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2016モロッコ・スペイン・ポルトガルの旅 第4章 2/25ハシラビト →砂漠

第4章 2/25 ハシラビト→砂漠

モロッコは朝晩と昼間の温度差がかなりある。
夜は毛布を何枚も重ねて寝ないと寒いが、日中はTシャツ1枚の陽気になる。
昨日は夜着だったので食事をしてすぐ寝てしまった。

昨晩は暗くてわからなかった風景を見る。

ホテルの建物は土とわらが混ざったような外観。

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土の煉瓦でできているのだろうか。雨が降ったら溶けてしまいそうだ。もっとも雨は降らないが。

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内部はとても広い。中庭を挟んで客室がある。
キッチンも自由に使える。

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宿の屋上へ登る。土でできているのだろう、足元がふかふかとする。
赤い砂丘が見える。
何だか絵に描いたようだ。
自分の中の現実のイメージとしてまだ把握できないのだ。
想像できない風景が広がっている街だ。

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今日は、モロッコの旅で一番楽しみに思っていた砂漠への旅だ。
砂漠の寒暖差はさらに極端と聞いているので、服装を考える。
着脱が楽な重ね着が良いと判断した。

スタートは16時ということで、まずは洗濯。
さすがに砂漠の街だ。
洗濯物はあっという間に乾く。
今朝早くバスで到着した卒業旅行二人組の日本人女子とも挨拶を交わす。
今日の砂漠ツアーに参加するという。

洗濯機は最新型

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出発まで街を散策、といっても狭い街だし、高い建物はモスクしかなさそうで見通しが良いので迷うことはない。
ハシラビト村の街並みは、アフリカの田舎の風景。
土でできた家々、モスク、彼方に広がる地平線。
幹線道路からの一本道で村の入り口、中心部にあたる場所に入ってくる。
素朴な商店が何軒かあり、ホテルやロッジもわりとある。
各々砂漠ツアーをやっているようだ。
観光業で成り立っている街のようだ。

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こちらは普通の煉瓦だ。

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お昼に食べたサンドイッチはいつものモロッコパンに具を詰め込んだものだからすごいボリューム。
これで15DH(約180円)は安い。

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Wilderness Lodgeのオーナー、オマルさんは日本語ができるので、日本人旅行者が多いようだ。
そういえば、世界中にいると言われる中国人旅行者を全く見かけない。
日本人は結構いるようだ。
日本語が少しわかるモロッコ人もいる。

そうこうしているうちに出発時間の16時。
車か何かで駐ラクダ場へ行くのかと思ったら、宿のすぐ裏手にラクダが待機していた。

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ガイドでラクダ使いのユセフさん。
実は、ユセフ・カレーライス・カルロスという。
つまり、日本人、スペイン人に好まれる名前も付いているということらしい。
「ラクダは楽だ」などと変な日本語をしゃべるベルベル人。
ツアーの客は同じ宿の日本人、同室したT君と卒業旅行二人組女子。

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ラクダはよく言われるような乗り心地の悪いものではなかった。
ただ、T君はまいっていたようだからこれは小生だけの印象か。
女子たちは大騒ぎで自撮りなどしている。
先導するユセフも若い女の子たちがはしゃいでくれて楽しそうだ。

村をスタートするとすぐに砂漠に入る。

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まったく初めて見る景色に現実感がわかない。
遠くの砂山は映画でしか見たことのないもの。
日の当たり方によって砂山の色が変わる。
白い雪山に見えたり、真っ赤になったりする。

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実際の砂は赤っぽい茶色でものすごく細かい。まるで黄な粉のようだ。
尾根の部分が鋭角になっていて、まるで魚の背びれのように見えたりする。

フンコロガシがいっぱいいる。

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ラクダの乾燥した丸い糞を本当に転がしている。
初めて見る風景が続く。
砂山をどんどん乗り越えて進んでいくので、登りの時は体の重心を前に、下りの時は後ろに置くようにユセフから指示があった。
下りの方がきつい感がある。
ラクダの背は地上から2mくらいの位置にあるので、変な落ち方をしたらただでは済まないような気がする。

どこをどう歩いてきたのか皆目わからないが、一時間半ほどでキャンプ地到着。

駐ラクダ場にラクダを停止させる。

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周りにも何棟かキャンプがある。
オアシスでも何でもない砂漠の真ん中だ。
鉄パイプで基礎を組んで厚い布で周囲を囲った四角いテント。テントのイメージではないが。

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内部は結構広くてベッドが2台は入る。

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テントで四角く囲んで出来た中庭は集会スペースのようだ。

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別棟で食堂棟、調理棟、トイレがある。

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右側にポツンとあるのがトイレ。

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定員は結構多そうだ。
電源はミニソーラー発電機。なるほど。
客は我々4名と他ツアーの若者男性2名にカナダ人夫婦。
水は貯めたものしかないので飲料以外は無いようだ。
手洗い、歯磨き、シャワー等一切なし。
アルコール除菌ティッシュと芯抜きトイレットペーパーを準備してあったのでこれが重宝しそうだ。

到着して食堂棟でお茶。

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酒を飲まないので、この甘みを加えたお茶を頻繁に飲むのだが日が経つにつれて美味しさが増してくるように感じられる。
そしてここではオレンジジュースではなくて、日本サイズのみかん。
日本の物より皮は固いがとても甘い。
これをぜいたくに使ってあの美味しいオレンジジュースを絞っているわけだ。
ユセフともう一人のガイドのハッサン。
二人はとても気さくなベルベル人だ。
ユセフは陽気で気さくな中に少しの寡黙さがある。鳩間人を思い出す。

今日の砂漠は風一つ、雲一つない。
18時半頃から日が暮れ始める。
砂漠が赤く染まる絶景。

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それに連れて温度がどんどん下がり始める。
もはや半袖は不可能。砂が冷たくなってくるのでサンダルも寒い。
日中の暑い空気をテント内にため込んでおくことの訳が分かる。
星が徐々に出始めてきた。

夕食はタジン鍋。

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大きなタジン鍋は山状に盛り上がっている。
中心部は鶏肉、ポテト、周りはキュウリ、ナス、トマト、ピーマンで覆われていて沢山のスパイスが効いている。
それにパンとスープとみかん。
結構な量だ。
野菜が沢山なところがうれしい。

美味しくいただいた後、外へ出ると星がすごいことになっていた。
今晩は、満月に近いので月が上がってくるまでの星の鑑賞。
プラネタリウムでしか見たことのないような星、いや、鳩間島の良く見える時期の星が近いかも。
星に詳しくないのでよく分らないが、詳しい人だったら大喜びだろう。
そうこうしているうちに食堂棟の前でたき火を囲んで打楽器セッション開始。
ユセフとハッサンが中心となって他のキャンプからもベルベル人がやってきた。

早速混ぜてもらった。
構成は、二連の太鼓と金属製カスタネットのような楽器と、拍子木のようなものとジェンベ。
小生は二連の太鼓を担当した。
2拍と3拍が交錯するポリリズム的なものが多いようで、時折日本の民謡で聴くようなフレーズも出てくる。

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セッションは、ユセフがきっかけのフレーズを出して全体の流れをコントロールしていく形で進む。
ユセフの手元を見て音を聴きながら合わせていく。
細部を聴くと複雑なことをやっているように聴こえるが、大きく間をとって聴くとリズムが見えてくる。
突出したことはやらずに皆に合わせる感じで叩いていると次第にノリが出てきた。
後はいつものセッションの感覚だ。
いつも思うのだが、音楽の素晴らしさは人種や国境を越えて親しくなれる共通語だということだ。
ベルベル人も相当な音楽好き。すぐにうちとけた。
いつものセッションと同じように、うまくいけばたたえ合う。

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夜は更けていく。
今日も酒抜き。
それでもこんなに楽しい。
慣れてきたのかもしれない。
セッションは22時過ぎまで続いた。
小生だけが2泊3日。
明日もまだいるのだから明日もやろうぜということになった。

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2016年04月05日 13:21に投稿されたエントリーのページです。

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