« 2014年01月 | メイン | 2014年03月 »

2014年02月 アーカイブ

2014年02月19日

ハノイからルアンパバーンへ・2014.2

旅の記録(日本→ベトナム→ラオス→日本)2014.2.

1.日本からハノイへ

今回の旅は、今の時期乾期でおそらくあまり雨が降らないであろうラオスを訪れるというものだ。
ラオスを選択したのは、何となく国のイメージがわかないから行ってみたいということと、昨年訪れたベトナムと同じように表向きは社会主義体制をとっている国だからというのが主な理由だ。

ラオスへの日本からの直行便はないので、昨年訪れたことのあるハノイを経由することにした。
あの殺風景なノイバイ空港で何時間も待つのは嫌なので、一旦ベトナムへ入国して翌日ラオスへ向かうことにした。

行きも帰りもベトナム航空。
ハノイ行きは空いている。一人で二席取れるから快適だ。しかし機体は古そうだ。サービスも食事もまあまあ。前面のプロジェクターは壊れている。ま、映画は見なければいいだけの話だ。

午前10時に成田を出て約6時間でハノイ、ノイバイ空港着。

IMG_3501.jpg

昨年来ているせいかターミナルビルの屋根の形が懐かしく感じられる。
機内はサービスが行き届いているが、機を出た途端にいきなり無愛想な空間に放り出された印象を受ける。このギャップがすごい。
明日出国してしまうわけだからあまり多くない1000000vndをATMで引き出す(約5000jpy)。

さて、ここからハノイ中心部へどうやって行くかがまず問題。結構距離があるのだ。
選択肢は三つ。
①はタクシー、②は空港専用バス、③は路線バス。
通常だと安い②を使うわけで昨年もそうしたのだが、これがぎゅう詰めのミニバンで、終点のベトナム航空オフィスで降ろされてから群がるバイクタクシー運ちゃんを振り切ってホテルにたどり着くまでえらく苦労した。
③は在住者でない限り無理。
ボラれないようにすれば①が最も楽。要は金額をはじめに決めてしまえばいいのだ。35で交渉。35とは350000vdnのこと。この国では0を三つとらないと買い物できない。約1500jpy。これでとてもごちゃついたホテルの前まで行ってもらえたから正解。

日本が寒かったからもあるのかもしれないが、暑い。
今日は日曜のせいだろうか昨年来た時より車が少なく感じられるし、クラクションの音も少ない。シャッターが閉まった店舗も多いようだ。見覚えのある花市場は今日は休みのようだ。
ホテルはホアン・キェム湖のすぐ近く。繁華街の入り組んだ路地にある。部屋は広くWifiはフリー、
窓もあるし上等々。

IMG_3476.jpg

暑いのでエアコンをつけるが何故か机の上に電熱器が。
もうすでに午後4時頃。だが外の日差しは強い。日本との時差が2時間あるので食事の時間が空いてしまって腹が減っている。
とりあえず何か食べようと外へ。

日曜のホアン・キェム湖周辺はすごい人出だ。

IMG_3483.jpg

IMG_3485.jpg

IMG_3489.jpg

IMG_3486.jpg

北側の大きな交差点前のバインミーの屋台で購入。30000vnd。
湖のほとりで遅いランチ。うまい。

IMG_3481.jpg

IMG_3482.jpg

湖周辺は散策する人たちですごい賑わい。天気も良く温度も高くてとても良い休日なのだろう。
今回はバイク・車の流れを楽に横断できる。スリ対策もできているし。
去年は道には迷うし、道路の横断も命がけ、この辺でスリに財布をすられるし、頭からは流血するし大変だったなあなどと余裕を感じてはいるが、油断は禁物なのだ。

IMG_3478.jpg

IMG_3479.jpg

IMG_3480.jpg

IMG_3491.jpg

IMG_3492.jpg

IMG_3493.jpg

湖周辺を散策して、ビアハノイ2本、30000vndを買ってホテルへ。
ハノイは乗り換えだけで観光する気はない。
ホテルでビールを飲みながらテレビなどを見てみる。
間もなく訪れる旧正月の特集番組だろうか、なかなか良さげな番組をやっている。日本の民放なんかよりずーっと良い。普通にCMもやっているし、いつも思うのだが社会主義国の顔は表にはなかなか出てこない。

日が落ちてくると何だか涼しくなってくる。
机の上の電熱器をつけてみる。快適だ。こういうことなんだ。
暗くなってから夕食をとりに外出。

IMG_3495.jpg

IMG_0403.jpg

選択肢はものすごくあるが、やっぱり大衆食堂が好き。オープンエアの食堂で鶏肉のフォーとビールで65000vnd。

IMG_3496.jpg

いつも感じることだがベトナムの食事は美味しい。味付けが日本人に合うのだろうか。
気になっていたホテルの横の屋台で豚まんと黒糖まんを買って帰った。

IMG_3497.jpg

IMG_3499.jpg

部屋は結構冷えている。冷房なんてとんでもない。
明日は10時頃にはタクシーが迎えに来るはずだ。
繁華街なので外は賑やかそうだが寝てしまう。

2.ハノイからルアンパバーン(ラオス)へ

ホテルの朝食はメニューから選ぶ方式。
またフォーをいただく。これもおいしい。
タクシーでノイバイ空港へ。
ホテル契約タクシーでホテルへ料金を払ってしまうと23で行ってしまった。えらく安い。
午後1時の出発時間までちょっとある。タクシーが安くてvndがあまりそうなので空港4階で生春巻きを食べてみる。さすがに上品な味だしなかないい値段だ。

メニューには「Spring Roll」と書いてある。
IMG_3500.jpg

ノイバイ空港の4階というのが空いていてWifiもつながるし結構穴場だということを発見。帰りはここで夜4時間ほど待たなければいけないので4階を使うかなどと考える。
ノイバイ空港は巨大空港ターミナルを建設中。アジアのハブ空港化したいのだろう。
ベトナムの経済発展の勢いが見て取れる。
ただ、巨大空港にふさわしいサービスを充実させるには時間がかかりそうだ。

IMG_3503.jpg

さて、時間になりバスで沖停めのベトナム航空・ルアンパバーン行きへ向かう。
100人乗り位のプロペラ機。

IMG_3504.jpg

客は小生以外は全員白人。それも中高年。
機体を見て「Oh,my God!」なんて声も聞こえるのだ。
しかしこれがなかなか乗り心地がいい。
陸地の上だけを約1時間飛んでルアンパバーン着。
この機内で初めて入国カードを書いた。

ルアンパバーン国際空港は山に囲まれた新しげで空いていてきれいで小さい空港だ。
歩いてターミナルビルへ向かう。機を出ると強い日差しとすごい暑さ。温度差がすごいとは聞いていたがこれほど暑いとは。

IMG_3506.jpg

IMG_3505.jpg

IMG_3507.jpg

空港内はがらんとしていてのんびりしたムードが漂っている。
日本人の入国審査は早い。
空港内のATMを探しているうちに白人たちはどこかに行ってしまった。
とりあえず500000kipを引き出す(約5000jpy)。0を二つとると円に近くなるのだ。
人が少ない。群がってくる運ちゃんもいない。強烈な真夏の日差し。どこか懐かしいような風景。
とりあえず空港タクシーでホテル近くまで50000kipで。

ホテルはほぼ中心街に位置している。
部屋は狭いのだがベッドがやたら広くてテレビとティッシュがある。ティッシュなんてのはきっと珍しいよ。

メイン通り
IMG_3508.jpg

IMG_3537.jpg

お経がPAを通して流れている。
荷物を降ろして真夏バージョンに着替えて散策へ出かける。
ルアンパバーン中心街はメコン川とナムカーン川に挟まれている。
メインの大通りがあってそこを中心に考えると分かりやすい地理だ。
人、バイク、車が少ない。通りを渡るのも楽勝。
タクシーに代わってトゥクトゥクという一体何人乗せるのかわからない三輪車が近場の公共交通として一般的なようだ。
この国には鉄道というものは存在しない。

トゥクトゥク
IMG_3866.jpg

午後3時頃、日は高いが既にメイン通りではナイトマーケットの準備が始まっているようだ。

IMG_3517.jpg

IMG_3533.jpg

IMG_3534.jpg

IMG_3535.jpg

とにかく腹が減った。のどが渇いた。メコン川沿いのレストランでとりあえずビール。ビアラオだ。
大瓶で10000kip(約100円)という安さ。
これが旨い。
どこで飲んでも土地のビールはうまい。

メコン川
IMG_3511.jpg

IMG_3512.jpg

IMG_3515.jpg

IMG_3513.jpg

茶色いメコン川を見ながらのビールですっかりリラックスしてしまった。
ベトナムのようにうるさく声をかけられることもないし、目線を感じることもない。のんびりした雰囲気だ。
ここでは食事はせず、メイン通り沿いの公園にある屋台村のようなところにあるバインミー屋台でバインミーと生ジュース。
これは種類が豊富で味付けも程よくボリュームたっぷりで安くてうまくて全く言うことなし。
ベトナムのそれより美味しいと見た。

IMG_3518.jpg

カップの中に入っている果物がそのままジュースになるという分りやすさ。
IMG_3520.jpg

IMG_3519.jpg

ナイトフードマーケットの準備も始まっていて、狭い路地ににおいや煙や活気があふれ始めている。
夕食はここにしようかなと思ったりする。

直売所マニアの血を騒がせる食材の屋台
IMG_3521.jpg

IMG_3522.jpg

IMG_3523.jpg

金色を中心とした派手な装飾の寺院が至る所にあり、白人や中国人の観光客が多い観光の街だ。

IMG_3526.jpg

IMG_3525.jpg

IMG_3530.jpg

IMG_3529.jpg

IMG_3531.jpg

24時間営業のATMも何か所もある。
これから奥地の方へ向かうわけでこれからはそうはいかないだろう。
ホテルの隣にツーリストがあるので明日の目的地、ノーンキヤウへのバスの様子を聞いてみる。
ホテルへの迎え込みで75000(約750円)だという。
予想より高かったし、この先ルアンパバーンに戻ってくるまでATMはなさそうなので200000kipを余計引き出す。とは言っても数千円の世界の話で感覚が狂ってくるのだ。

ホテルはまあまあだが、中国人の声がやたらうるさい。いつも集団で行動しているからか中国語のせいなのか、大声でけんか腰に聞こえるのだ。ベトナム語もラオス語も中国語系列なのにこうならないのは何故だろう。

午後6時を過ぎて暗くなってきた。と同時に肌寒くなってくる。昼間の真夏の太陽がうそのようだ。フリースを羽織る。一日の温度差20°というのはこういうことなんだ。
そして外出するとナイトマーケットが始まっている。
メイン通りを歩行者天国にして大がかりなマーケットだ。毎日やっているのだろうか。
衣類、工芸品、乾き物食品あたりが中心となっている。
しつこい売り方はしていない。なんだかすごく気持ちの良い売り方だ。
先があるので、今晩はTシャツを買うにとどめる。

IMG_3539.jpg

IMG_3541.jpg

IMG_3542.jpg

IMG_3543.jpg

IMG_3545.jpg

そして、食品はナイトフードマーケット!!
これが実にすごい。
IMG_3548.jpg

10000kip(約100jpy)バイキング
IMG_3536.jpg

IMG_0420.jpg

IMG_3550.jpg

沖縄と似ているようだがもっと混沌としている。
10000kipバイキングなんておいしそうなんだが混みまくり。
テーブルを用意してあるところは混んでいて、座れたとしても寛いで食べれる雰囲気ではない。
ならば、気になっていた揚げ春巻き屋台で揚げ春巻きとフォーのつけ麺バージョンをお持ち帰りで買う。これとビアラオを買ってホテルの外テーブルで食べようという魂胆だ。
ただ、お持ち帰りが縁日の金魚みたいなビニール袋なのでこれは持って帰っても食べれないなあということでプラケースもお願いしてしまった。
これが正解。

ホテルは中国人団体客は外出中らしくて静かだ。
部屋の外テーブルでゆっくり食事。

IMG_3553.jpg

IMG_3552.jpg

これがとてもおいしい。
猫どもが遊びまくっている。

IMG_3551.jpg

犬もそうだが逃げないのだ。
激安夕食に大満足。
これでゆっくり寝れるかなと思ってベッドに入ったら、外からクラブ的な大音量。
寝れないことはないけれど、あれはいったい何なんだ。
明日は8時30分に迎えが来ることになっているので早く寝てしまおう。

2014年02月21日

ルアンパバーンからノーンキヤウへ・2014.2

3.ルアンパバーンからノーンキヤウへ

2月4日、まだ暗いうちに起きる。
早朝行われる托鉢を見に行くつもりだ。
それにしても寒い。日中の暑さがうそのよう。日中は短パン、Tシャツでちょうどよかったのだ。おそらく今の気温が12度くらいじゃあないだろうか。
ベトナムではこれほどの寒さは感じなかったが、標高が高いせいもあるのだろう。

寒い中をオレンジ色の薄い僧衣をまとったお坊さんたちが一列になって歩いてくる。裸足だ。
年配の人から小学生くらいの子供まで年齢は多彩。
市民は座って待っていて、お坊さんの持っている壺にそれぞれのざるのような入れ物からもち米やら何やらを入れていく。
撮影する観光客多数。
夜がすっかり明けきるまで托鉢は続いた。

IMG_3556.jpg

IMG_3558.jpg

IMG_3559.jpg

IMG_3562.jpg

朝食は付いていないので何か温かいものが食べたいと思っていたら屋台のおかゆ屋さんが目についた。
ゆで卵なんかが入っていてすごく美味しかった。約100円。

IMG_3564.jpg

IMG_3563.jpg

朝市
IMG_3561.jpg

これで8時半に迎えが来て9時のバスに乗れると順調なわけだが、そううまくはいかない。

約束の時間前からホテルの前で待っているが待てど暮せも迎えなど来ない。
昨日チケットを買ったツーリストの兄ちゃんがいたので、どうなっているんだと聞いたらここで待っていてくれと言ったままどこかへ行ってしまう。もう9時になりそう。
このあたり、ベトナムは妙に時間に正確だった。
まあ今日中に着けばいいわけだしと腹を決めて待っていると、客満載のトゥクトゥクがやってきてあんたかと聞く。体を押し込んでこれでいっぱいだろうと思ったら途中で更に白人を二人乗せた。いったい何人乗れるのだろう。
約10分ほどでバスターミナルに着いて昨日買ったチケットを見せてノーンキヤウ行きのミニバスに乗り込む。
12名乗りの乗用車、定員いっぱいになるまで発車しない。

バスターミナルの様子
IMG_3566.jpg

要は時間は適当なのだ。
客がいなければ時間が来ても出ないし、いれば時間前でも出てしまう。
でもひょっとしたらツーリストの兄ちゃんが連絡を取っておいてくれたのかもしれないし、この辺りは結果良しとしよう。

ミニバスは決して乗り心地が良いとは言えないし、道も凸凹、所要時間は約3時間半と長い。小生の他は全員白人の客は我慢。
途中トイレ休憩1回。変哲もない道端に停まって用を足す。女性もそうだから一応隠れやすいポイントを選んで停まっているようだ。しかし体調が悪かったらたまらないだろうなと想像してしまう。幸いにしてそういう客はいないようだ。

トイレ休憩
IMG_3568.jpg

山間の、舗装はされているが所々凸凹道を進み、町やら集落やらを通り過ぎ、唐突に終点のノーンキヤウに着いた。
目の前は岩の壁。

IMG_3569.jpg

ダイナミックな景色の中、一本道がある。そこを行くまでもなく道を渡ったすぐの場所に本日のホテルはあった。バスターミナルとは目と鼻の先だがあとは何もない。おそらく町の中心部は一本道を進んだ先にあるのだろう。

ホテルは独立したコテージ風で一棟に二部屋しかない。
広くて清潔、コーヒーセットもあるしwifiも問題ない。

IMG_3570.jpg

IMG_3571.jpg

食堂がナムウー川に面していて絶景である。
マイトウゼの川版高級バージョンといったところか。
この食堂でビールは絶対に気持ち良いはずだ。

食堂からの景色
IMG_3587.jpg

IMG_3588.jpg

案の定、朝からはイメージできないほどの暑さ。
お昼も過ぎているので早速真夏バージョンに着替えて散策&昼食に出かける。
真夏の一本道を東へ向かって歩く。

IMG_3572.jpg

IMG_3573.jpg

学校
IMG_3574.jpg

車はほとんどいない。時々バイクと自転車。それにもまして道にいるのは、犬、ニワトリ、時々アヒル。人が近づいても逃げない。
民家、商店、建築中の家、学校佇む人々等々。ものすごくのんびりした雰囲気。
昭和30年代の日本の地方都市から電車で1時間くらい行った田舎の風景とでもいおうか。

ゆっくり15分ほど歩くとナムウー川にかかる橋に行きついた。

IMG_3576.jpg

ここは絶景スポットで、この町はこの橋を中心に考えればまず迷うことはない。この近辺に橋はここしかないのだ。
橋の前後は賑やかで、川沿いにゲストハウス多数、食堂や商店もある。ATMは1個あったが使えないやつだ。

川沿いのゲストハウス
IMG_3580.jpg

橋上からの景色は趣がある。
高さはこちらの方がずっとあるけれど、何だか郡上八幡の長良川にかかる橋からの景色を思い起こさせる。
水遊びをしている子供たちがいる。船が行きかっている。
ナムウー川はメコン川と違って普通の緑色の川だ。

IMG_3577.jpg

船着き場方向を臨む。
IMG_3578.jpg

IMG_3585.jpg

昼時も過ぎているので腹が減った。
わりと選択肢はあるが、DEENSというカレー屋さんがあったので入ってみる。インド人がやっているらしい。

IMG_3583.jpg

IMG_3581.jpg

メニューは豊富で安い。
オーソドックスにチキンカレーとナンを頼む。
チキンはいつも家で鍋に入れている骨付きのもので柔らかく煮込んである。関節まで食べられるやつである。
日本で食べるインド人のカレー屋さんより日本的な味がする。
美味しい。
ここまで食事に全くはずれがないのがうれしい。
いつものように関節までみな食べてしまったら日本人はカレーの食べ方が旨いと感心される。

帰りがけに船着き場の様子を見に行く。
チケット売り場と土産物屋、案内小屋みたいな建物が並んでいる。

IMG_3575.jpg

ノーンキヤウは今日、明日と二泊の予定なのでゆっくり過ごすことができる。

ホテルの庭
IMG_3590.jpg

IMG_3591.jpg

ホテルに戻って洗濯などしているうちに夕方になって涼しくなってくる。
日が落ちると冷え込んできて冬バージョンに着替え。
ここはルアンパバーンより標高が高いので更に温度差が激しいようだ。
8時近くなって夕食時、外は真っ暗。これから橋あたりの食堂へ行くのも面倒だなとは思いつつ東へ歩いていくと、何やら足元に灯りがついている。導かれて行くと唐突にこじゃれたレストラン出現。白人男女がワインなんかを飲んでいる。ここじゃあないなと思い、後にする。
ホテルのすぐ隣に商店のような食堂のようなものがあったなと思い出し、試しに行ってみる。

打ちっ放しの土間には家族、親戚、友人、近所の人らしき人々が集まっておしゃべりしたりテレビを見たりしている。

IMG_3592.jpg

食堂の雰囲気はあるので何かできますかと聞いたら、スープならできると言っている。フォーかと聞いたらそうだというのでここに決めた。
で出てきたのがこれ。

IMG_3593.jpg

麺はきしめん状に平たい。フーという。
野菜は、レタスに似た野菜とミント、パクチー、青レモン、唐辛子など。
これを混ぜ合わせて食べる。
美味い。
とても気に入った。ビールも飲んで300円弱。
ベトナムのフォーとほぼ同じだが麺が平たいので食感がこちらのほうがもちもちしている感じだ。
とても優しい味付けで飽きが来ない感じ。
やっぱり大衆食堂が性に合う。
隣がホテルだし、明日の夜もここだな。

2014年02月23日

ノーンキヤウ・2014.2

4. ノーンキヤウ

2月5日、まだ暗いうちに起きる。
ニワトリの鳴き声が朝まだ暗いうちから数か所で響き渡る。
日本の伝統的な「コケコッコー」という表現はうなずけるが、聞いているうちに「ホットコーヒー!!」と聞こえ出す。
一旦聞こえ出してしまうとこれほどはまる表現はないのではないかと思う。
甲高い子供のような声で「ホットコーヒー!!!」と叫んでいる奴までいる。
早朝は真冬の寒さ、あたり一面霧が立ち込め、ウー川にも霧がかかっている。
これでほんとに昼間は真夏のようになるのだろうかと心配させる気温と天気。

IMG_3596.jpg

IMG_3599.jpg

朝食は川沿いの食堂でパン、卵、フルーツとコーヒーの質素なもの。

IMG_3598.jpg

ちょっと肌寒いがGパンに半袖で朝の散歩に出てみる。日が昇って霧が晴れてくると温度が上昇してくる。

ホテル前の寒そうな風景
IMG_3600.jpg

日が昇ってくると春めいてくる。
IMG_3602.jpg

橋からの朝の景色がなかなか良い。
IMG_3603.jpg

この橋から約2.5km程のところにあるタム・パトゥーク洞窟へ行ってみようと思う。
段々暖かくなってきた。
もっと暑くなってから行こうと一旦ホテルへ戻る。

案の定10時半を過ぎたあたりから夏っぽくなってきた。もう短パンTシャツでOKなのだ。
レンタサイクルもあったけれど、たぶん歩いて1時間かからないはずだし時間もあるわけだからと徒歩。

学校の隣の商店、子供たち御用達のようだ。
IMG_3607.jpg

船着き場方向から橋を見る。
IMG_3608.jpg

色々なところで見られる干し草
IMG_3609.jpg

橋を渡って一本道を歩く。既に天気は真夏。

IMG_3605.jpg

橋の周りの集落を離れると時々民家、製材所、商店のようなものが点在する。
学校帰りの子供たちが自転車で追い越していく。時々自転車の白人観光客とすれ違う。歩いている人はいないなあ。

IMG_3610.jpg

段々景色がダイナミックになってくる。ほぼ垂直のような岩山が周りにそびえ立ちはじめる。
クライミング好きの人達はこういう岩壁を見たら上りたくなるのだろうか。
でも30階建てのビルくらいの高さがあるように思うんだけれど。

IMG_3611.jpg

IMG_3613.jpg

その岩山で一際目立っている山の麓にタム・パトゥーク洞窟の入り口があった。

IMG_3614.jpg

小川に木が渡してあってー橋だなー橋の入り口で少年たちがカードをしている。
入場料5000kip(約50円)、彼らはコブラドール(料金集金人)なのだ。

IMG_3616.jpg

IMG_3615.jpg

橋を渡って洞窟へ。
目の前にそびえ立つ岩山を見上げる。

IMG_3617.jpg

IMG_3618.jpg

ほぼ垂直、てっぺんの方はこちらに反り返っている。
これでも上りたくなる人はいるのだろうか。
見上げていると首が痛くなる。

かなり急な階段を上って洞窟へ入る。

IMG_3620.jpg

ひんやりしている。
灯りも何もないので真っ暗だ。
目が慣れてくると少しは分かるが、奥の方は灯りがないと無理そうだし普通の穴だ。

IMG_3623.jpg

IMG_3625.jpg

洞窟を後にして来た道をゆっくり戻る。

IMG_3627.jpg

IMG_3628.jpg

まだ真夏の暑さ。
昼を過ぎていたので橋のたもとにあるレストランで昼食。
ラープとビール。
ラープはひき肉ともやしとかパクチーとかその他の野菜を香辛料と一緒に炒めたものでラオスの名物料理。

IMG_3630.jpg

これが出てくるとどうしてもご飯に乗せて食べたくなる。
相性はばっちり。

IMG_3631.jpg

ラープ40000、ビール10000、ご飯5000kipでしめて約550円。

帰りがけに船着き場へ寄って明日のムアンゴイ行きの船の時間と料金をチェックする。
11時発25000kipとのこと。
ここで手持ちの現金が気になってくる。船賃とバス代は確保して、そうすると残りはいくらでムアンゴイではいくらに抑えなければという考えが頭をよぎるが、まだドルも持っているし、こんなことを考えるのはあほらしいと開き直る。

午後も4時くらいになると徐々に涼しくなってくる。
初秋のような風の吹くまことに気持ちの良い時間帯だ。
ビールを飲みながらテラスで読書なんてぇのが似合う時間だ。

IMG_3633.jpg

庭で子供らが遊んでいる。子守をしながらというのがいい。
IMG_3634.jpg

乾期で乾いているので昼の真夏の気候でも木陰に入ると涼しい。
だから日が傾いてくると尚更さわやかな気候になる。
で、夜になると冬。

夕食は迷わず隣の食堂へ。
相変わらず、家族、親せき、ご近所ゆんたく状態。

IMG_3637.jpg

できるものは一種類しかないので話は早い。
ビールを頼んだらおやじさんがバイクに乗って買いに行った。
昨夜と同じ鶏肉入りフーは、ほんのりスーラータンスープのような酸味も感じられてすごく美味しい。
野菜(レタス、パクチー、ミント、青レモン等)の生きが良いというのもあるかもしれないが昨夜よりもさらに美味しく感じられた。

IMG_3636.jpg

お店の外観はこんな感じ。
IMG_3638.jpg

ビールもいれて約300円。
大満足。

明日は早めに船着き場に着くことにしよう。


2014年02月26日

ノーンキヤウからムアンゴイへ

5. ノーンキヤウからムアンゴイへ

2月6日、今朝も「ホットコーヒー!!!」の絶叫、連呼で目が覚める。
何だか昨日より暖かく感じられが霧が濃い。

IMG_3639.jpg

今日は最終目的地のムアンゴイ村へ船で向かうことになっている。
昨日チェックしておいた11時発の1時間前に着いておくことが安全策だ。
人数が集まったら時間前でも出てしまうらしいから。
昨夜は節約しようかとも思ったがドルを行った先のホテルで両替すればなんてことはないと。
こんな時はホテルの決済を予め日本でカード決済しておくことのありがたみがわかる。

思ったより早く船着き場に着いた。

IMG_3640.jpg

この船で行く。
IMG_3641.jpg

船着き場から橋を見る。
IMG_3642.jpg

船賃は25000kip、徐々に人が集まり始めた。
11時近くなると既に真夏の日差しになっている。
しかし遮るもののない船の上なのでTシャツの上にウインドブレーカーを羽織る準備をしておく。
出発前にラオス式トイレ、2000kipなり。
最初にルアンパバーン行きの船が出て次にムアンゴイ行きの船が出る。
2艘づつで行くようだ。沈没した時の対策か。
ここも注意していないと乗りそびれてしまう。

11時過ぎに出た船はウー川をさかのぼる。
客は地元の人が2~3人にあとは白人観光客。バックパッカーと中高年夫婦。やっぱりフランス人が多いようだ。
真夏の日差しだが川の上。ウインドブレーカーは正解だった。
西表島の浦内川クルーズのような感じ。
でも船は西表のそれよりぼろい。
野生の水牛があちらこちらにいる。東南アジアの景色なんだな。

IMG_3647.jpg

IMG_3650.jpg

ウー川は全体的に穏やかな流れだが所々急流ポイントがある。
慣れた船頭は難なく急流をさかのぼる。素人だったらたちまち座礁、転覆だろう。
スリルを楽しむフランス人から喝さいが飛ぶ。

IMG_3649.jpg

川の景色は楽しい。
舟で仕事をする地元の人とか、おそらく川海苔を採っている人とか水遊びをする子供とか、時々集落が現れる。

IMG_3644.jpg

IMG_3651.jpg

IMG_3654.jpg

IMG_3653.jpg

ムアンゴイ村はこの船でしか行けないということだ。
ムアンゴイ村の手前で地元の青年が一人飛び降りていったから他にもそのような集落があるということなのだろう。
出航して1時間10分位か。
ムアンゴイ村に到着する。

IMG_3655.jpg

ムアンゴイ村は川沿いにゲストハウスが並んでいるので分りやすい。
桟橋というものはない。
階段に濡れないようにうまく飛び移る。

IMG_3657.jpg

暑い。
階段を上がっていくと川に沿った一本道があってこれがメイン通りのようだ。

IMG_3661.jpg

IMG_3663.jpg

IMG_3671.jpg

IMG_3672.jpg

未舗装の通りは約400mくらいだろうか、車はいない。
人、人、ニワトリ、ニワトリ、ニワトリ、ニワトリ、人、犬、犬、犬、アヒル、人、ニワトリ、ニワトリ、アヒル、アヒル、人、犬、犬といった感じだ。

IMG_3674.jpg

IMG_3675.jpg

IMG_3673.jpg

IMG_3676.jpg

通りの両側に商店、食堂、ゲストハウスが並んでいる。
この雰囲気、鳩間島によく似ている。
しかし鳩間と違って現金を使うところが多そうだ。
ここは島サバで歩くのが正解。

本日の宿、LERTOKEO SUNSET GUESTHOUSEは独立した5棟5部屋しか部屋はなく、しかも村で唯一のRC造りのゲストハウスなのだ。
メイン通りのほぼ南端に位置している
ただ、船から降りた段階でホテルへ勧誘する人がいたから予約なしでも空いていればどこかへもぐりこめそうだ。
ホテルは1棟ごとに独立していて24時間電気も使えるし温水シャワーもある。ウー川に面してテラスが付いていてこれは相当に快適そうだ。
おかみさんだろうか、英語もしゃべれるし面倒見もよさそうだ。ドルの両替もできるとのこと。当面は安心。

IMG_3658.jpg

テラス
IMG_3660.jpg

荷物を置いて真夏バージョンに着替えて散策に行く、とは言ってもメイン通りは約400m位ですぐ終わってしまう。西側が川だから、東に向かっていく道が何本かある。
ホテルに近い東側は学校があった。校庭と民地との境はなさそうだ。

IMG_3677.jpg

もう昼過ぎ。早朝にパンを食べたきりで腹が減っている。食堂の選択肢は意外に多い。観光客が多いのだろう。英語のメニュー表示もある。ま、村の人は外食はしないだろうな。

川沿いの食堂に入ってみる。何でもある感じだ。値段も安い。
IMG_3664.jpg

IMG_3665.jpg

IMG_3666.jpg

野菜カレーにスチームライス
IMG_3668.jpg

野菜カレー10000kip、ご飯5000kip、ビール10000kipで約250jpyは安い。
味はそこそこで不満はない。
景色が良いし気が置けない雰囲気でここを利用するかな。

村の中の地理はすぐに把握できてしまったので、ビールを買ってホテルのテラスで読書。
とにかく暑い。日差しは八重山のそれだ。上半身裸になって日光浴。
目の前にそびえる山の向こうに日が落ちるまでは暑いはずだ。
その後は秋から冬になる。

5時前に日が隠れると涼しくなってきた。
ホテルの中庭に畑というか家庭菜園がある。
見ると見覚えのある葉の形状、実の付き方をしている。
ミント、パクチー、キューリ、菜花、ねぎ、ミニトマト、なす、レタス・・・・・・・。

IMG_3681.jpg

IMG_3682.jpg

IMG_3683.jpg

IMG_3684.jpg

テラスから見える、パパイヤと島バナナの木
IMG_3685.jpg

手入れをしていたおばあが大きくなりすぎたきゅうりを食べろと皮をむいてくれた。
ラオス語しか喋れないので何を言っているかわからないが何となく意思疎通はできる。
美味しくいただきました。

IMG_3689.jpg

涼しくなった村を散策。
メイン通りを北に向かって5分も歩くと道は終わってしまいその突き当りにお寺がある。
これは大変立派なお寺で、こんな田舎にそぐわないと言ったら怒られてしまうか、とにかく立派なものだ。住職のような年配のお坊さんが一人いて、あとは青年から少年まで、お坊さんの人数もそれなりにいる。
中を見学させてもらった。

IMG_3696.jpg

IMG_3702.jpg

IMG_3701.jpg

IMG_3697.jpg

IMG_3703.jpg

IMG_3704.jpg

IMG_3705.jpg

夕方のメイン通り。
IMG_3706.jpg

網干し。鳩間の追い込み漁の投げ網に似ている。
IMG_3690.jpg

機織り
IMG_3691.jpg

露店肉屋。歩き回っているニワトリもこのような姿に。
IMG_3693.jpg

夕方の民家
IMG_3694.jpg

IMG_3695.jpg

夕方、放牧していた水牛の帰還だろうか。
IMG_3686.jpg

IMG_3687.jpg

IMG_3688.jpg

夜になって冬になる。
昼間と同じ食堂へ。
フランス人が何やら読み上げている。
ラープ、春巻き等で夕食を済ませ、帰って洗濯をしてそのまま寝ようかと思ったが何だか物足りない。
ちょっと飲みにでも行くかと外へ出てみる。
あまり人はいない。
開いている店もあるが音楽がうるさかったり趣味に合わなかったりする。
結局ビールを買って部屋のテラスで飲む。

月明かりだけの静寂を楽しむ。
これが大正解。
両隣の客人も物静かな白人なので良い環境だ。

明日は東側にのびる道を洞窟まで行ってみるか。

2014年02月28日

ムアンゴイ・2014.2

6. ムアンゴイ

2月7日、今朝も「ホットコーヒー!!!」の連呼だ。
土地が変わっても聞こえ方は同じ。日本へ帰って聞いたらどうなるのか。
やはり朝は寒くて霧がかかっている。

IMG_3711.jpg

パンとコーヒーのみの質素な朝食を済ませて庭へ出ると、ホテルのおじさんだろうか、たき火をしている。

IMG_3710.jpg

朝は寒いのでたき火に当たる。
そのうちに川で獲れた魚だろうか結構大きいのを焼きだした。

IMG_3712.jpg

IMG_3714.jpg

IMG_3723.jpg

木に挟んで器用に焼いている。面白そうなので見ているとおじさんはどこかへ行ってしまった。
しょうがないので火の番などをしているうちにまた戻ってきて魚醤を塗りだした。

IMG_3715.jpg

魚醤は壺から出す。
IMG_3726.jpg

何だか二人で魚を焼いているような雰囲気になっているうちにテーブルを出して来て、いい感じに魚が焼けてきたあたりで村のお歴々が登場。
魚をあてに一杯やろうということらしい。
お前も入れということでご相伴にあずかることにした。

まだちょっと緊張気味。
IMG_3722.jpg

IMG_3721.jpg

昨晩食堂で少し飲んだラオラオという米焼酎を飲む。
まだ朝の10時頃だ。
各自小さいグラスを渡されて年長者だろうか、注ぐ人は決まっていてみなに注いで乾杯した後は飲み干さなければいけないルールらしい。
これを間段なく繰り返していたら15分でぶっ倒れてしまいそうだが、そこは水やお茶を飲んだり食べたりおしゃべりをしたりで、注ぐ間隔は結構あくわけで何とかなる。

今までに覚えたラオス語は2つ。「サバイディー」(こんにちは)、「コプチャウ」(ありがとう)だが今朝「トプチョウ」(乾杯)が加わった。
こちらも「かんぱい」などと教えたりする。
そのうちメンバーが増え6名ほどになる。

IMG_3728.jpg

英語のできる人が少しいて意思疎通はできる。
例えば、「ビアラオを飲むと↓だけどラオラオを飲むと↑だ。おかげで俺は子供が7人いる。お前も飲め飲め。」などのばか話。

今度は魚の頭だけを焼きだした。
魚醤とにんにくを入念にすりこんでいる。

IMG_3731.jpg

IMG_3717.jpg

菜園の野菜を摘んできて生で食べる。
レタスのような大きい葉物にねぎだのにらだのパクチーだの包み込んで魚醤あるいは味噌のようなものに浸けて食べる。
魚も包んで見たりする。
何故か日本製の「わさび」のチューブを出して来てびゅーっとものすごい量を魚醤に入れたりしている。
どうもみんな練りワサビが好きらしい。辛くないのかよと思ったら案の定辛い。

IMG_3732.jpg

アルファルファのような小さな葉物を食べろというから食べた。

IMG_3733.jpg

すーっぱい、という顔をしたらみな面白がっている。
これは外人に梅干を食わせる逆バージョンだな。
しかしこれを他の野菜と魚を包んで食べると美味いのだ。
骨なんかの食べかすはその辺を歩いている犬のエサだ。犬も心得ているらしくて待っている。こういうリサイクルもあるわけだ。そういえば鳩間島ではカニのエサになっていたな。

IMG_3729.jpg

ラオラオは大きな瓶から三合瓶のような瓶に小分けして注ぎやすくする。シマ酒と同じ流儀だ。
段々盛り上がってきて気温も真夏になってきた。

どこかの子供
IMG_3725.jpg

家の中からパワードスピーカーを出して来てラオスの歌謡曲を大音量で流し始めた。
途中、ノーンキヤウまで帰る人がいた。船はあるのかと聞いたら、どうもプライベートなバスがあるらしい。陸路もあるらしいのだ。

昼を過ぎていい加減みな出来上がってきてそろそろお開きかな、昼寝できるなと思っていたら、昼寝なんか駄目だよ、これから皆でどこかへ行くからお前も来いということになってしまった。

とりあえず集合写真
IMG_3735.jpg

IMG_3736.jpg

メイン通りを流す酔っぱらいのおじさんたち。

IMG_3755.jpg

途中、子供に絡まれたりー村の子供は人懐っこいー何故か子供の勉強を見たりしながら船着場方向へのんびり歩く。

勉強を見ている。
IMG_3738.jpg

IMG_3740.jpg

IMG_3741.jpg

IMG_3743.jpg

IMG_3751.jpg

IMG_3753.jpg

IMG_3748.jpg

IMG_3754.jpg

右に曲がったら大きな家がありここでは更に大規模な宴会の最中。

IMG_3756.jpg

庭の手前に大きいテーブルがセットされ飲み食いしている。

IMG_3757.jpg

奥の方は女性陣が固まって肉をさばいたりしている。

IMG_3762.jpg

肉をさばく。
IMG_3767.jpg

IMG_3779.jpg

ここは店なのか民家なのか。
店で宴会をしているということらしい。
6~70人はいそうだ。

ここへ参入。新たなメンバーも加わってまたまた始まるラオラオによる「トプチョウ」(乾杯)。

IMG_3764.jpg

乾杯の準備
IMG_3787.jpg

しかしこんなに朝から飲んでいていいのかと余計な心配もしてしまう。
ここで出てくるあては、庭の野菜ではなく菜花のスープとか川海苔そしてもち米。

IMG_3763.jpg

川海苔
IMG_3780.jpg

またまたパワードスピーカーを出して来て大音量でラオスの歌謡曲。
こういうのが好きなんだ。

IMG_3766.jpg

人々
IMG_3770.jpg

IMG_3769.jpg

IMG_3772.jpg

IMG_3773.jpg

IMG_3768.jpg

IMG_3771.jpg

IMG_3781.jpg

IMG_3782.jpg

途中中国人の女性観光客(単独は珍しい。)なんかも加わる。

IMG_3804.jpg

奥の方の女性陣は鼻歌なんかを唄いながら実に楽しそうに作業をしている。

覗かせてもらった。
肉をつぶしてひき肉を作っているらしい。

IMG_3777.jpg

IMG_3778.jpg

IMG_3793.jpg

IMG_3792.jpg

一段落。
IMG_3806.jpg

厨房の中は広い。

IMG_3809.jpg

煮炊きは薪を使ったかまどでしている。

IMG_3810.jpg

見ているうちにやることになった。
たらい一杯のひき肉をすりこぎで更に細かくつぶす作業。
コツをつかめば割と簡単

IMG_3811.jpg

IMG_3814.jpg

酔った勢いで掃除までしてしまった。
男性はあまり厨房には入らないようだ。

IMG_3816.jpg

IMG_3817.jpg

IMG_3818.jpg

IMG_3819.jpg

ビールやるかい?
IMG_3821.jpg

ラオス式トイレ
IMG_3803.jpg

人々
IMG_3822.jpg

IMG_3825.jpg

IMG_3826.jpg

IMG_3827.jpg

IMG_3829.jpg

IMG_3830.jpg

なんやかんやで気が付いたらもう5時頃だ。

お開き
IMG_3805.jpg

メンバーも三々五々引きあげたようだし、最後の方はあまり記憶がない。
船でしか行けない小さい集落、メイン通り一本、朝からの地元飲み会、ラオス語の分らなさは鳩間語と同じだから鳩間島と同じ状況なのだ。

夕方のメイン通り
IMG_3833.jpg

IMG_3834.jpg

今日は洞窟へ行ってみようとかテラスで読書とか考えていたが、宴会で一日が終わった。

夜になってから性懲りもなく、また昨日の食堂へ行ってビールと春巻き。

どこかで転んだのかお尻に擦り傷。
もう夜の記憶は飛び飛び。

思うに、この閉鎖的な環境でよそ者、しかも外国人でラオス語は喋れない人間を簡単に受け入れて、他の宴会まで連れて行ってしまうというおおらかさはすごい。

おかげで楽しい一日だった。

About 2014年02月

2014年02月にブログ「ブログ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2014年01月です。

次のアーカイブは2014年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35