2015ネパール旅行記 2 (カトマンドゥ)
旅の記録(2015.2.ネパール)
2. カトマンドゥ
地元では「カトマンドゥ」と発音するネパールの首都。
2008年に王制が廃止され、現在は連邦民主制国家だ。
既に標高1300mほどにある盆地。
飛行機ではほとんど寝れなかったのでよく寝た。
5階のレストランで朝食、遠方に雪山の頭がちらっと見える。まだ寒い。
昨日会った旅行会社のRimal氏と9時にロビーで待ち合わせて彼の会社に行くことになっている。
どのみちチトワン国立公園を経由してポカラまで行くツアーをこちらで探そうと思っていたので、妥当なものであれば契約するつもりでいる。
既に来ていたRimal氏は昨日とちょっと異なって、カジュアルながらも清潔な服装。
事務所はタメル地区にある。
こじんまりとしたところだ。
何度も飲むことになるウェルカムのミルクティーが美味しい。
かの三浦雄一郎氏を案内したこともあるらしい。
チトワンの入り口の村、ソウラハで2泊してポカラへ向かうプランを価格別に提案してきた。
バス、3食付きのホテルと色々なactivityが付いている。昨晩一応検討した範囲内の値段で、いろいろ話を聞いた。
押しつけがましくない態度等、信用できると判断して契約することにした。
カトマンドゥに帰ってきたら感想を聞きたいのでホテルまで行くと言う。
結構きめ細かいサービスだ。
ただ、会社名が「Googlle Treks Nepal Pvt.Ltd.」というのはある種の誤解を生まないだろうか。
まあ余計な心配か。
明日のバスは7時発で6時半集合とのこと。
まだ来たばかりで地理があまりわからないのでRimal氏がバス停まで案内してくれた。
タメルチョークからまっすぐ東へ向かい信号のある交差点を南に向かった大通り。この一角にツーリストバスが集結するとのことだ。
さて、段取りも整ったところで、午前中はダルバール広場を中心としてタメル地区を歩き回ってみる。
旧市街地は建築物等とても古いたたずまいだが、人が多い。
狭い道に車、バイク、リキシャがひしめき合う。
しょっちゅう鳴るクラクション。
露天商も多いし、怪しげな路地の雰囲気など、歩き回って飽きることがない。
「歩き方」の地図はほぼ正確だが、道幅に関しては日本的な感覚でいると間違える。
狭い道が多いので車、バイクもとばしてはいないのでハノイのように横断に気を使うことはない。
まあ大体こんな方角だろうという感じで歩いて行くとダルバール広場に到着する。
日本で言えば浅草寺のような場所だ。
何となく佇んでいるホームレス風の人多数。
外国人は、750RSを払って施設の見学をする。
博物館や旧王宮など見どころは多数ある。
旧王宮を上まで上ると10階
結構高い。街が見下ろせる。
ゆっくり散策したり、寺院の縁側に座って行き交う人々なんかを見る。
車も自転車もバイクも滅茶苦茶に入ってくるようで、ぶつかりはしない。
クラクションは鳴るけれど、いちいちそれにイラついたりはしない。
日本とは異なる秩序がある。
さて、そろそろ昼どき。
昼食はタメル地区へ戻ってチベット料理の「ギリンチェ」でトゥクパを食べてみる。
日本のラーメンに似ている。ラーメンよりは丼が小ぶりで具も多い。
味はあっさりしていて美味しい。
暑くなってきた。
一旦ホテルへ戻って昼バージョンに着替えて、午後は丘の上に立つスワヤンブナートという寺院に行ってみようと思う。
「歩き方」によれば徒歩30分ほどと書いてあるが、ホテルの人に聞くとそれはやめた方がいい、タクシーで行った方がいいという。
地元の人のアドバイスは聞くべきなので、流しのタクシーで行く。RS300。
距離は大したことはないが、タメル地区を出ると舗装が所々壊れていたりして車やバイクの巻き上げる砂塵がすごい。
しかもゆっくり歩けるスペースが道路にない。
これは帰りも車だなと判断して、運転手に言うと、待っているのでRS1000でどうだと言う。
まあいいかと。
スワヤンブナートは丘の上に立つ寺院。
駐車場から少し登ると、有名なブッダアイが記されたストゥーパがある。
さまざまな建築物があり、ここからはカトマンドゥの街が一望できる。
ルアンパバーンにもこんな寺院があった。
中国人観光客がやたら多い。
何をするでもない地元の人も佇む。やはり貧富の差が激しいと感じる。
そして猿だらけ。
何かを狙っているようだと思ったら、お客さんがエサのようなもの(売っている。)を撒くのを待っているようだ。
1時間ほど散策して再び件のタクシーへ。
帰りの道が渋滞している。
どうも先の方で穴を掘ったり埋めたりしているらしい。
トラックが道を占拠しているのだが、誘導員も何もいない。
両側から渋滞しているところに車線を無視してみんな突っ込んで行く。
そして強引に突破。
それにしては怒号も何もない。
しかしこの砂塵、これは歩きたくない。
帰りも車にして正解だった。
夕方になると空気が冷たくなってくる。
初めはとても複雑だと思っていたタメル地区も大体地理が把握できてきた。
把握できた頃に出発というのはいつもの例だ。
明日早朝のバス停へも行けるだろう。
砂塵のせいだろうか。
指の爪の間に埃がたまってくる。
親指爪側面は埃が付着して血が出てくる。しかも痛い。日本だったらあり得ない。
ホテルへ戻ってアンチ・ホットシャワーに備えてエアコンをチェックしてみる。
なんとか暖かめの温度に設定してシャワーは気合。
何故か快適になってくる。
夕食をどうしようかと歩いているうちに昨日のタカリ・バンチャの前に来てしまう。
で、リピート。
今晩は、ダルバートとモモ、そしてEverest Beerも頼む。
とても美味しい。
すっかり良い気持ちになって帰った。
明日は6:30集合、7:00発だから5時起きだな。
今夜は早く寝よう。