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2015年07月 アーカイブ

2015年07月02日

2015・6 札幌

6月21日~25日にかけて北海道ツアーへ行ってきました。
仕事は札幌オンリー。
毎日、夕方には現地入りなので、広い北海道、あまり遠くへは行けません。
それでも時間をみつけては動ける範囲を散策してきました。

一日目は着いてすぐに本日の現場、アートホテルズ札幌入りでサウンドチェック、リハ、本番となり後は軽く打ち上げをして知人のK氏宅へお世話になります。

ライブ会場
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実は北海道はもう数十年前に行ったきり縁がなく、久しぶりなのです。
その時はまだ学生時代で、東京で学生アルバイトの同僚の実家が北海道の人が結構多くて、更に中学校の同級生が北大生だったりで、夏休みの彼らの帰省先の実家へお邪魔したり、道内の色々なところを回った記憶があります。
あの頃は上野発の青森行き夜行列車の固い座席に10時間くらい揺られて、青函連絡船で函館に渡るというルートでした。
その時もすすき野でジンギスカンをご馳走になった記憶はありますが、街の様子は記憶の彼方。
北大構内で待ち合わせをして案内をしてもらった記憶はあります。

二日目の午前中は市街地を散歩してみました。

北海道には梅雨がないと言われていますが、気圧の谷に入っていて曇りがちで時々細かい雨が降ります。
少々肌寒い感じで、ちょっと歩いたり、日が差したりするとと長袖は暑いかなという印象ですが、ずっと半袖ではきついかも。
街は完全に碁盤目状に整理されているので慣れてしまえば非常に分かりやすい。
ブラジルのオーロプレットだったか、毎回、一回では帰りつけない街とは大違い。
ただし大都会でビルの様相、辻の様相が似ているので少々の配慮は必要です。

K氏宅から札幌駅の南側をぐるっと歩いてみました。
北大植物園も興味があったけれど、月曜日は休園日で残念。

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噂に聞いていた通り、中国人観光客がやたらに多くてドラッグストアでは爆買いをしています。
世界中に多いですね、中国人観光客。
お昼はメンバーと近所の狸小路で炭焼きミニジンギスカン定食。

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街中であるにも拘らず公園の規模がやたら大きいことを除けば東京とあまり変わらない大都会という印象。

K氏宅を出て本日から3日間はホテル暮らし。
中島公園という、東京だと日比谷公園規模の結構大きい公園の入り口近くにあるビジネスホテル。
札幌駅からはひたすら南へまっすぐ行く道の突き当りが中島公園で、その途中に大通りやすすき野があるので分りやすいと言えば分かりやすい。

本日のライブ会場はK氏の弟さんが経営するこじんまりとしたイタリアンレストランです。
店の雰囲気、客層、料理等を見て演奏曲目や演奏内容を決めていきます。
料理や会話も楽しめるような演奏がレストランでは基本。

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ライブ終了後はイタリアンもご馳走になりました。

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ホテルは値段の安さにもかかわらず、部屋もまずまずで朝食も充実しているのですが、機械音でしょうか重低音が聞こえているのが少々気にはなります。
繁華街から聞こえてくる音は全く気にならないのですが、重低音は気になってしまう質なのです。
耳栓でも手配しようかと思いましたが、酒を飲んで寝てしまえばさほど気にならなくなりました。

翌日は、午前中から電車で約30分で行ける小樽に行ってみることにしました。
銭函駅を過ぎると進行方向右側、線路敷地のすぐ下まで海が迫ってきます。
これだけ海が近い路線も珍しいのではないでしょうか。

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小樽駅は改築されてレトロな駅舎が再建されたらしく味わいのある造りです。

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まず港の方へまっすぐ行ってみます。

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手宮線廃線跡

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途中有名な運河があったりしますが、港は変哲もない場所でした。

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漁港ではないので魚臭さはありません。
駅方向へ少々戻って東西に走る通りが堺町通りで、観光通りのようです。

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観光客用店舗多数で寺社の表参道のような印象です。
観光客奪取の気合が入っています。
ここでも相変わらず中国人観光客多数。

古い洋風建築物とか倉庫とか硝子小売とか色々と見どころはあるのですが、この表参道的人ごみはちょっと苦手なもので、南小樽駅方向へ歩いて行きます。
そんな中で興味を引いたのが小樽オルゴール堂。
パイプオルガンから自動ピアノ、手造りボルトオルゴールまで大小様々なもの、人形が動いたり色々な仕掛けがあったりでとても楽しめました。
店員さんの説明も丁寧でした。

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ねじーボルトを使ったオルゴール、ボルタ。色々なポーズがあってよくできていて可愛い。

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表参道を離れてしまえば閑散としています。
南小樽駅前でお昼はラーメン。
中々のものです。
ここも一泊すれば表参道だけではなく、色々な場所を回れたなという印象がありました。

15時前にホテル着で仕度をして本日の会場へ。
ちょっと慌ただしい。
今日は前日と同じ経営者のゆったりしたレストランでディナーショー。
オーナーシェフはイタリアへ出張中ということで不在でしたが、スタッフの頑張りが印象に残った一夜でした。

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さて、翌朝。

これだけ近いのに、まだ中島公園を散策していないので朝の散歩。
カラスが多く感じられます。
巣の下でしょうか、歩いていると頭を掠めるように飛んできます。
多分威嚇じゃないかな。
広くて緑が豊かでジョギングするのに気持ちよさそうな公園でした。

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散歩の後は一度は行ってみたかった円山動物園へ。

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ここはとても広い森林公園の一部にある場所なので、とても自然環境が豊かに感じられます。
内容はとても充実していて、門を入ってとにかく目立つのがキリン。

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後は写真でご覧ください。

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これは一体何なのか良く分からないが

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横から見るとこうなっているのが分かる。

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中でも興味を惹かれたのは、オオカミ、爬虫類・両生類館。
毛の抜け替わる時期らしく、オオカミ、トラ、豹などはちょっとオンボロ感がある。

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彼は穴を掘り続けていた。

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実物はとても小さいのだが、色といい形といいポーズといい「かえる!!」と言い切るのにふさわしい。
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象はいなかったけれど、これはネパールで散々触れ合ってきたのでよしとして、昼食も忘れて3時間ほど楽しみました。

動物園というのは不思議なもので、子供の頃から何度となく行っているのですが、その年代によって心に残る動物や全体的な印象が変わります。
普通は家族連れや子供連れでしか行かないのかもしれませんが、旅行と同様に一人で気儘に行くのも楽しいものです。
今回も久しぶりでしたが、色々な旅先で動物園を探して行ってみたくなりました。

本日の会場は、札幌駅から北へ行った郊外のライブハウス。
レストランと違ってある程度マニアックな選曲をしていましたが、お客さんの様子を見て分かりやすい選曲に変えました。

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打ち上げは色々迷った挙句、やはり定番、すすき野のジンギスカンで締めました。

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翌日、東京行きの便は17時頃で時間がかなりあるのですが、小雨もぱらついていて、どこかへ出かける気分でもありません。
のんびり新千歳空港まで行って噂の新千歳温泉に入ってみるかと、各駅停車に乗り込みます。
各駅停車は快速と違って、駅名を見ることができるのが楽しい。
「平和」なんて駅があって、車内表示に「ただいま平和です。」なんてあると嬉しくなってしまいます。

新千歳温泉は空港ビル内に在って、露天風呂からサウナ、岩盤浴、とても広くて快適な休憩室、安眠室、食堂と申し分のない快適な施設でした。
殆ど24時間近く営業していて、ここなら何時間でも過ごせそうです。
成田空港にもこんな施設があったらLCCの時間も気にする必要はないのにと思いました。
ここで4時間近く過ごして成田空港行きに搭乗しました。

というわけで、札幌の中心部はあまり特徴のない大都会の印象でした。
ただ、雪の季節になると印象は変わる筈です。
その頃に来てみたい。
この季節、北海道は都心ではなくて地方へ行く方が楽しいと思いました。
仕事と関係なく時間を充分に取って回ってみたいものです。

ではでは


2015年07月09日

2015.ぶた丸

今年も「豚の丸焼きとサンバの宴」が開催されました。
通称「ぶた丸」。

このイベントも相当に開催数を重ねています。
小生達がバンドで参加することになってから十数年は経っていると思われますが、正確なところは忘れてしまいました。

今年は6月の最後の土日開催で梅雨の真っただ中。
なかなかに厳しい予報が出ていて、集合場所の新宿の朝は小雨がち。
ところが、現地からは晴れているとの連絡が来ているので期待してよいようです。
バスで群馬県片品村へ。

去年は5月中の開催ということもあったのかもしれませんが、現地はセーターにダウンというほどの冷え込みでしたが今年はどうだろう。

今年は早くに申込者が80名に達する盛況ぶりでしたが、バスはとてもゆったり。
他の観光バスの目線がうらやまし気に感じられるのは小生だけではないと思いますが。
車内では、幹事からぶた丸の由来、歴史、意義、学術性等の事前レクチュアがあり、とても勉強になります。
ぶた丸とは人間科学的なフィールドワークだったのだという意義を再認識させられました。

到着してみると、晴れベースで時々雲がやってきて小雨を降らせてまた去っていくというこの時期には望むべくもない天気で、日がさすととても暖かい。
今年はTシャツでOKなようです。
ぶた丸にはべストに近いコンディションになりました。

もう十数年も続いているイベントなので、進行はとてもスムーズで、皆それぞれに楽しむ個性的なアイテムを持っているようです。
食材とか芸能とか。
ここではそういうものを開陳、披露することが歓迎されます。

この片品村の山里の開放的なスペースという場所の素晴らしさがイベントの自由な楽しさを押し上げる大きな役割を果たしています。
そして、もちろん地元の世話役、星野さんの人柄ですね。

ぶたの食べ方も色々ありで、ベテランの参加者はそれぞれにノウハウを持っているようで、ちょっとした工夫を凝らすとさらに美味しくいただけるということもあります。

お昼のうどん→サンバライブ→ぴざ→ぶた丸→酸辣湯→おでん屋→仕上げ飲み→翌日: 各民宿の朝食→朝の散歩→トン汁(すいとん、おでんの残り、大量の野菜入り)と大体の進行ですが、この中にもマジックショー、おでん屋パゴーヂ、昭和歌謡ショーなど会場内で突如開催されたりします。
二日間の予定も滞りなく進行して、十数年も続いている大人の遠足は終了しました。

会場
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ぶた
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ダンス講座
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ライブ会場
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見ているうちに
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踊りたくなる。
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終了
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アンコール
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ピザ窯
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マジックショー。子供たちに大受け。
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ぶたが焼きあがった。
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豪快に食べる。
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酸辣湯
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おでん屋
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さわやかな朝の会場
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トン汁
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M氏の相棒、盲導犬ドロワ
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こちらは変哲もない民宿の犬
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地元の世話人、星野さんの挨拶
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閉会
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帰路出発
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何年も続いていると段々マンネリ化してくることもありがちですが、このイベントはそんなに変わりばえしない内容でいながら、毎回楽しさが継続していて飽きないというところが素晴らしい。
主催者、受け入れる地元、参加者が楽しみ方を共有しているということと、それを取り巻く自然環境の良さ辺りが相まってこのイベントを創り出しているような気がします。

まあ何年も続いているということは、主催者、参加者の高齢化も進んで行くということですから、それでも楽しめるモデルケースになるかもしれませんね。

2015年07月20日

JR久留里線の旅

先日、とても天気が良かったので、かねてから乗りたいと思っていたJR久留里線に乗ってきました。

首都圏近郊では殆ど見られなくなったJRの非電化路線です。

まあ何時でも行けるわけですが、こういう記事をネット上に発見。

「君津市高水のJR久留里線上総亀山―上総松丘駅間で7月11日午後7時25分ごろ、上総亀山発木更津行き上り列車(2両編成)が、線路を横切った鹿1頭をはね、停車した。乗客はおらず、けが人はいなかった。
 JR千葉支社によると、鹿は即死。乗務員が死骸を撤去し、車両を点検したが異常がなかったため、約18分後に運転を再開した。上下2本が運休、乗客2人に影響した。
2015年07月13日(千葉日報)」

鹿をはねて停車、乗客はなし。上下2本が運休、乗客2人に影響とは、首都圏近郊にありながら秘境路線のような趣ではありませんか。

この記事を見て、行ってみたくなったわけです。

久留里線の始発駅は木更津駅。
途中の久留里駅までは1時間に1本程度あるのですが、終着の上総亀山駅までは1日に6本。
久留里駅でゆっくり昼食をとって上総亀山駅に向い、約15分後に折り返す同じ列車に乗って帰ってくるというプランです。
上総亀山駅近辺には温泉もあるということで、それも惹かれはしますが、この折り返し列車に乗らないと次は3時間後になってしまうので、車で来た時に訪れる方が良いでしょう。

木更津駅
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気動車は冷房完備のきれいなワンマン車両。
近所の小湊鉄道の旧国鉄色キハとは大分違います。

木更津駅を出て程なく田園地帯。
緑色の稲が風に揺られる様子は、まるで緑色の海に波が立っているようで幻想的な光景でした。

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久留里駅
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久留里駅は名水百選に選ばれた里ということで、街のあちこちに水汲み場があって、飲用のそこにはタンク持参で水を汲みに来る人も結構いるようでした。

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この水を利用した古くからの酒蔵も駅近くに2軒あって、それぞれで購入してみました。

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暑い昼下がり、出歩いている人もあまり見かけません。

とても良い雰囲気だが、丁度昼時で混んでいた。
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結局蕎麦屋さんで昼食。
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上総亀山駅までは3駅、民家もあまり見えなくなって森の中を進んでいく感じです。

終着の上総亀山駅で線路は途切れています。
もう十数キロで外房に出るところです。

上総亀山駅
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駅の付近には民家が数棟。店らしきものは見当たりません。
もちろん無人駅。

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この辺りはダムや温泉もあるということですが、車で来るところなんでしょうね。
しかし非電化路線には趣と地元の足としての役割があります。

約15分で折り返し列車は出発してしまうので、駅近辺をぶらっとするしかありません。
帰りの列車、ちょっとうつらうつらして気がついたら普通の市街地の風景。

こういうのんびりさはローカル列車ならではのもの。
車だとどこにでも行ける気軽さはありますが、列車だと連れられて行く意外性があります。
特に各駅停車の旅は駅名や景色をのんびり楽しめるということも格別。
ビールも飲めるし。

こんなに近場の小さな旅も、少し日常から離れられて良いものですね。


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