5. ノーンキヤウからムアンゴイへ
2月6日、今朝も「ホットコーヒー!!!」の絶叫、連呼で目が覚める。
何だか昨日より暖かく感じられが霧が濃い。

今日は最終目的地のムアンゴイ村へ船で向かうことになっている。
昨日チェックしておいた11時発の1時間前に着いておくことが安全策だ。
人数が集まったら時間前でも出てしまうらしいから。
昨夜は節約しようかとも思ったがドルを行った先のホテルで両替すればなんてことはないと。
こんな時はホテルの決済を予め日本でカード決済しておくことのありがたみがわかる。
思ったより早く船着き場に着いた。

この船で行く。

船着き場から橋を見る。

船賃は25000kip、徐々に人が集まり始めた。
11時近くなると既に真夏の日差しになっている。
しかし遮るもののない船の上なのでTシャツの上にウインドブレーカーを羽織る準備をしておく。
出発前にラオス式トイレ、2000kipなり。
最初にルアンパバーン行きの船が出て次にムアンゴイ行きの船が出る。
2艘づつで行くようだ。沈没した時の対策か。
ここも注意していないと乗りそびれてしまう。
11時過ぎに出た船はウー川をさかのぼる。
客は地元の人が2~3人にあとは白人観光客。バックパッカーと中高年夫婦。やっぱりフランス人が多いようだ。
真夏の日差しだが川の上。ウインドブレーカーは正解だった。
西表島の浦内川クルーズのような感じ。
でも船は西表のそれよりぼろい。
野生の水牛があちらこちらにいる。東南アジアの景色なんだな。


ウー川は全体的に穏やかな流れだが所々急流ポイントがある。
慣れた船頭は難なく急流をさかのぼる。素人だったらたちまち座礁、転覆だろう。
スリルを楽しむフランス人から喝さいが飛ぶ。

川の景色は楽しい。
舟で仕事をする地元の人とか、おそらく川海苔を採っている人とか水遊びをする子供とか、時々集落が現れる。




ムアンゴイ村はこの船でしか行けないということだ。
ムアンゴイ村の手前で地元の青年が一人飛び降りていったから他にもそのような集落があるということなのだろう。
出航して1時間10分位か。
ムアンゴイ村に到着する。

ムアンゴイ村は川沿いにゲストハウスが並んでいるので分りやすい。
桟橋というものはない。
階段に濡れないようにうまく飛び移る。

暑い。
階段を上がっていくと川に沿った一本道があってこれがメイン通りのようだ。




未舗装の通りは約400mくらいだろうか、車はいない。
人、人、ニワトリ、ニワトリ、ニワトリ、ニワトリ、人、犬、犬、犬、アヒル、人、ニワトリ、ニワトリ、アヒル、アヒル、人、犬、犬といった感じだ。




通りの両側に商店、食堂、ゲストハウスが並んでいる。
この雰囲気、鳩間島によく似ている。
しかし鳩間と違って現金を使うところが多そうだ。
ここは島サバで歩くのが正解。
本日の宿、LERTOKEO SUNSET GUESTHOUSEは独立した5棟5部屋しか部屋はなく、しかも村で唯一のRC造りのゲストハウスなのだ。
メイン通りのほぼ南端に位置している
ただ、船から降りた段階でホテルへ勧誘する人がいたから予約なしでも空いていればどこかへもぐりこめそうだ。
ホテルは1棟ごとに独立していて24時間電気も使えるし温水シャワーもある。ウー川に面してテラスが付いていてこれは相当に快適そうだ。
おかみさんだろうか、英語もしゃべれるし面倒見もよさそうだ。ドルの両替もできるとのこと。当面は安心。

テラス

荷物を置いて真夏バージョンに着替えて散策に行く、とは言ってもメイン通りは約400m位ですぐ終わってしまう。西側が川だから、東に向かっていく道が何本かある。
ホテルに近い東側は学校があった。校庭と民地との境はなさそうだ。

もう昼過ぎ。早朝にパンを食べたきりで腹が減っている。食堂の選択肢は意外に多い。観光客が多いのだろう。英語のメニュー表示もある。ま、村の人は外食はしないだろうな。
川沿いの食堂に入ってみる。何でもある感じだ。値段も安い。



野菜カレーにスチームライス

野菜カレー10000kip、ご飯5000kip、ビール10000kipで約250jpyは安い。
味はそこそこで不満はない。
景色が良いし気が置けない雰囲気でここを利用するかな。
村の中の地理はすぐに把握できてしまったので、ビールを買ってホテルのテラスで読書。
とにかく暑い。日差しは八重山のそれだ。上半身裸になって日光浴。
目の前にそびえる山の向こうに日が落ちるまでは暑いはずだ。
その後は秋から冬になる。
5時前に日が隠れると涼しくなってきた。
ホテルの中庭に畑というか家庭菜園がある。
見ると見覚えのある葉の形状、実の付き方をしている。
ミント、パクチー、キューリ、菜花、ねぎ、ミニトマト、なす、レタス・・・・・・・。




テラスから見える、パパイヤと島バナナの木

手入れをしていたおばあが大きくなりすぎたきゅうりを食べろと皮をむいてくれた。
ラオス語しか喋れないので何を言っているかわからないが何となく意思疎通はできる。
美味しくいただきました。

涼しくなった村を散策。
メイン通りを北に向かって5分も歩くと道は終わってしまいその突き当りにお寺がある。
これは大変立派なお寺で、こんな田舎にそぐわないと言ったら怒られてしまうか、とにかく立派なものだ。住職のような年配のお坊さんが一人いて、あとは青年から少年まで、お坊さんの人数もそれなりにいる。
中を見学させてもらった。







夕方のメイン通り。

網干し。鳩間の追い込み漁の投げ網に似ている。

機織り

露店肉屋。歩き回っているニワトリもこのような姿に。

夕方の民家


夕方、放牧していた水牛の帰還だろうか。



夜になって冬になる。
昼間と同じ食堂へ。
フランス人が何やら読み上げている。
ラープ、春巻き等で夕食を済ませ、帰って洗濯をしてそのまま寝ようかと思ったが何だか物足りない。
ちょっと飲みにでも行くかと外へ出てみる。
あまり人はいない。
開いている店もあるが音楽がうるさかったり趣味に合わなかったりする。
結局ビールを買って部屋のテラスで飲む。
月明かりだけの静寂を楽しむ。
これが大正解。
両隣の客人も物静かな白人なので良い環境だ。
明日は東側にのびる道を洞窟まで行ってみるか。

