4. ノーンキヤウ
2月5日、まだ暗いうちに起きる。
ニワトリの鳴き声が朝まだ暗いうちから数か所で響き渡る。
日本の伝統的な「コケコッコー」という表現はうなずけるが、聞いているうちに「ホットコーヒー!!」と聞こえ出す。
一旦聞こえ出してしまうとこれほどはまる表現はないのではないかと思う。
甲高い子供のような声で「ホットコーヒー!!!」と叫んでいる奴までいる。
早朝は真冬の寒さ、あたり一面霧が立ち込め、ウー川にも霧がかかっている。
これでほんとに昼間は真夏のようになるのだろうかと心配させる気温と天気。


朝食は川沿いの食堂でパン、卵、フルーツとコーヒーの質素なもの。

ちょっと肌寒いがGパンに半袖で朝の散歩に出てみる。日が昇って霧が晴れてくると温度が上昇してくる。
ホテル前の寒そうな風景

日が昇ってくると春めいてくる。

橋からの朝の景色がなかなか良い。

この橋から約2.5km程のところにあるタム・パトゥーク洞窟へ行ってみようと思う。
段々暖かくなってきた。
もっと暑くなってから行こうと一旦ホテルへ戻る。
案の定10時半を過ぎたあたりから夏っぽくなってきた。もう短パンTシャツでOKなのだ。
レンタサイクルもあったけれど、たぶん歩いて1時間かからないはずだし時間もあるわけだからと徒歩。
学校の隣の商店、子供たち御用達のようだ。

船着き場方向から橋を見る。

色々なところで見られる干し草

橋を渡って一本道を歩く。既に天気は真夏。

橋の周りの集落を離れると時々民家、製材所、商店のようなものが点在する。
学校帰りの子供たちが自転車で追い越していく。時々自転車の白人観光客とすれ違う。歩いている人はいないなあ。

段々景色がダイナミックになってくる。ほぼ垂直のような岩山が周りにそびえ立ちはじめる。
クライミング好きの人達はこういう岩壁を見たら上りたくなるのだろうか。
でも30階建てのビルくらいの高さがあるように思うんだけれど。


その岩山で一際目立っている山の麓にタム・パトゥーク洞窟の入り口があった。

小川に木が渡してあってー橋だなー橋の入り口で少年たちがカードをしている。
入場料5000kip(約50円)、彼らはコブラドール(料金集金人)なのだ。


橋を渡って洞窟へ。
目の前にそびえ立つ岩山を見上げる。


ほぼ垂直、てっぺんの方はこちらに反り返っている。
これでも上りたくなる人はいるのだろうか。
見上げていると首が痛くなる。
かなり急な階段を上って洞窟へ入る。

ひんやりしている。
灯りも何もないので真っ暗だ。
目が慣れてくると少しは分かるが、奥の方は灯りがないと無理そうだし普通の穴だ。


洞窟を後にして来た道をゆっくり戻る。


まだ真夏の暑さ。
昼を過ぎていたので橋のたもとにあるレストランで昼食。
ラープとビール。
ラープはひき肉ともやしとかパクチーとかその他の野菜を香辛料と一緒に炒めたものでラオスの名物料理。

これが出てくるとどうしてもご飯に乗せて食べたくなる。
相性はばっちり。

ラープ40000、ビール10000、ご飯5000kipでしめて約550円。
帰りがけに船着き場へ寄って明日のムアンゴイ行きの船の時間と料金をチェックする。
11時発25000kipとのこと。
ここで手持ちの現金が気になってくる。船賃とバス代は確保して、そうすると残りはいくらでムアンゴイではいくらに抑えなければという考えが頭をよぎるが、まだドルも持っているし、こんなことを考えるのはあほらしいと開き直る。
午後も4時くらいになると徐々に涼しくなってくる。
初秋のような風の吹くまことに気持ちの良い時間帯だ。
ビールを飲みながらテラスで読書なんてぇのが似合う時間だ。

庭で子供らが遊んでいる。子守をしながらというのがいい。

乾期で乾いているので昼の真夏の気候でも木陰に入ると涼しい。
だから日が傾いてくると尚更さわやかな気候になる。
で、夜になると冬。
夕食は迷わず隣の食堂へ。
相変わらず、家族、親せき、ご近所ゆんたく状態。

できるものは一種類しかないので話は早い。
ビールを頼んだらおやじさんがバイクに乗って買いに行った。
昨夜と同じ鶏肉入りフーは、ほんのりスーラータンスープのような酸味も感じられてすごく美味しい。
野菜(レタス、パクチー、ミント、青レモン等)の生きが良いというのもあるかもしれないが昨夜よりもさらに美味しく感じられた。

お店の外観はこんな感じ。

ビールもいれて約300円。
大満足。
明日は早めに船着き場に着くことにしよう。

