詩で(モデルや実体験がベースです。)、語数や韻、文節も音楽的になっており、しかも縦書き原稿で来るので、こういうものは見ているうちに自然と曲が浮かんできます。
この手の曲は恥ずかしながら、作るのは得意です。
まだ、サウーヂの遊びの拠点が恵比寿の某所にあった頃ですから、10年位前の作かなあ。
一挙に3曲作ってしまいました。
で、例えば、地方のライブへ行った際のアフターアワーズ、帰る時間を気にしなくていいわけですから、思い切り飲んで遊んでしまうわけですが、このような状況で時々披露していました。
でも、これら3曲の印象があまりに強烈過ぎて、お客様はサンバ歌謡ばかり印象に残って家路につくのです。
しかもしばらく頭からこれが抜けない。
となると我々がこれまで一所懸命演奏してきたブラジル音楽はどうなるのだと悩んでしまいました。
そんなこんなでここ何年か封印していたのですが(一応もっともらしく)、ここに来て何だかムラムラとしてきているのです。
何故かと小生なりに考えると、それは、例の鳩間島を始めとして八重山・沖縄の皆さんの音楽に対するとても自然で素直な楽しみ方に二人ともとても共感を持っていることや、日本人として体に染み付いている音を曝け出すことに抵抗の無い年齢になったこと(いいのかな、KAZUごめん。)等々。
丁度、ユーモア好きピアニスト、鈴木厚志氏や悩殺系女性ボーカリスト、C.S.嬢とタレントも揃ったこともあるんでしょう。レコーディングしようぜということに相成りました。
ただし、KAZUはメジャーからの発売をねらっているので、今回はデモCDの作成です。
豚丸主催のS社の多大なるご協力を賜り、ほぼ録りを済ませました。
単なる宴会?
真面目にやってます
小生がマスタリング、トラックダウンを受け持っていますので、毎夜、レコーディングデータをあれこれしながらほくそ笑んでおります。
役得だなあ。
思い切り大人なオリジナルサンバ歌謡をお届けします。
バンド名は「板垣武志とイルミネーション紫」!!!
乞うご期待。
話は全く変わりますが、土曜、日曜は名古屋・大阪ツアーです。
またご報告します。
ではでは