2008八重山・沖縄ツアー・前編その1・第一回明石音楽祭
皆様、今晩は。
約2週間の八重山・沖縄ツアーから帰ってまいりました。
今回も色々なことが満載で、忘れないうちに書いておかねばと思います。
長くなりそうなので、到着から石垣を前編その1、その2、鳩間を中篇、石垣後半と沖縄を後編とします。
今回は、前編その1であります。
4月25日に石垣島到着。
ピアニストATUXIと合流。
貧乏なのできよふく泊で家飲みです。
彼は21日に石垣入り、キーボード持参なので、竹富、石垣辺りでぶいぶいいわせていたらしいです。
新たな知り合いも増えたとのこと。
さて、翌25日は晴天、前半ずっとお世話になるT校長の車を借りて、本日のイベント会場、明石公民館前広場へ。
石垣北部です。市街地から1時間ほどかかります。
途中、5月5日にお世話になる伊原間たいらファミリーで昼食。
島魚もりそば。
笑っちゃいました。
会場となる公民館前は美しい芝生で広々としていて景色もよく素晴らしいロケーションです。
実は車を借りにT校長宅へ行ったとき、近所の鳩間S吉さん宅に浦崎Y先生もいて、今日はターキーも鳩間から来るよ、教頭も来るし、鳩間S吉さんも行くからねとのこと。
何だか大事になっているような予感が。
夕刻から、1時間で木組みの堅固で上等なステージができました。
ものすごい手際のよさ。
聞けば、エイサーをやっているし、他の地区にも貸し出しているとのこと。
入場料500円で飲み放題、明石公民館主催の音楽祭の始まりです。
夕陽が沈むのがとてもきれいだった。
最初は、明石の名物おじいのハーモニカ演奏。素朴で説得力がある演奏。
そして、伊野田在住のフルーティストと急遽ATUXIとのデュオ。
野底在住の一人ベンチャーズ。
目を閉じて聴いているといいんだけど、見てしまうと、ちと寂しい。
そして我々。
ぶれててすみません
気持ちよく演奏させてもらいました。
聴いている地区の方々もとても気持ちよさそう。
なんだか上品な野外コンサートのようですが、あまかった。
鳩間島組がごっそりやって来て、比嘉M、浦崎Y①、浦崎Y②、ターキー、田代Hその他からなるクバヌファーズがとりに控えます。
ステージから見ると、芝生の上のお客さんの背景は山、両側は海という絶好のシテュエーション。
客席から見ると、上等なステージの後ろは倉庫、しかも煌々と照らす蛍光灯の下でのクバヌファーズの連中の酒盛り丸見え状態。
このバランスの悪さがいいんだよな。
このクバヌファーズの演奏がすごかった。
ぶれてます
浦崎Y①の正当派三味線と唄・笛に、比嘉Mの微妙にチューニングのおかしいギターが絡み、更に微妙にチューニングのおかしい田代Hの一期一会が絡み、浦崎Y②のバイオリンが不思議な旋律を奏で、ターキーを中心としてご機嫌にグルーブしていく。
たとえようの無い混沌不思議サウンドでした。
途中から加治工勇さんも加わり、振り付けの先生も加わって鳩間の港です。
初日からこんな盛り上がりになっちゃった。
終演後は公民館で打ち上げ。
公民館の畳が余りに心地よいのでそのまま雑魚寝。
あるいはT校長のバイーア風住宅へ。
とても気持ちのよい音楽祭でした。
観光客率ゼロ%。
地区住民率80%.
是非第二回もやって欲しいです。
翌27日晴れ。
朝から鳩間から持って来たというやぎ汁です。
午前中ゆっくり休んで、午後からT校長の恩師の市内大浜の加川音楽スタジオ(アミスタと言います。)へ。
この日の昼に食べた、伊原間の新垣食堂の牛そばは大当たりでした。
きれいになった明石食堂に行列するのが全く理解できません。
そもそも行列が嫌いなので、行列を見ただけでパスです。
昨日の夕方行ったけれど、何でこれを行列して食べるの?
加川音楽スタジオは元教育関係者のご夫妻が作った手作り音楽スタジオ。
とてもきれいで、グランドピアノもあるし冷房もよく効いている。
昨日とまるっきり雰囲気が変わって、サロンコンサートの趣き、ご夫人のお客様が多い中で、とてもリッチな気分で演奏できました。
昨日の伊野田在住のフルーティストの演奏もあって、小生も共演しました。
グランドピアノだったこともあって、アフターアワーズではATUXIの裏芸も炸裂。
とてもいい雰囲気でした。
ここでいただいた歌声喫茶ともしび(新宿ですよ。)監修の「うたの世界」という本が後々役に立つことになります。
第二回も是非やりたいとのことでした。
その夜の宿舎は、県立少年自然の家。
広大な施設に我々のみ。
余った食材を持ち込んで、やはりミュージシャンは家飲みです。
おやすみなさい。