皆様、今晩は。
3月1日に、恒例のボサギ道場(小生監修)、唄心の会(ATUXI氏監修)の合同発表会が開催されました。
場所は、大塚の「エスペートブラジル」です。
今年で4回目。
毎月1曲づつこなしているから、全部できればレパートリーは48曲にもなるではありませんか。
ま、それはそれ。実際にはそんなにうまく行くわけはありませんね。
今年は10名がエントリーして、なおかつ後半のセッションタイムも十分に取ってあり、後半はお客様も交えてホーダ・ヂ・サンバあるいはボサのようになり、とても盛り上りました。
幹事のKさんがインドに出張になってしまい、急遽幹事を引き受けてくださったTさん、あのような滑らかな名司会が出来るとはとても思えなかった(失礼!)司会役のHさんをはじめ、参加者皆さんとお店のスタッフの共同作業でとても楽しい発表会になりました。
講師2名には「白百合古酒」という、なんとも嬉しいお土産をいただき・・・ここまで講師の好物を読めるというのは心にくいですな・・・・、ありがとうございました。
開演直前、夫々に練習に余念がない参加者
さて、
Kさん
スチール弦のエレアコにブルースハープという組み合わせです。
ギターの音色が良かったですね。
ジョルジュ・ベンジョールの曲はこういう組み合わせにはぴったりじゃあないですか。
唄もとても滑らかで聴いていて気持ちよかったです。
こういう路線でいくのも面白いでしょうね。
Hさん
Chega de saudadeのBメロの唄が取りにくくて、合宿から苦労されていたようですが、この日はばっちりと決まり、大受け。
一番受けましたね。
Kさん
元々、沖縄民謡をやっている方ですから、声は良く出ます。
この日は、準備段階から率先して発声練習をやってましたね。
声もよく出ていてとてもまとまった良い演奏だったと思います。
Tさん
元々唄がうまい人です。ギターを弾きながら唄うのは未だ大変そうですが、女性らしい声の魅力があるのだから、ギターを工夫すればとても良くなりますね。工夫する方法をアドバイスするのは小生の役割ですね。
Eさん
今回はインスト2曲で発表会初挑戦。曲も、ジャズ・スタンダード(Misty)と昭和歌謡(見上げてごらん、夜の星を)という最年少にもかかわらず、60代から70代の人が泣いて喜びそうなあまりにも渋すぎる選曲。親の因果が子に報いてしまったのか。
日ごろの練習の成果が良く出ていたと思います。
リズムに乗せることができれば何倍も良くなるでしょうね。
Tさん
この人はダンスをやっていることもあるのでしょう、リズム感がいいですね。
こういう人はとても上達が早いです。
声も魅力があるし良い演奏でした。
ソロでやる場合、間奏を入れるとすると、その部分にテクニカルなものが要求されてしまいます。
こちらに比重をかけすぎると大変になってしまいます。
全体の中で唄が入っていない部分とだけ考えて、全体のバランスからこの部分を考えた方がいいのでしょうね。
このことはアドバイスする小生の課題でもあるわけです。
Pさん
難しい曲2曲にチャレンジ。
好きな曲を唄っているんだなという気持ちが伝わってくる演奏ですね。
Tさんに書いたことと同じですけれど、全体のバランスを踏まえて間奏部分をアドバイスしたほうが良かったかなと思いました。
クラッシクギタリストのように上手に弾く必要は全くないと思います。
音楽を通して気持ちを伝えることが一番ですから。
唄が引き立つような間奏というのがいいんでしょうね。
アドバイスする側にとってもこれからの課題です。
Cさん
唄心の会からのエントリーです。
貫禄さえ感じさせる唄いっぷりでした。
何時も感心させられる唄姫です。
ブラジル音楽と共に、これからも邦楽も大事にしていきましょうね。
Uさん
ギターも唄も滑らかで、もうお一人でステージこなせますね。
特にギターの上手さには感服いたしました。
最終兵器のS木さん
リズム感がとてもいいですね。
ギターのバチーダがばっちり決まっていて聴いていてとても気持ちが良い。
唄もうまいし、時々ミスってぼやくのも曲の一部にしてしまえば面白いですよ。
記憶がなくなった場合の常套コード進行を作っておいて、ぼやきを曲にしてしまう。
キャラクターがはっきりしているので気持ちも伝わりますよ。
オリジナル(日本語の)を創られたらどうですかね。
そのようなセンスがある方だと思います。
そして、ゲストの素晴らしい唄とギター
聴き入る客席
セッションタイムはサンバで盛り上ります。
これは三次会。
寒空の中、屋台のおでんの赤提灯に引き寄せられてしまうのであります。
冬の屋台で飲む熱燗、久々に堪能しましたね。
というわけで、皆様お疲れ様でした。
年々、皆で音楽を楽しもう、聴き手と音楽を共有しようという姿勢が形作られてきているのではないかなと思います。
上手く弾く必要はないと思います。
上手い演奏が必ずしも心に響く演奏ではないと小生は思っています。
と偉そうなことを言ってきましたが、皆様にアドバイスすることが小生にとってものすごく勉強になっているわけで、何時もありがたく感じております。
これからも楽しく音楽を共有していきましょう。
ではでは