第8章 2/29 シェフシャウエン
昨日は色々あって疲れたし、寒かった。
一夜明けるととても良い天気だ。
宿の屋上に登ってみるとシェフシャウエンの街が一望できる。
山の中の街だ。
何となく青いのが分かる。



朝食前に近所を散歩。
青い!!






朝食を済ませてから昼まで街を散策する。

まずは明日のバス停を確認しに行く。
メディナの外は青色は強調されていないが、興味のわく風景が満載。
結局、バス停は発見できなかったがメディナの外の観光業ではない普通の生活風景を見ることができて面白かった。
市場、カフェに集う人々、食堂街、混乱する車、人々、今まで見てきたモロッコの風景だ。










昼食は市場周りの食堂街にしようと決めた。
そしてメディナの中へ。






モロッコに入ってから人なつっこい猫ばかり。
どうもイスラム世界では猫が大切にされているらしい。


本当に青い街だ。
メルヘンの世界、あるいは人さらいが出てきそうな迷宮。
子供が多いようだ。
歓声をあげて走り抜けていく。
メディナ内は、例えば景観保存地区なのだろうか、日本でいえば飛騨高山とか京都の祇園とか。
皆似たような風景だから迷路だと言えるし、また、どこも全く違うのに既視感が作用して分からなくなってしまう奇妙な感覚。
壁が高くて見渡すことができないので、それも迷路感をあおる。
しかしそれも所詮はメディナ内でのこと。
迷っても時間をかければ最後には目的地にたどり着く。
ここはフェズのメディナほど広くはない。コンパクトなのだ。
しばらく歩くと大体分かってきた。
アイン門という門を基準に考えると宿に到着しやすいことに気付く。
アイン門

メディナ内は殆どが車が入ることは不可能なので車をよける心配は全くない。
殆どが石畳の坂道、階段が多くて道幅が滅茶苦茶、ロバ車も見かけない。
タクシーは広場までしか入ってこれないからキャスター付きトランクはきついだろう。
道が読めてくると途中からはわざと違うルートをとって迷うこと自体を楽しむ。
行く先々で予想できない風景に出会うのだ。
メディナ内は観光業が100%近いのだろうが、マラケッシュのような積極的な呼び込みはない。
客引きもいない。
声はかけてくるがそれまで。
鬱陶しいことはない。
散策を楽しんでいるうちに温度が上がってくる。
宿へ戻って服装を夏モードに切り替えて昼食へ。
メディナの外の食堂街でチキンを中心にして食べる。
大盛りのサラダを付けて約400円。


向かいのテーブルでおじいさんと孫だろうか、食事をしている。
女の子が可愛い。
絵になる風景だ。
アラブ系の女の子は皆可愛い気がする。
メディナの外というのも実に面白くて、場外市場、屋台、諸々の商店、混乱する車、人々でワクワクしてくる風景満載。
那覇の市場通りから農連市場にかけての風景にちょっと似ている。
市場好きとしてはとても興味深い。






生きたまま売られている。

佇む。


この辺りでニ、三買い物をする。
明日午前中にはモロッコを抜ける予定なので、午後からはモロッコの土産を買うことも視野に入れて街歩き。




いくら歩き回っても飽きることがない風景。
天気も良いし、時間が経つのがとても速く感じられる。
明日はスペインへ抜ける予定なのでdhを残しておいてもしょうがない。
モロッコにいる間、散々飲んですっかり気に入ったお茶を購入。
これがメディナ内では意外と見当たらなかったのだ。
何だか、ハーブと見間違うような外見。
飲むお茶かと再三確認した。

石鹸屋。香りが半端ではない。

ちょっと高めのものは織物系を買おうかと思い、宿近くの専門店で交渉。
ある程度の現金は残しておかないと国境付近まで何があるか分らない。
この辺が微妙で、結局スカーフに落ち着いた。
オーナーのサイーフ・デンさん

店オーナーとFBのやりとり。
これが最近では世界中で名刺交換代わりになっている。
モロッコ最後の夕食はレストランでゆっくりと時間を過ごしたいと思い、メディナ城壁のそばのレストランで海老タジン。
とても美味しい。


他に客はいない。
前菜やスープ、飲み物(ジュースです。)も付けて全部で65dh。
とても安い。
どうもモロッコは値段の基準が分らない。
おそらく観光客向けには高い値段を設定するのだろうが、地元向けには相当安いのではないか。
あちらでは50だったのに、同じものがこちらでは100というのは何事か、というようにはいかないようだ。
これもそのまま受け止めるしかないようだ。
夜の宿の佇まい


偶然会った宿のオーナーに聞いたら、明日は計画していた6:45発のバスでティトゥアンまで行き、そこからグランタクシーでセウタのスペイン国境まで行けとのこと。
事前に調べた結果、モロッコ出国の際に色々と面倒が起こるケースが多いらしい。
思わぬ時間がかかってしまった例もあるようで、ここは余裕を持って進めないといけない。
ましてや、明日は地中海を渡ってスペイン・セビージャまで、かなりの距離の移動。
計画の中でもこの辺りは肝心なところで、気合を入れて取り掛かる必要がある。
そして、ついにここまで全く酒を口にしなかった。
今はそれが当たり前になっている。
つまりそれほど酒を愛しているわけではないということだ。
明日のビールは美味いだろうな。

